オトギ島だより20号「遠い夢のなか」

取り潰したダイナーの土地を活用するべく、ぼんやりとした計画のもと新たな施設を作り始めました。

久しぶりに土を盛ったり都市計画を立てたりして楽しかったな〜。よ〜し今日はこんなところか!帰ろう〜!ただいま~!

夢見のやかた

あれ、ここは…?

使い道に悩んでいた部屋がエジプシャンな雰囲気になっていた。中央の魔法陣の上には見たことのないベッドが置かれ、それを怪しげな生物と秘書のガイコツが取り囲んでいる。

ヘイ骸骨、いったいこれはどういうこと?しかし彼はガチャガチャと両腕を振り上げるばかりだ。このベッドに寝てみろということらしい。

促されるまま横たわると急に眠気が襲ってきた。体がベッドに沈み込み、ピラミッドパワーが流れ込む…。
ふと気がつくとこんな場所に居た。

ベッドは空中なのか水面なのかさえも分からない空間に浮かび、その表面には濃密な紫の煙が立ち込めている。明らかに現実の光景ではないが、心は不思議と落ち着いている。起き上がろうとすら思えない。

そこへ自分の頭の方から誰かが近づいてきて語りかける。声の主はゆめみと名乗った。初めて出会ったハズなのだが、彼女は自分がどこの誰かなのを知っていた。怪しげな人物だが、ここでも不思議と警戒感は湧かなかった。

彼女はこの夢と夢をつなぐ狭間の世界で様々な人の夢を集めているのだそうだ。その夢の中に入るろ、まるで現実かのように観光ができるのだそう。面白そうだけれどゆめみにとってメリットあるのかな?ボランティアでやってくれてるのかも。いい人だな。

じゃあさっそく適当にどこかへ飛ばしてください。
適当にという注文は承っていないようだった。

意味がわからない…このコードを教えてくれるような人が身近にいるのなら夢じゃなくて直接島へ行けばいいんじゃないのか?相手の都合に関係なく遊びに行けるっていうウリがあるんだろうけれど。それかランダムで行けちゃうと延々と夢から帰ってこない自分みたいな人がいるから手間をかけさせているのだろうか。

まぁできないものは仕方がない、ツイッターで夢番地を探してまた明日試してみよう。

かぼっちの夢

で、翌日。

Twitterで見ていて行ってみたいなって思っていたゆんごさんのかぼっち島に行ってきました。

なんだか音にリバーブがかかっているのがいかにも夢ってカンジだけれど、確かに現実と見分けがつかない。役所や店が閉まっていたり、住人がちょっとメタいことを言う以外に違和感はありませんでした。

それじゃあ早速観光してみよっかな〜。
困ったことになった。

語るべきポイントが多すぎる。とにかく情報の密度が高くって、目に留まるものが次々に出てくるんだよね。そのせいで島がやたらと広く感じられるほど、それだけ濃密な空間でした。

マイデザインや島クリエイターの使い方、雑草までも含めた各種アイテムの活かし方、勉強になることだらけだったな〜。
よかったところを逐一挙げることはできないので特に心に残ったシーンだけ。

まずはこの崖を利用した小道がすごく好きだった。直線じゃなくて曲がりくねってるのがいいよね、この先に何があるのか確かめたくなる小粋なレベルデザインってやつ〜?

あと夕日がこのロケーションにはピッタリだったと思う。夢を登録する時間帯もちょっと考えた方がいいのかも。
あとはココみたいに高いところから景色を見渡せる場所があるのもいいな〜って思った。

オトギ島はだいぶ真っ平だからこんな光景は見られないんだよね。メインストリートはそう簡単には弄れないけれど、郊外くらいはもっと高低差をつけて視点を変えられるようにすると楽しいかもな。

それにしても、ここから見渡しても発展はしているのに森っぽさはキープしていると言うか、あからさまな作った感みたいなのが薄いところが凄いんだよね。あたかも自然の形のまま暮らさせてもらってま〜すみたいなね。

