以前この遺跡に寄った時はみんな興味なさげだったけど今回はいろいろ見てまわって楽しんでるようだ。神の民の里に似てるからかな。
そうやって相変わらずのホンワカ平和な雰囲気が漂ってたんだけど、このあとにとんでも無い展開が待っていた。
神秘の歯車
見どころ満載のこの遺跡の中でみんなの目を引いたのはこの壁画だった。以前はなんのことやらわからなかったけど、今見ると中央のものが忘れられた塔、左上にはケトス、その下にいるのが神の民だとわかるね。
仲間たちはいまいちピンと来てなかったみたいだけど、ロウがどこからか拾ってきた書物によって大体察した様子。さらにそこにはロフィも知らない情報も書かれていて、「失われた時の化身」が守っている「神秘の光」によって失われたものが復活すると言うのだ。
失われたものが、復活する。仲間たちの脳裏に浮かぶものはひとつだった。
それはもちろんベロニカ!
タイトルにもなっている「失われし時」の意味がまた広がった。それは「ベロニカが生きるはずだった時」という意味でもあったのか!
突然目の前に示されたベロニカ復活の手段、それに息を飲むセーニャ。
そんな彼女の肩に手を当て、その希望にかけるべきだと促した。
そうだぞ、これは魔王を倒して世界に平和をもたらすという離れ業を成功させたことに対するご褒美だと思えばいい。遠慮せずに仲間を頼ればいいじゃないか。
それはそうとやっぱカミュいいよね、カッコいいよね、アニキだよね。
セーニャも無事に落ちたところでここからは忘れられた塔に入るために必要な「神秘の歯車」を探す旅が始まります。
今度の旅も大変な道のりになるかもしれないけど、手を取り合って頑張っていこうぜ!
なんて思ってたら徒歩30秒で旅は終わりました。
アニキが気になってた光るものは神秘の歯車でした。チャンチャン。
それじゃあ忘れられた塔に行こっか!
ノッポフクロウ
ということで忘れられた地へ。何度か素材を取りに来たのに仲間たちはこの場所に心当たりが無いとか言ってたよ。ロフィが勝手に取りに来てたのか。そして相変わらずあのフクロウの幽霊は見えていない様子。こんなにたくさんいるのにね…。
以前来てた時に開かなかった扉は神秘の歯車によって易々と解錠に成功!いよいよベロニカが蘇ると思うと足取りが軽くなるな!
と、ロフィたちが塔へ入るところを隠れて見ている影があった。
それはユグノアが燃えたあの日に、勇者の星が落ちそうになったあの時に、たびたび姿を見せていた黒いフクロウだ。
ヤツは一行のあとをつけて塔に侵入。目的はわからないけど、なんだか嫌な予感がするぞ…。
塔の中には巨大な砂時計が設置されていた。
そしてその周りには細く短い道と、それらを繋ぐ空飛ぶ歯車!この歯車の発着場は半円形のくぼみになっていて、それは神の民の里で見たものと同じだ。このぶっ飛んだ塔は神の民が作ったものなんだろうな。
道中には宝箱もあり、その中には新しいレシピもあった。
その内容は「りゅうせいのつるぎ」「らせつの魔槍」「ギガントアックス」などなど、強力だけど打ち直しができなかった武器をベースにした強力な武器の数々だ!
うれしい!…んだけど、今になって武器のレシピ?それも上巻?ちょっとしたオマケストーリーな気分で進めてきたが、もしかしてこのエピソード、長くなるヤツ?
嫌な予感が増幅される。少し重くなった足を進め、最上階にあたる「とこしえの神殿」に到着すると…。
な…
なんだコイツ!?フクロウの幽霊のオバケ!
ではなく彼は「時の番人」。ただただ時の流れを見守るだけの存在だそうだ。彼自身がそう言ってた。
かなり不気味な雰囲気だがセーニャはそんな事を気にしている余裕は無い。どうしても蘇らせてほしい人がいる、知っている事を教えて欲しいと単刀直入に切り込んだ。
それを聞いた番人はゆっくりと振り返り、奥にまつられている光の玉を指した。
これは「時のオーブ」。辺りを見渡すと同じものがいくつも浮かんでいるのが見えた。そしてこのオーブのチカラを使えば願いが叶うのだそうだが…。
ん?急にサブタイトル出てきたな。まさか。そう、そのまさか!
「失われたものが復活する」
それは人の命の事ではなく、過ぎ去った時をやり直すと言う事だった!
いや〜プレイし始めた時はそんな意味かと思ってたけどさ、物語が進むにつれてもっと違う意味なんだと感じていたのにまたここで戻ってきたよ!
