ドラゴンクエストXI/攻略日記22 「北風と太陽」の書

雪はいっそう強くなっていた。

力を取り戻した魔女がこれ以上ロクでもないマネをする前にあつ〜いお灸をすえてやるぞ!

お色直し

そうそう、魔女をシバく前に装備の変更をしました。今回は相手が炎に弱そうなことがわかっているので思い切った装備にしてみたよ。

カミュは新たにはじゃのつるぎを二振り作成し、かえん斬りで攻め立てるモードだ。短剣もいいけど片手剣もイカしてる!
そしてロフィはユグノアの鎧からパープルオーブと共に手に入れたプリンスコートへ。

守備力が高く、攻撃・回復魔力共に大きく上がり、全ての属性ダメージを15%軽減、顔や左手のアザを隠さないという素晴らしいコート!なんだかんだロフィはこの格好が一番しっくりくるね。

あとはベロニカとロウにそれぞれ呪文封印を防げる装備を作り、マルティナの思い出のリボンを打ち直して準備完了。エマのお守りも打ち直したい。それでは女王様とお話しに行きますか!

証人尋問

クレイモランへ帰ると以前と同じ場所でシャールが待っていた。

ずいぶんと心配してくれていたみたいだな、なかなか帰ってこれなくて申し訳ない!なんて言うとでも思ったかバカめ。ここから先は慎重に言葉を選べ。

しかしベロニカは弁解のスキすら与えなかった。何を思ったかいきなり飛びかかって彼女のマフラーを奪い取ると、そこには怪我の治療跡が!それは紛れもなくベロニカの呪文を浴びた際にできた怪我!
問いただしたい事は他にあったが、もみなまで言わずともこの証拠を突きつけるだけで十分だった。

アッサリとニセモノであることを認めると、先ほどまでまとっていた穏やかさは幻のように消え去る。高橋尚子ばりにメガネを投げ捨て、セーラー戦士めいた変身バンクを経てその正体を現した!
なんかオーラが出てる!

ムンババを倒してしまったことで力を取り戻したリーズレット。あっさりと正体を現したのもその余裕からだったか。

しかしこちらも準備は万端だ。再び永い封印の眠りについてもらうぞ!

VS.リーズレット

今回はカミュがとにかく火炎斬りで突っ込む!

思った通りかなりの威力が出ている。ちなみに左手の一本しか振ってないんだけどちゃんと2回ヒットしてるね。ルカニも1発でかかり、そこへピオリムをかけてバンバン殴る。今回もカミュ活かしでガンガン行こうぜ!

リーズレットの攻撃はやはりヒャダルコやこおりつく息のような氷の技が主体。ときどき雪だるまに変化させて行動不能にする技とオマケ程度の通常攻撃も織り交ぜてきた。
そして最も厄介なのが天に祈りを捧げるこの行動!

これによって天候を吹雪に変えられると攻撃が当たりにくくなり、同時に氷属性の攻撃に弱くなってしまう。

さて、こんな技まで使われたら聡明な読者諸氏であればどんな行動をとるだろうか。

そもそもリーズレットのあからさまな氷使いますよ感を知っているのだから、おそらく最初のターンでセーニャの「氷の旋律」を使っていたのではないだろうか。

しかしそのスキルが自分の頭からはスッポリと抜け落ちていた!

それどころかダメージが辛いのにロウを出すのを我慢してまで、なんとベロニカでマジックバリアをかけていたのだった!

クラーゴン戦から何も成長してない!息攻撃には効果ないだろ!まぁメラミはよく効いてたからベロニカ自体はミスじゃないんだけど。
そんなことだからロクにダメージを軽減できず、回復も追いつかず、ついにはチームの柱のカミュが死亡!

ここから先は地獄だった…。

カミュは絶対に必要なのでセーニャが蘇生を試みるもここにきてスランプ。失敗失敗また失敗で実質二人が戦闘に参加しない状態が続く事に。

ベロニカを出し続けることもできずにロウと交代し、ロフィも回復に参加することでなんとか耐える。ダメージを入れられるタイミングが少なすぎる…。

ようやく蘇生に成功した頃にはセーニャのMPはカッスカス。そんなところに猛烈な攻撃を重ねられ…
回復の柱が2本とも折れてしまった!この状況にだけは絶対になってはいけないという状況が今の状況!

