珍しく天候にも恵まれた快適な船旅にロフィもニコニコだったが、突如として船倉から不審な物音が。
ここは手が離せないキャプテンシルビアの命を受けてしたっぱ勇者が様子を見に行くことになりました。勇者の仕事は多岐にわたるのだ。
密航者
船倉の扉を開けると、荒れ果てた室内に密航者を発見!入ってきたロフィに気づく様子は全くなく、食べ物を両手に構える食いしん坊スタイルでむっしゃもっしゃと一心不乱にむさぼっているぞ…って、おぉっ!?その薄汚いフード付きのコートは!
アニキー!どう見てもアニキー!こんな唐突に再開するなんて驚きましたよ!いったいどうしたってこんな所でこんな事を!?
そう、おかしいのだ。
だってカミュがこの船に忍び込む必要ないでしょ。たまたま先に船に乗ってたんだとしたら出港前に声くらいかければいいし、食事くらい堂々ととればいいし、なによりロフィの顔見てその反応は絶対におかしいだろうよ。
そうしているうちに仲間たちがみんな船倉に集まってくるとオドオドっぷりは増すばかり。ついには勝手に食べ物を食べたことを「丁寧な言葉遣いで」謝ってきたのだ!
こんな喋り方のカミュなんて知らんぞ!
食料を食べた件で袋叩きにされることは無いとわかったおかげで少し落ち着いたか、ちょっとだけど事情を話してくれた。
端的に言ってカミュは記憶喪失だった!
気がついたときには世界はひどい状況だったらしいからやっぱり命の大樹から落っこちた影響なんだろうな。まぁ命があっただけ儲けもんだろう。記憶を取り戻す気はあるみたいだし、とりあえず同行してもらって気長に待つとするか。
それにしても今のカミュは面白い。
人は記憶を失うとずいぶん変わるみたいで、今までは腰に体重乗せてキザっぽい立ち方をしていたのにこんなボンヤリした立ち方をしているのがもう面白い。話し方も面白けりゃその内容も面白い。シルビアも言ってたけどココにベロニカがいたら笑い転げていたことだろう。でもやっぱりなんか寂しいから早く元に戻って…。
記憶を失うってコトはこういうコトか〜!
これじゃあ全く戦力にならん!やっぱり早く元に戻って!
クレイモランへの道
まさかの再会の驚きが抜け切らないうちにクレイモランへ到着…する直前。謎の金ピカ氷山にはばまれてこれ以上進めなくなってしまっていた。そういえばいろんな所でクレイモランの近くに金色の氷が現れたってハナシを聞いたっけな。こんなご時世なのにウワサ話の足の速いことよ。まさかそれで道が塞がれているとは思いもしなかったね。
ともあれこれではクレイモランにたどり着けない。しかしロウはここから北に光の柱があることを覚えていて、それを使えば入り江の中に入れるのではないかと提案してきた。さすが元国王なだけあって脳みその容量が尋常ではないな、そんな柱の存在なんかすっかり忘れていたよ。
ということでひとまず進路を北にとって光の柱を探しにいくと…。
なんとあのクラーゴンが普通のザコ敵あつかいで出現!ウソだろ!?
海上の敵はそれなりの強さな上に回避できないから結構消耗してるってのに、かつてのボスまで出るってか!終わってんなこの世界!
さすがにあの時ほどは苦戦しなかったんだけど、ビビってかなりMP使っちゃったし船を揺らす全体攻撃はそれなりのダメージ。せっかく海の上をここまで進んできたのに一旦帰りたくなってきた。まぁ光の柱はもう見えてるし、クレイモランのキャンプまで我慢するか〜。
その考えはだいぶ甘い。
「まだ行ける」は「もう行けない」なのだ。世界樹の迷宮のDSシリーズが完結してもなお身についていないとはね。こういう時に限ってイレギュラーなイベントに遭遇してゲームオーバーというのはよくあること。たとえ他に車がいなくても赤信号では止まる、今回は完全に信号無視だ。
さあ聞こえてきたぞ、命のにおいを嗅がれたのは2度目だ。まさかこんな北の海にも…。
ジャコラがいるなんてな!
相変わらず尊大な態度でロフィたちを見下すと、無敵のレッドオーブをチラつかせて威嚇してくる。参ったな、それを使われちゃうと再び海水浴をするハメになってしまいそうなんだが…。
その時ロフィに電流走る…!
