てなワケで本来の目的の前に腕試しをしてみると…いや〜やっぱりちょっと育ちすぎちゃったかもな。強いよ強いよと念を押されていたクエストのモンスターがヘナチョコすぎる…いや、お前が弱いんじゃない。勇者が強すぎるんだ。
あ、勇者じゃないか、マルティナか、強いのは。
苗木の記憶
ふたつめの苗木から見えてきたのはケトスを呼び出した勇者たち。ローシュはおもむろに剣をかかげると、そこからいかづちのようなエネルギーを空に向かって放った。
そのチカラはケトスへ直撃!
すると彼の体が光り輝き、その姿をわずかに変えた。翼やヒレに装甲がついているようだけど、特に目立つのはやっぱり「ツノ」だよね。
しかし二つ目の苗木の記憶はココで終わり。これじゃあ何もわからないから続いてみっつ目の苗木の記憶を見るとしよう。
「ツノ」の役割はすぐにわかった。
ケトスはそれを使って黒い太陽の結界を突破し、ローシュたちを邪神の元へと運んだ。というかコレが邪神か…復活した時にチラッと見えたけどやっぱりデカいな〜。ウルノーガが意外とひねったボスだったのに対してコッチは正統派ボスってカンジ。
それはそうと、今のケトスにツノなんか無いよね。どうすればいいんだ。仲間たちがそう話していると…。
ここでも出ました預言者さん。本当にどこにでも来るな。
曰くケトスの覚醒には賢者セニカのチカラが必要で、彼女の行方を知るために「もうひとつの記憶」を読み解く必要があるのだそう。
行方って言ったってセニカは古代の人物だし、チカラが必要って言ったって今この瞬間に調達できるものでも無いのでは?
そんな疑問を尻目に預言者はベロニカに語りかける。「今の姿は本来あるべきものでは無いな」と。
なぜそんな事まで知っているのか驚くベロニカだったが預言者はそれにも答えず、涙型の赤い石のついたペンダントを身につけさせると…。
なんとぉ!彼女が「あるべき姿」を取り戻した!
のはいいんだけど、もはや違和感しか無いな…この姿を見慣れているはずのセーニャですらぽかーんとしてたし、自分をはじめ他の仲間たちはこの状況についていけていない様子だった。
しかし怒涛の展開はまだまだ止まらない。預言者はセーニャも呼び寄せて祈るようにうながした。なんでも勇者の導き手たる運命の双子がチカラを合わせて願えば奇跡を起こせるらしいのだが、そのためにはベロニカが子供の姿ではダメだったらしい。奇跡を起こさせないようにしたデンダ一味の功績がここにきて評価されたな。
木になってしまった。
謎の空間でベロニカがデカくなったと思ったら今度は木になった?もうワケがわからねぇ…。
それでも預言者は自分のペースで話を進める。祈りが命の大樹に届いたことで勇者の行く先を照らす「導きの木」になったのだそうだ。勇者を導く役目っていうのはこういう事だったのね。コレを大樹の根と同じように読み取る事で過去の記憶が見られるらしい。
それはありがたいけど2人は元に戻るんだよね?質問は受け付けてくれないのでロフィは木に手をかざした。
ローシュ伝説の結末
見えてきたのは横たわった邪神らしきものと、その上に立つローシュの姿だ。どうやらかつての勇者一向は邪神を打倒し、ローシュがトドメを刺すところらしい。あんなデカブツでも倒せるんだな。励みになるぜ。
そしてココが伝説の終着点。しっかり見届けようとしていると、突然ローシュが顔をしかめ、その手から勇者のつるぎが落ちた。彼が振り向くとそこには…。
ウラノスがいた。かつてドゥルダ郷で友情を誓い合い、邪神の討伐を誓い合ったあのウラノスだ。
そんな彼が何らかの方法で背後からローシュの命を奪ったのだ。なぜ…。
そして彼は勇者の亡骸を乗り越えて邪神の胸のあたりに立つとその力を取り込み、恍惚とした表情を浮かべてどこかへと飛び去った。
ローシュは賢者の力をもってしても蘇生はできないようで、セニカはただただ泣き崩れるばかりだった。
この真実はもちろん仲間たちにとっても初耳。
ありえない結末だったせいか、歴史からは抹消されていたようだ。ラムダの壁画にも描かれていなかったもんね。そのせいで今回邪神が復活した理由とか勇者の行方がよくわかんなくなっちゃったワケだけど。
そしてこの記憶にはまだ続きがある。その後の仲間たちがどうしたか、だ。
セニカとネルセンはイゴルタプをはじめとした神の民たちと共にバクラバ砂丘の石群に集まっていた。
勇者のつるぎのチカラが無ければ邪神を完全に消滅させることは不可能、そしてつるぎを扱えるローシュはもういないということで、その肉体を封印する事にしたらしい。これはどこかで聞いたことがあるな、あの黒いフクロウが言ってたんだっけな。
封印はセニカと神の民の力で無事に成功し、その結果できあがったのが「勇者の星」だった。ネルセンは特に何もしていなかった。
それが済むとセニカは再び旅に出た。再びローシュに会うために。
彼女は勇者のつるぎを命の大樹に収めると、古代図書館(まぁこの時は普通の図書館だろうけど)で再会の方法を探る。
なんとあの「忘れられた塔」だった!