もちろんそんなことは無いだろうし手を入れまくってるんだろうけど、川岸をなめらかに整えないことだったり、庭の区切りを曖昧にしておくことだったりで森っぽさを演出できるんだろうなきっと。カチッと整えてある場所は整えてあったからきっとそうだ。そういうメリハリを島全体でどういう配分にするかでも個性が出るのかもな。
ってカンジの夢だったよガイコツ、いや〜1発目から凄まじいモン見ちゃったな。

崖をうまいこと使うのがいい景観を生み出す大きな要因なのかもしれないってコトがわかったね。あとは曲線を多くするのも効果的っぽいけど…ありゃあ難易度高いね。自分は直線的にしか作れそうにないからその中でどうにかしよう。

家を立てるにしても柵で囲うだけが能じゃないし、花壇を作らなくても花は咲く。ひとつの面白さのために面積を使いすぎない、広く使うにしてもその中でバリエーションを出すと充実感が高まる。そんなところを意識して島作りをしていこうか。

いや〜かなり満足したけどせっかくだからもうちょっと夢を見たいな。ということでやはりTwitterで時間順に検索、最初に出てきた二つの島へお邪魔してきました。

くろきりの夢

向かったのはウイさんのくろきり島。のんべぇなのかな~。

この島もまた到着した瞬間にわかるレベルの高さ。気に入ったのはこの北の浜辺に降りる階段ね、今からオトギ島に取り入れるのはかな〜り厳しいけどめちゃくちゃオシャレだな、真似したい。

それと画面右に写ってる展望台も雰囲気バツグンだった。格調高いカンジにまとめられた空間に白いバラが咲いてて川が流れてて橋が架かってる。それが街灯の優しい光に照らされて…プロポーズの名所か?恋人岬か?小人を配置してちょっとしたユーモアを添えてあるところも好感度が高まる。ついつい訪れたくなる観光スポットだ。

と、こんな具合で島の景観も当然のように優れているのですが、それに輪をかけてスゴかったのがインテリアでした。
もう、家じゃん。いや、家なんだけれども、マジのやつの家じゃん。#おしゃれルームで検索したら出るタイプの家じゃん。どうぶつの森ってこういう現実にありそうな部屋が案外難しいんだよね。

特にスゴいのが日本刀のように研ぎ澄まされた配色センス、ズンバラリとやられっちまった。暗い青から鮮やかな青まで綺麗に配置されてるよね。それを邪魔せず引き立てる白黒茶の使い所もまたウマい。ここまでまとめ上げるためには部屋のスタイリッシュさからは考えられないほどの紆余曲折があったことだろう。この部屋で浮いているのはデタラメな色をした自分だけだ。

色だけじゃなくって家具の持つ雰囲気まで考えられてる気がするんだよね。オシャレではあるんだけどハイソな感じじゃあなくって、どことなくカントリー調というか、90's感というか、そういう味が無人島と親和性があって好きだな。好きだ。
無人島感といえばコッチの部屋もスゴい。

この部屋は見ての通りハワイアンな部屋なんだけれど、驚くべきことにほぼ青を使わず、しかも赤も黄色もほぼ使わず、それどころか彩度の高い色をほとんど使わずにそのテーマを表現してるんですよ。ハワイアンっていったらビビッドな道を突き進みそうなものなのにさ。

そんな色使いの巧みさは他にもあって、この部屋のイメージはホワイトなんだけれど、それを成り立たせているのはブラウンなんだよね。しかもそれらの繋ぎがグリーンっていうアースカラーの使い手だ。粋。

家具のチョイスもうまいよね〜、ベッドの上の帽子とかさ、キュンキュンするよ。ベッドとかクッションに使われているストライプは模型の下敷きとかスリッパみたいな細かいところにも使われていて、もっと言えば壁ともシンクロしている。こうして部屋全体が一つになってるってワケだ。
っていう島だったんだけど、なぁぴょんたろう、どうやったらそんな風に部屋を作れると思う?脳の発達具合がヒトとネズミくらい違うんじゃないかな。自分はネズミらしく色々とモノをため込む部屋作りを続けていくよ。