かつてないピンチ、どこかで氷の旋律さえ使っていればこんな事には…。でも後悔しても仕方がない、今打てる手を打ち切るしかない。

弱ったベロニカを出しても息やヒャダルコであっという間に倒されてしまうだろうというコトでマルティナを、そしてボス向きではない育て方をしているシルビアまでも補助役で投入。

向いていないとはいえシルビアは一応回復もできて、なにより唯一バイアシンを使えるのでそれを活かしつつ速攻で畳み掛けるしかないという脳筋戦術だ!

ちなみにリーズレットは杖で浮いてるからムーンサルトが効果あるのかなと思ったけど無かったぞ!いつ使うんだこの技!
そうするとカミュがすぐにゾーンに入った!もうビーストモードは使えないが待ってたぞ!

さらに立て続けにマルティナもゾーンに入り、ロフィ一味の高速アタッカー二人組がヤられる前にヤれとばかりに滅多打ち!バイアシンの効果もあって大ダメージを連発!
そうしてどうにかこうにか削りきることができた!

カミュが死ぬ前に相当ダメージを与えていたからね、負けてもおかしくないギリギリの戦いだった。氷の旋律を忘れていたことを差し引いても間違いなく過去最強のボスだったな。一瞬で街を凍りつかせる魔女を相手によく頑張ったよ。

ズマ ズマ ズマパ

フラフラのリーズレットに向かってベロニカが火球を放ち、例の禁書を奪い取った!大事な本に火を近づけるとは何事かという気もしないではないけどよくやった!

すぐさまエッケハルトがそこに書かれている封印の呪文を詠唱開始。いや〜よかったよかった、これでクレイモランの問題も解決、最後のオーブも手に入るってワケだ。
って思ってたのに!オイィ!?頼むぜ学者先生ェ〜!

ちょっとつっかえたものの封印は成功。いや〜焦った、自分たちだけじゃなくて学者もギリギリの戦いだったな。シリアスな雰囲気だけど実はコミカルだよなこの先生。
魔女の封印に成功するとクレイモランを覆っていた分厚い氷は解け、人々も動き出し、クレイモランは今度こそ平和を取り戻した。

さらに禁書の中から本物のシャールが出現!魔女はあろうことか自分を封印していた禁書を使って女王様を封印していたらしい。なんとも芸達者な魔女だな。

彼女は本の中でも外の音を聞けたらしく、ぜひブルーオーブを渡したいと言ってくれた。話の早い人は大好きだぞ。
でも好奇心の強さには困ったもので、魔女を封印した禁書を欲しがっていたがそこはベロニカが阻止。

なんかベロニカってば魔女相手だと妙に張り切ってない?やっぱ魔法使いとしては譲れない部分というか、張り合いたくなる何かがあったりするんだろうか。

それはそうと、そんな危ない本を勇者に持たせるのやめない?

ささやき

といったところでブルーオーブをいただきにクレイモラン城へ向かう事に。

でもカミュが離脱してしまった。誰にでも一人になりたい時があるでしょとマルティナは言うけど…そういやカミュの身の上話ってよく知らないんだよね。

ホムラの里で妹がどうのこうのとは言ってたけど、レッドオーブを欲しがった理由だっていまだにわからないまま。本当はまだ信用を得られていないのかな…。
あんまり気にしすぎると逆に嫌われそうだからとりあえずサッサと貰うものを貰ってカミュを迎えに行こう。

そそくさと玉座へ向かうが、城に入る直前からささやき声が聞こえてるんだよね。それはロフィだけじゃなくて他の人にもちゃんと聞こえているみたい。なんだよ〜魔女を封印したってのに今度はオバケかなにかですか〜?
そのささやきはいざブルーオーブを貰う段階になってもなお聞こえてくる。

今度はしっかりと聞き取れるくらい明瞭に聞こえたせいか、ベロニカがささやきの発生源を指摘。それは例の禁書だった。

まさかそんな…イヤ〜な予感とともに本を開いてみると…
おおっとぉ!こりゃあややこしい事になってきたぞ!