セニカがローシュと再会するためにとった方法、それは奇しくもロフィたちがベロニカと再会するための方法と同じ!
時のオーブさえ壊せば…。そう言って手にした剣をオーブに向けて振り下ろす!するとロフィがそうした時と同じように剣は折れ、時のオーブは…壊れなかった。
勇者ではないセニカにはオーブを破壊するチカラは無かったのだろう。
この時のために全てを掛けてきた彼女は心の支えが折れてしまったのか、その場で倒れこんでしまって動かない。
ローシュに続いてセニカまでこんな悲劇的な最期を迎えてしまったのか…。
そんな時、たくさんのフクロウたちがセニカの元へと集まってきた。
それから何をするわけでもなく、14〜5匹でセニカを取り囲むと、どういうワケか彼女の体が力強く輝きはじめた。
そしてその光がおさまった時、そこには目を疑うものが立っていた!
彼が…いや、彼女こそが賢者セニカの成れの果てだったのだ!つまりロフィたちは彼女の目の前で、彼女が失敗した時間の巻き戻しに成功したワケか。
なんだか気まずいな。自分自身は望みを叶えられないまま、ただただ悠久の時を眺めて過ごしてたのに。
一通り見終わると姉妹は元の姿に戻ったんだけど…そういや時の番人を知っているのはロフィだけなんだよね。久しぶりにタイムトラベラーの感覚だ。
いや、他にも知っていた人がいる。預言者だ。そしてココでようやく「なんでそんな事を知っているんだ」という当然の疑問が出ると、彼女は「本当の姿」をロフィたちの前に表した!
なんでだよ!
この短い時間の中に「まさか」が詰まりまくってるな!ベロニカは大きくなるし、姉妹揃って木になるし、ローシュはウラノスに殺されていて、セニカは時の番人になっていて、しまいにゃ今まで影から勇者たちを導いていた預言者の正体が裏切り者のウラノス!驚きすぎてもう驚かないわって思ってたのに驚いたわ!
それで話を聞いてみると、彼は邪神に操られるような形でローシュを殺害してしまったそうな。「ローシュを殺せ、そうすればチカラをやろう」とそそのかされて、抗おうとしたものの、気が付いた時にはコトに至っていたらしい。
そして邪神のチカラを吸い取った事でウルノーガになったそうだ。それはもっと早く気付けってハナシだよね、そういや名前が似てるわ。というか一回だけウルノーガの姿で現れたことがあったな、そう見えるのも不思議じゃなかったってことだ。
でもそのウルノーガの中にも善なる心がわずかに残っていて、それが預言者を生み出したのだそう。かつてのウラノスその人だから昔のことも知っていたし、勇者たちがウルノーガや邪神を倒すために預言をくれていたワケだ。
そして彼は最後の預言を残す。神の民のチカラを借りて、セニカの待つ忘れられた塔を目指せというものだ。
それだけ言うと最後にこの長き戦いに終止符を打ってくれと言い残し、消えてしまった。
まったく、どうにか邪神の心に抗ってくれていればとっくに終止符は打たれていたってのに勝手だよな。でもロウも言っていたけど、彼も、ウルノーガもある意味では邪神の被害者だったと言えるのかも。せめて善なる心のぶんだけでもなんとかしてやりたいな。
最後にベロニカとセーニャが新たな連携技「クロスマダンテ」を習得し、一行は神の民の里へ向かう事に。
里ではなんとイゴルタプが起きた状態で待っていた!
苗木で見た光景を彼に伝えると、ウラノスについての話をもう少しだけ聞くことができた。
彼はロトゼタシア随一の魔力を持った天才だったが、自分の魔力を高める事に執着しすぎてそのためには手段を選ばない、そんな危うさを持っていたのだそうだ。なんのフォローにもなっていないような…。
それだけ聞くと今回はココで「神秘の歯車」をゲット。これで忘れられた塔に入れるようになったのでさっそく…いや〜まだ行かないな!今回は話を聞くばかりだったから寄り道したい!寄り道するぞ!
VS. アメジストワーム
神の民の里でクエストを受けたところ、その討伐対象だったのがコイツ!さっきまでメタルを狩っていた天空の古戦場、そのオリハルコンがある部屋に潜んでいた「アメジストワーム」だ!