でもやっぱ色を揃えた部屋ってイイなって思ったな。ハッピーホームアカデミーもテキトーこいてるワケじゃないんだなって。こんなレベルで揃えるのは難しいけどもうちょっとくらい意識してやってもいいかもしれないな。

それじゃあもう一回だけ夢を見てくるね。

Clementineの夢

最後にやってきたのはBillieさんのClementine島。ハッシュタグ#ACNHで検索すると海外ユーザーの島も引っかかって実に良いね。

この島は地図からして力が入っていて、空港や桟橋みたいにどうしようもないトコロ以外は緻密なシンメトリーになっていました。さらに高低差や水を使ってキレイな模様を描いちゃってたりして、もう格の違いにおののくばかり。

実際に島をめぐってみると博物館まわりが印象的だったな~、案内看板があり、ちょっとした公園があり、なんとなんと化石の発掘現場もありとフータファーストの島だ。アイデアって果てしないよな。
他にはアジア風のエリアが充実していた印象。

マイデザインもたっぷり使ってて、オトギの日本庭園よりもず~っとアジアしてて勉強になっちゃった。砂地に竹ってのもアリだな~。

それとただ単に石畳を敷くだけじゃなくてハート型の石を混ぜちゃう遊び心がステキよね、こういうのが1個あると空間が豊かになる。

で、この島には遊び心の極地みたいな一角があってね…。
コレっすよ。

ただただ海に飛び込むためだけに坂道を作ってしまう思い切り!潔さ!ほとばしる遊びへの情熱!なんてまぶしいの!

しかし不幸にもマリンスーツを着て来なかったのでこの贅沢なアトラクションを体験することは出来ませんでした。なんてことだ…エキサイティングな体験が目の前にあって、あと一歩踏み出せばそれが出来るのに、足が出ない!飛び込めない!これは悪夢か!ウァアアア!
はっ…夢か…。

やぁシーラカンス、海外の島もレベルが高かったよ。あの飛び込み台みたいな思い切りのあるスポットがひとつ欲しくなっちゃったな。あの衝撃はしばらく残り続けそう…そのまんまパクっちゃいたいところだけれど、あのために坂を作る勇気が自分には足りてないんだよね。心を鍛えなくては。
と、こんな具合にイカした島をたっぷり見たので自分のモチベーションもみなぎってきました!

そのまんま真似するのは難しそうなものばっかりだったけれど、上級者のテクをチョコチョコ取り入れつつ、ここまで作ってきたものを活かしながら自分なりにワンランク上の島を目指してみようかな。

そんなことを言いながら自分でも使い道がよくわからない高台を作っちゃったんだけれど、コレどうしよう。なぁ。おい。どうする。

花火大会

夢見に気を取られて忘れかけていたけれど、そういえば花火大会があったんでした。

島初めての花火ということでしずえさんも朝から浮かれ放題、黄色いボヨンボヨンするやつを装着して仕事に身が入らない様子。実際この日はいつもの仕事はせずに役所の前で花火のデザインを募っていました。しずえさんが外に出られて良かった、普段からもっと島をウロついていいんだよ。
夜7時になると打ち上げ開始!

ほとんどの住人が広場に集まって、じゃんじゃか上がる花火を楽しんでいました。自分もエイブルシスターズで買った着流しとしずえさんから貰った緑のボヨンボヨンを身に付け、花火をデザインしたり、クジでかざぐるまをかき集めたりとハシャギ放題。

正直なところそこまで花火大会を心待ちにしていたワケじゃあ無いんだけどね、実際に見るとテンション上がっちゃったな。いやはやお恥ずかしい。これから毎週参加します。マイデザインももっと描いちゃう。でもしずえさんは浴衣を着て来て。


と、今回はこんなところで。

そういや島メロと旗のデザインを作ってなかったなと今になって気がつきました。花火のついでに作っちゃいましょうかね。




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