外にいるシャール(以下:外シャール)はそんなワケが無い、魔女にダマされてはいけないと訴え、本の中のシャール(以下:内シャール)はエッケハルトの呪文が不完全だったせいで封印が失敗したのだと反論。

う~ん、どちらも疑えないしどちらも信じられない…だけどとりあえず外シャールがマフラーを取ればいいんじゃないですかね?
しかしそんな解決法は女王の教育係を10年勤め上げ、いまは封印失敗疑惑がとりざたされているエッケハルトが許さなかった!どっちが女王でSHOW!!のはじまりはじまり〜。

マフラーを取るなんてヤボな方法はナンセンス。ここは両者に問答をかけ、ロジカルかつスタイリッシュな法廷バトルで魔女をあぶり出そうと言うワケだ。

なかなかツラの皮が厚いというか、キモが据わってるよなエッケハルト。魔女かもしれない奴の横で微動だにせずオーブを持ち続けてる大臣はもっとキモが据わってるよな。
まずは外シャール。

なんかもうちょっと喋り方に魔女が漏れてる気がするが、言ってることは至極マトモだ。世界に六つしかないオーブが家宝でなければ何が家宝だと言うのか。

一方で内シャールはというと。
なんか綺麗なこと言い出した。

こういう話が出たらきっとこっちが本物なんだろう。いや、巨匠のことだからさらにその裏をかいてくるかもしれない。ムムム…。
そう悩んでいるとようやくベロニカが外シャールのマフラーを奪った!やっぱ最後はコレだよね!

そこには例の怪我の跡。やはり内シャールが本物で、エッケハルトの封印は失敗していたのだ!そりゃ失敗してるよな、あんだけつっかえてたんだし。

しかしコイツどうしよう。城のど真ん中にまで侵入を許してしまった上にカミュがいないが…。
と、ちょっとビビったがもはやリーズレットに魔力は残っておらず、槍を持った兵に黙って取り囲まれてしまった。勇者もそうやって囲まれたことが何度かあるからその絶望感はよくわかるぞ。

こうなってしまってはもはや牢獄へ一直線。いや〜あれだけの事をしたんだから最悪このまま処刑っていう線もあるよね。エッケハルトが練習してから再び封印ってコトもあるか。とにかくコレで本当の本当に平和が戻ったってワケだ。


が!

女王の真実

今度はなんじゃ〜い!ま〜〜〜だややこしくなるのか!

こともあろうに本物の女王が魔女の前でにおうだち!魔女に手を出すなと言い出したのだ!まさかスデに洗脳済み?魔女にとっちゃそんなこと朝飯前だろうし。

でもそういうワケでもないらしい。ロフィたちだけではなく兵士や魔女も含めて全員が混乱している異様な雰囲気の中、シャールが語り始めた。
まずはクレイモランを氷漬けにした魔女の行いは許されるものではないと前置き。

そんな許されざる人物ではあるのだけれど、本に閉じ込められている間に女王の相談に乗ったり悩みを聞いてくれたりしていたのだという。

へぇ、意外な一面もあったもんだな。それでそれで?…それから?…からの〜?…あれ、それだけ?

そう。それだけなのだ。それだけの事だが彼女には大切な事だった。

何度も言っているけど彼女は先代の王、つまりは両親を亡くしたばかり。それだけでも辛いというのに同時に女王としての重圧までのしかかってきたんだからたまったもんじゃない。

臣下たちが忠実なのはいいが、それゆえ逆に話しにくいってこともあるだろう。そんなときに話を聞いてくれて、明るい言葉をかけてくれる第三者は大きな心の支えになった事でしょう。

あ〜もしかして今のカミュがそれに近い状況だったりして。旅をしてたら話を聞いてくれる第三者もいないだろうし、向こうから何か話してくれるのを待つしかないか〜。
ってコトで彼女は魔女に恩を感じているワケ。