今回は「ぶんしん」+「バイキルト」からの「心眼一閃」がどれくらい実用的かを確かめるためにこんなメンバーで挑戦。最初にピオリムをかけたけど、相手のすばやさはかなり低いみたいだったから必要なかったかもな。
でも多少のミスは大丈夫。冒頭の「アスタロト」もそうなんだけど、ちょっと過剰にレベルを上げたからクエストのモンスターなんか楽勝なんだよね。
もしもこの日記を熱心に読んでくれているのであればもうお分かりだろうが、こんな書き方をしたってコトは苦戦したってコトだ。
まずコイツは三回行動!これさえあればとりあえずは強キャラ。
さらにトゲ飛ばし攻撃と竜巻攻撃という2種類の全体攻撃が共に軽く100を超えるダメージで、しかも当たり前のように連続して使用してくる。
使ってくる技はこの二つくらいなのだが、それはヤツが動くたびに間違いなく大ダメージを受けるということでもある。オマケに合間に挟む通常攻撃も200を超えるぞ。
そしてただただダメージを出してくるというだけではなく、トゲ攻撃にはマヒの追加効果まで付いている。ネドラに苦戦した要因のひとつだよね。
ってなワケでただのザコとは一線を画した強さを持っていたのだが、とりあえず分身バイキル一閃の発動条件は整っていたのでヤケッパチでブッ放す!
スンゲェ威力が出た!
いや、確かにコイツはあくまでもザコだし、守備力は低いのかもしれない。しかし1ターン換算でも1110は破格でしょう!これは使えるのでは!
しかしそんなダメージを受けても倒れない、それどころか名前が白いままのザコなんて存在していいのだろうか。このあとシルビアのキアリクとロフィのベホマズンで無理やり立て直したのだが…。
次のトゲ攻撃で全員がマヒ!そのまま6連続攻撃を受けて一気に先発メンバーが全滅させられてしまった!こんなのアリ!?
しかしこんなところで全滅の危機を迎えてしまうとは…今のレベルならネドラだって軽く捻られるハズなのに、状態異常って本当に怖い!
しかし後発のメンバーだってみんな成長してるし、こっちは搦め手も多いぞ。
ボスにもよく通るヘナトスはコイツにも有効で、さらにルカニも効いた。トゲは物理攻撃だろうということでスクルトもかけるが、マヒに関してはただただ祈るばかりだ。
そしてヤツはココで驚くべき行動をとる!
コイツ…ッ!呪文攻撃が得意なベロニカとロウが出たタイミングで今まで使わなかった「マホステ」を使いやがった…ッ!
これによって呪文は無効化されてしまったのでマルティナに攻めを任せると、最初の攻撃でアメジストワームの名前が黄色に変化。カミュの分身バイキル一閃はほぼ半分を削っていたんだな。
そしてココでひとつの考えが浮かんだ。
これから先どれだけ耐えられるかわからない。いつマヒしてしまうかわからない。可能な限り短期決着が必要。そして特大のダメージを見込める方法が一つだけある。ベロニカの「マダンテ」だ!
今作のマダンテがどうかは知らないが、自分の知っているマダンテは残りMPの3倍ダメージ。ベロニカのMPは残り522、おおよそ1500ダメージが出るハズ。
そして敵の名前の色が変わったタイミングからして、残りHPは多くても2600ほどだ。マルティナの攻撃で600ほど削れるとして残りは2000。一応マホステを剥がすためのゴールドフィンガーで300出るとして残り1700!
ベロニカ以外の誰かが行動不能にさえならなければ、その後の攻撃で削りきれるハズ!ここはマダンテの打ち所だ!というかココで使わなければマダンテなんてそうそう使うことは無いぞ!今こそ放て!
マダンテ!
予想通りの大ダメージ!そして予想を裏切りコレがリーサル!最強のザコアメジストワームを討ち果たした!
そういえばドラクエモンスターズ以来使ったこと無かったかも。演出もカッコいいし、見られてよかったな!
でも頑張った割に経験値もゴールドも少ない。クエストの報酬としてセーニャの回復魔力が100アップしたのはよかったけど。なんか素材っぽいレアアイテムを持っているからまた倒しに来なきゃいけないんだろうな〜。
それに特別強い相手だったとはいえザコに半壊させられたのはどうなんだろう。もうすぐラスボスだってのに。もっと状態異常対策をしなくちゃな…たとえばキアリクを使えるキャラにはマヒしないアクセサリーとかね。初歩の初歩なのかもしれないけど今になって気が付いたよ。
といったところで寄り道も堪能したので今回はここまで。次回は時の番人ことセニカに会いに行くつもりだけど、もしかしてそのままラスボスだったりして…勝てる自信は微妙なところだ。
それではまた次回!
前回 攻略日記54 「いなくなりしメタルを求めて」の書
次回 攻略日記56 「ピンクのヨロイ」の書
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