で、そもそも時のオーブというのはロトゼタシアに流れた時が結晶化したもの。
なんか色々言ってたけど、とにかくそれを壊す事でそのオーブが蓄えた時空が乱れ、結果的にそのぶんの時間が巻き戻るみたいなハナシだった。
要はセーニャの願いが叶うと言ったのは、ベロニカが生きているところまで巻き戻せば実質的に生き返るでしょということ。しかしそれは今流れている時を断ち切るという意味で、この世界にとっても当然めちゃめちゃ大きな選択なワケ。
つまりそんな大事な決断をベロニカを生き返らせたいという理由だけで下す覚悟があるのかということをこの番人は問うているのだ。
お姉さまを生き返らせるためなら何だってする、そう息巻いていたセーニャもこれには言葉を失ってしまった。ひとりの人間のためにある意味で世界を犠牲にする、それも平和を取り戻したばかりのこの世界を。
そんなこと、とてもじゃないが易々とできるものではない。
しかしそこでロウが閃く!
もしも大樹が落ちる前にまで時を戻せるのであれば、ウルノーガが世界を滅ぼす事自体を食い止められるのではないか。そうすればベロニカだけでなく、あの日に失われたロトゼタシアの全てを救うことができるのでは!
なるほど!さすが元ユグノア王、視野が広いぜ!これを聞いた仲間たちは沸き立った!
特にグレイグはその提案に強く同意、ウルノーガを自分の手で止められるならば喜んで戻るという。彼はヤツの思惑に気づけなかった事をずっと後悔してたもんな。よし、今度こそ止めてやろうぜ!
しかしそうは問屋がおろさなかった。
過去に戻れるのは勇者のチカラを持つロフィただ1人だけだとのたまう(まぁぶっちゃけ今のグレイグがそのまま戻ったらロフィが捕らえられる前に話が終わりそうだしね…)。
さらに言えば2度とこの世界に戻ってくることは出来ず、下手をすれば暴走した時の渦に巻き込まれてそれまでということもあるらしい。まぁここまでの時を壊すことで戻るワケだから「この世界」は無くなるんだろうしな。後半部分はカンベンしてくれとしか言いようが無いが。
かけがえのない仲間と別れることになり、自身もどうなるかはわからない。更に言えば今は確定しているこの平和な世界を再び不確定な状態に戻すことになるワケだ。
そこまで説明すると番人は改めて覚悟を確かめてきた。仲間たちに話しかけても黙り込むばかり、本当に自分自身で決めなければならないのだった。
う〜ん、そうだな…やっぱり、いや、う〜…
考えさせてくれーッ!
いや〜こうやって書いてるといくらか整理がつくけどね、プレイ中はかな〜り悩んだよ!
確かに今回の旅は過ぎ去った時を悔いることが多い物語だったから、やり直したくなる気持ちもよくわかる。
ユグノアの悲劇から始まり、人魚のこともそうだし、グレイグとかカミュとあとマルティナなんかもずっと後悔を引きずってたし、なんたって世界は滅んだし、その後だって…。そんな世界の全て救うことができるのだとしたら本当に素晴らしいことだと思う。
しかしそれでも、やり直せないからこそ、今を生きる人は過ぎ去った時の中に残された者のことを想い、意思を汲み、反省を生かして前に進むことが肝心なんだと、そういうことが物語のテーマだと思っていたワケ。
だから急に時を戻せますよ、やり直せますよと言われてもなんだか受け入れられなかったんだよね。
主人公の安否とか世界がどうなるかとかもすごく気になってたんだけど、そのへんの方が強く引っかかってたかも。
まぁそのあたりがどうやって着地するのかは話を進めてみないとわからないし、やっぱりひとりで戻ってみることにするよ。世界の全てを救うというのは仲間たちみんなの望みだったみたいだしね。
だからグレイグもそんなに思い詰めるな。十分頑張ってたじゃない。戻った後も仲間になってくれよな。
相棒!
ってことでなんとか覚悟を決めて塔へ戻ってきたぞ。簡単に書いてはいるけど本当に悩んだんだからな!ずーっとキャンプでブラブラしてたんだからな!さぁさぁ早いとこ過去へ飛ばしてくれや!
しかし なかまたちに まわりこまれてしまった!
どうやら様々な理由で過去に戻るのは反対らしい。もうこれ以上失いたくないという理由が2票、ロフィを守ると決めているからというのが2票、イジイジしてるグレイグ1票。なんだよもう…せっかく固めた決意がにぶるだろうが…。
そんな中でカミュは反対というよりも決意を確かめにきた。やっぱりカミュは特別だよな。他のみんなも仲間だけど、カミュだけは相棒なんだよ。
まだまだ迷いが無いとは言えないけれど、行くと伝えると自分の決断を尊重してくれた。
こうやってアニキが送り出しムードを作ってくれたおかげで他の仲間たちも送り出す気になってくれたようで道を開けてくれた。
はぁ、カミュが相棒で本当によかった、カミュと出会えただけでもドラクエ11やって良かったよ!次はモンスターズで会おうぜ相棒!なんか前回も書いたな。
よし、それじゃあそろそろ行くよ。みんな元気で、って言うのもなんだかおかしいか。未来で待ってて、もちょっと違うのか。とにかくもう行くよ!それじゃあ!
やっぱりもう一回だけ待って!
カミュのために何かしてやらなきゃ自分の決心がつかん!