それは以前に預言者に会い、気がついた後にバンデルフォンの海面に現れた言葉を思い出したのだ。
勇気を胸に いかずちを手に
その言葉が浮かんだ次の瞬間ロフィの左手が輝き、神の岩でヘルコンドルを倒した時と同じようにまばゆい光が照射されて空に勇者の紋章を描く!
そして今回も同じようにいかずちが放たれるとジャコラを直撃!倒せはしなかったものの、レッドオーブによる無敵のバリアを打ち砕いたのだった!
こうなってしまえばこんなヤツ恐るるに足らん!とはロウの談。散々ナメくさっていた相手に一本取られたジャコラも当然ブチギレで一触即発!
って、ええっ!?海を渡ってる途中にいきなりボス戦かよ!この世界終わってんな!
VS. 覇海軍王ジャコラ
クラーゴンの件もあってヘロヘロかと思ったけど体力やMPは回復してた。優しいぜドラクエ!国民的RPG!ということで今回もしっかりと体制を整えるところからスタート。あれだけデカい口だ、間違いなく息の攻撃をしてくるだろうと確信して放ったブバーハは今回も空振りに終わったぞ。
そんでコイツは妙にロフィを狙って攻撃してきたような気がするんだよなぁ〜。気のせいかな。
それで数ターン戦ったんだけど…。
なんというか、全体的に人喰い火竜を一回り弱くしたような印象でぶっちゃけ敵じゃないなってカンジ。
単体への攻撃は大したことないし、全体攻撃も火竜の雄叫びより20ダメージくらい低いし、状態異常といえばボミオスくらいだしで脅威を感じないので早々に攻撃に転じました。
途中でレッドオーブの力を使ってきたんだけどその効果はダメージが上がるというもの。無敵の力は無くなったんだろうか。
それでも元々の攻撃力がそれほどでもないのでこちらの行動は特に変わらず、オーブの力も長くは続かなかったのでその後もジャンジャカ攻め立てて特に見所もなく試合終了。
体力はソコソコあったのかもしれないけど弱かったな〜。回復してなくても余裕だったろう。もしかして火竜と順番が逆になっちゃってたのかも?そうだったらスマンねジャコラ、見かけだけは今までで一番強かったぞ。
そしてヤツはこと切れる直前にロフィの正体を察したようです。
まさか気づかれていなかったとは。少なくとも六軍王を束ねてるっぽいホメロスはロフィが勇者だと知ってるだろうに、デルカダールもそうだけどこの辺の連携をしっかりしないから失敗するんだぞ。勇者としては助かるけどね。
ジャコラが霧散するとレッドオーブが降ってきた。
コレはもともとアニキが欲しがってたやつだけど、どうやらそれも忘れちゃってるっぽい。なんでコレを欲しがってたのかも気になり続けてるから記憶の方はやめによろしくお願いしま〜す。
クレイモランの災難ふたたび
ジャコラがいなくなったし海底王国にも寄ってみようよ、というシルビアの提案をひとまず置いておいてひとまずクレイモランへ上陸。キャンプのルーラポイントも欲しいからね。すると以前と同じように静まり返っている様子。またか…デルカダールほどじゃないけどココもずいぶんえらい目にあってるな。今度は何があったんだ。
ということでまずはロフィとロウがシャールへ事情を聞きに行き、他はその間に城下町で情報収拾することに、したのだが…。
カミュの様子がなんだかおかしい。グラフィックには反映されていないけどひどい顔色なのだそうだ。
彼はココに来てからずっと胸がざわついているが理由はわからないらしい。そういえば前回来た時も別行動をとってたし、カミュはこの辺になにかしら深い関わりがあるのかも。とにかく具合も悪そうだしロフィ班と行動を共にすることになりました。
情報収拾のグレイグ班はさっそく行動を開始するも、住人がみんな家に引きこもってしまっていて成果を挙げられていない様子。
唯一門番だけが外にいたので、その理由が「原因不明の病が流行っているから」だということを聞くことができました。ロフィが。グレイグ班ではなくてロフィが聞き出しました。
しかし相手が病気だとしたら今まさに外をウロついている自分たちも危険だよなぁ。どうせ魔物が関係してるんだろうからさっさと解決しちゃいたいね。
グレイグはついにスキルリセットを実行し、片手剣と両手剣で浮いたポイントを元手に英雄スキルを進めていきます。
そしたら出ましたよ、凄いスキルが!情報収拾はイマイチだったけどこのスキルがあれば戦闘でさらに活躍できること間違いなし。たのむぞ班長。
それじゃあ次回は病気の治療かな〜。
前回 攻略日記37 「ウソ」の書
次回 攻略日記39 「黄金病」の書
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