それを返さないまま国王の義務を全うすることはとてもできないほどの大きな恩だったがゆえに、魔女の命だけは助けてくれるように頼んできたのだ。

臣下たちはもちろん困惑していたけれど、そこは心から忠誠を誓っている女王の決定だ。エッケハルトも含めてその決定に喜んで従うことになり、魔女は一命をとりとめる事となった。

「お人好しな娘ね」なんて口ではツッパってた魔女だけど、さすがにこの施しには参っちゃったみたい。おとなしくこちらの話も聞いてくれるようになったぞ。やっぱ北風より太陽ってコトかな。

魔女の真実

リーズレットがしんなりしたところでこちらの疑問をぶつけてみた。

それはなぜクレイモランを氷漬けにする必要があったのかということ。魔女としては力を取り戻すことができればそれで良く、クレイモランに手を出して騒ぎを起こす必要などなかったハズなのだ。

それに対する返答は結構アッサリとしたもので、「あの方」が禁書から解放する対価としてそうしろと言ったかららしい。

その対価の内容は、クレイモランを氷漬けにすれば「あの方」と同じペンダントをつけた英雄グレイグがやってくるからそいつを倒せとの事だったのだ。

それでね、回想の中に出てきた「あの方」っていうのが!なんと!
はいホメロス〜!やっぱりホメロス〜!

回想だからこの姿はプレイヤーにしか見えてないのがもどかしい、早く教えてやりたいわ。

しっかし魔物を操るだけじゃなくてグレイグまで始末しようとするとはな。こんなのは人間のやることじゃねぇ、正体はウルノーガで間違いないな!
ということでクレイモラン凍結編はまさかの和解ルートで幕を閉じた。こんな事もあるのね…。魔女は命を助けてもらっただけではなくて臣下として城に住むらしい。そんな事もあるのね…。

とはいえ魔女はもともとウルノーガのしもべってワケじゃなくて傭兵だったってコトだよね?それならヤツに忠誠を誓ってるってワケでもないだろうし、案外よくしてくれたシャールやクレイモランのために尽くしてくれるかも。

まぁなんであれみんながハッピーならそれが一番なんじゃないかな。殺しをやってなくてよかったな。聖獣?ああ、うん…。
それと大臣は苦労するかもね。こっちも何が何だかよくわかってないよ。

命の大樹とムフフな本

いろいろと予想外の事が起こりすぎて疲れたけどブルーオーブはしっかりゲット。

さっそく寒空の下で待たせちゃってたカミュのもとへと駆けつけます。何もしてませんよみたいな佇まいで立ってるけど何をしていたんだ〜!話してくれるのを待つとは言ったがやっぱ気になる〜!
とりあえずブルーオーブ獲得の報告だけ済ませると、おお、じいちゃんが仕切っている。

そうだよなぁ。何年も何年も祖国の復興のことだけを考えてようやくウルノーガにたどり着き、それを打倒するための勇者の秘密がもうすぐ明らかになろうとしているのだ。感慨もひとしおだろう。
決意を新たに命の大樹を見据える勇者とカミュ。

思えば最初に彼と出会ったのは薄暗い牢獄だった。デルカダールに裏切られ、必死に逃げ出したその先で多くの出会いがあり、今は光の射す方を向いている。その先には勇者の真実と

パサリ

パサリってなんの音だ?
ロウの足元に何かが落ちてますね。なんでしょうね。



青く晴れ渡った空にロウの叫びがこだまする。

古代図書館から持ち出したムフフ本。伝統と格式のあるムフフ本。されどそれはムフフ本。決して封印を解いてはならぬ禁書なのだ。

砕け散ったロウの尊厳。地に落ちた年長者の威厳。それとムフフ本を手に入れたら厳重にカバンの底にしまおうという教えを胸に。

次回、命の大樹へ。


前回 攻略日記21 「雪原の魔女」の書

次回 攻略日記23 「神語りの里」の書

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