思い切ってさっき拾った難易度4の激ムズレシピから「りゅうせいのつるぎ」を作製!こんな難易度の鍛冶なんかしたこと無かったけどまさかの完全クリティカル!絆だよね…。
時のオーブを壊せばこの世界は消えるものだと思ってるけど、もしも残ったのだとしたらこの剣でマヤとかクレイモランとか、あとセーニャとか守ってやってくれ。できれば結婚してくれ。
ちなみにキャンプで話しかけたらこんなこと言ってました。にやにや。
ヒューッ!
過ぎ去りし時を求めて
何度も尻込みしたが今度こそ行くぞ。そしたらまだ話すことがあるらしい。それは過去へと持ち込めるものについて。搭乗手続きみたいだな。
とりあえず冒険の記録と経験値は持っていけるらしい。
あとは祭壇のまわりで青く光る「悠久の金庫」に持ち物と袋の中身を入れて送ることが出来るらしいぞ。
え、それに仲間を入れたらいいんじゃ…生命維持装置みたいな機能が無いのかな。
注意事項は他にもあるらしい。
それは時のオーブを壊す時に勇者のつるぎは壊れちゃうかもしれないからしばらくは魔王の剣で戦ってね。元は勇者のつるぎだったんだから大丈夫でしょ。とのこと。
後出しジャンケンが過ぎるぞ!大剣のスキルなんか持ってないわ!
いや、でもこの人はただの番人。時を見守るだけの人って言ってたからな…こうやって説明させている時点で職務外のことなんだろう、文句は言えないか。
いろんな注意事項にも受け入れて今度こそ、今度こそ旅立つ。
いざ踏み出そうとしたそのとき、ここでもみんなが駆け寄ってきて声をかけてくれた。
何度でも盾になる、過去でまた会えるよね、ダメな時は私たちを頼りなさい、立派な顔つきになったのう。ロウは満面笑顔のおまけ付き。やっぱりどこかテオに似てるよなぁ…。
そんな中でなかなか声をかけられずにいたのがセーニャ。
そんな彼女からはまた探し出してくれますかとのこと。そういや最初はベロニカと一緒にセーニャを探しに行ったんだよね。またそうやって気の利いたことを…。
そしてロフィは時のオーブへと向き直った。ゆっくりと剣を抜き、しばしオーブを見つめる。そして大上段から覚悟の一撃を放った!
ああっ!注意はされていたが本当に折れた!みんなで作った勇者のつるぎが!
目の前の光景に耐えられなかったのか、ロウはロフィの名を叫びながら駆け寄ろうとするも揺れによって転倒。気楽な感じで送り出した方がいいのよと言っていたシルビアも冷静ではいられない様子だ。
さらにここでカミュが前に出る。するとロフィはその気配を察知したのか声をかけられる前に振り向いた。相棒だよね。
そしてこのセリフだ。まったく、アニキはいつだって欲しい言葉をくれるな。
そんな仲間たちの姿を見ながらロフィは光の中へと消えていった。
体が塔からどんどん離れていく最中、カミュの声が聞こえてきた。
「また 会おうぜ…!!」
タイムトラベラー
時がもどっていく。真っ暗な空間に浮かんでいる無数のオーブにはこれまで見た光景が映し出されていてる。
魔王ウルノーガの顔、最後の砦でグレイグと共に戦った時のこと、ダーハルーネでクラーゴンに襲われた時のこと…そんな風にどんどんと巻き戻っていき、最後には旅立つ前夜にエマと出会った時の光景にまで戻ってきた。
そしてそこからはどういうワケか、時が先へと進んでいく。
ロフィを見送るエマ、崖から飛び降りる直前のカミュ、仲間たちとの出会い…最後に見えたのは聖地ラムダの長老ファナードからウルノーガ討伐を任されるシーンだ。やっぱ最初からやりなおすのはキツいでしょってコトか?
てかさっき別れたばっかりの仲間も揃ってるのか〜、なんか小っ恥ずかしいな〜。向こうはそんなこと無いんだろうけどな〜。
しかし時間遡行が終わるとそこに仲間はおらず、ロフィはひとり眠っていた。何度目だ。
そのかわりに少し遅れて魔王の剣が地面に突き刺さるかたちで出現。今さらだけど、こんな剣をもってたら悪魔の子って呼ばれるのも仕方ないような気がする。
そんな心配はあるけど、命の大樹は今日も元気に空へ枝を伸ばしている。
いろいろ悩んだり心に引っかかるものもあったけど、来ちゃったんだからもう切り替えていこう!この世界をこのまま平和に保つために存分に魔王の剣を振るうぞ!
といったところで今回はここまで。いや〜まさか時のオーブを壊すだけで1話使うとは。それだけ印象深かったし大いに悩んだよ。
それじゃあ次回は…何をするのか全くわかりません!
…そういや塔に侵入した黒いフクロウ、結局何もしてこなかったね。
前回 攻略日記48 「魔王」の書
次回 攻略日記50 「神語りの里(再)」の書
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