普段のピエロみたいな服とはうってかわって実にハンサムだ。だけどピエロから猛獣使いに変わっただけのような気もするな。
剣を持つともっとキマるんだろうけど、ナンバーワンの攻撃力から放たれるムチの使い勝手が良すぎてなかなか変えられないのだ。
ユグノア城下町跡
呼び出されたユグノア城へ到着。城の周辺もたいへん荒れ果てていたけど、城下町も相当なモンだね。ドラゴンがウロついてるし宝箱に化けてる「ひとくいばこ」なんかもいた。ひとくいばこがいると荒廃してる感が出るよね。
こんなところにはあまり立ち寄りたくないんだけど、ドラゴンの皮とかまじゅうの皮が落ちていたのでちょくちょく拾いに来るとは思います。
井戸を通って城へ近づくとロウを発見。
アニキが枝が必要だから早く返してと催促しますが、「それはロフィが勇者だからか?」と返されて一同騒然!さらに16年前に死にかけたことも知っている。つまりユグノアの王子だということも知っている?
本当に彼は何者なんだろう。そんなことを考えている中でロフィに見せたいものがあるからついてこいと言われたもんで、枝も返してもらってないのにとりあえずついていくことに。完全に雰囲気に流されてたよねみんな。
廃墟のなかをずっと奥まで進むと、そこにあったのは墓だった。
墓地でもないところにポツンと佇む質素な墓。虹色の枝を人質に取ってまで見せたかったものがこの墓?ちょっとショボくない?もっとこう人が石になってしまったとかそういうスペクタクルかと思ってた。
でもこの墓はそうしてまで見せるに値するものだった。
なんとこの粗末な墓がユグノア国王夫妻の墓、つまりロフィの両親のものだったのだ!
なるほどねぇ、わざわざそれを見せてくれるなんていい人だなぁ。どうしてロフィが王子だと知ってるのかは置いておいて…なんていう薄っぺらいハナシじゃないんだよ!
この墓はロフィの両親のものであると共に、ロウの娘とそのムコ殿の墓なのだという。
えっと、ユグノア王妃=ロフィの母=ロウの娘ってコトだから…つまりロウはロフィのおじいちゃん!どうりで名前が似てるはずだよねぇ!
さらにさらにユグノア王妃のお父上ということは大王様だよ!とんでもねぇよ!冒険に王様がついてきちゃったよ!はぁ〜ぶったまげた!
娘夫婦も国民も国そのものも一夜にして失ってひとり生き残ったロウ。
その意味を、そしてユグノア滅亡の原因を求めて世界を旅する日々が始まった。そのなかで勇者伝説の信奉者であり盟友のデルカダール王を訪ねるとそこでもまた悲劇が待っていた。
そこには人が変わったかのように勇者を悪魔の子と呼び、彼の娘の死までも勇者の仕業だとして世に広めているデルカダール王の姿があったのだ。
裏で何かが起きていると確信したロウの旅の目的がひとつ増える。彼の変心の理由も突き止めなければならない。
強く握りしめた右手を震わせながら語るロウの姿からはその原因となった何かに対するやり場のない憤激が感じられた。
辛かったなロウ。でもこれからは最後に残った希望、勇者ロフィとその仲間たちがついてるぞ。
涙をたたえながら娘夫婦の墓にその希望の報告するロウを見てもうダメだった。地獄みたいな話と奇跡みたいな話のダブルパンチが効くぜ…。
とまぁこういう感じでロウ正体を知り、両親の墓参りもすることができました。この後はおじいちゃんが鎮魂の儀をしたいということだったので裏山へ移動する事に。
一応墓参りは済ませたんだけどそういう儀式があるならちゃんとやっておきますか。他ならぬおじいちゃんの頼みならなおさら仕方ないね。
貰うもの貰ってからね。
鎮魂の儀
突然だけど、自分がゲームやってて最も嫌いなコトの一つがこうやって歩いてNPCについていくっていうシーンなんですよ。これって結構あるあるだと思うんだけど。でもここはそれほど嫌じゃなかったかな。相手が16年ぶりに会えた実のじいちゃんだからかな。この時間はその隙間を埋めるための時間だったのかも。
じいちゃん歩くの遅いな〜とか、やっぱり初めて孫と一緒に歩けて嬉しいのかな?いや国がこんな事になっちゃってるし半々かなとか、そんなことをじんわり感じるための「間」だったんだよね。
とはいえ長すぎる気はしたけどな!
祭壇ではマルティナが儀式の準備を済ませていてくれたのでさっそく取り掛かることに。
敷き詰められたなんかの草に火をつける、ただそれだけの儀式だ。まもなくモウモウと煙が立ち上り天高く上っていくと…。
蝶だ。光り輝く蝶が1匹、また1匹と煙の香りに誘われてやってきた。
それは立ち上った煙に沿うように空へ架かり、まるで天へと流れる一筋の川のようだった。なるほど、確かにこの光景は死者の無念までも和らげてくれそうだ。
ロウ曰く。死者の魂はみな命の大樹へ還っていくが、魔物によって非業の死を遂げた魂は未練によってこの世をさまようらしい。
そこでこの輝く蝶を魂に見立てて命の大樹へ送ることによって死者の慰めとするのがこの儀式の意図なんだって。そんな儀式が代々伝わってきたとは、ユグノア王国は風流だねぇ。
最後に2匹の蝶が他の蝶とは間をおいて飛び立っていった。ただの蝶なんだけど、重ねずにはいられないよな。後のことは任せてどうかやすらかに。
儀式が終わるとロウは言っていた。エレノアはただ死んだわけではない。ロフィとデルカダールの王女を救うために自ら囮になった。そのおかげでかけがえのない2人の命が救われたのだと…。
そう、エレノアは「ふたり」救ったんですよ!
んも〜本当に自分はアホでマヌケのパープリンだなって再確認しちゃったんだけど、ここであの人の素性も明らかにされてるんだよね!書いてて気が付いたよ!ちゃんと読んでないのかってね!
だからこれ聞いた時はどういう事だよって思ってたよも〜バカバカバカバカバカバカ!
マルティナ姫
でもそんな脳みそスッカラカンな自分でも仲間はずれにせずにしっかり楽しませてくれるのが老舗RPGドラゴンクエストブランド。エレノアの手紙をロウに見せたら感極まっちゃって1人にしてくれと言われたもんだから落ち着くまでブラブラしてたらマルティナに遭遇。
さっきの儀式でエレノアを思い出してたみたいでちょい泣き状態でした。結構泣く人が多いな。
歩きながら話をしていると彼女の昔話をしてくれて、母親が病弱で幼い頃に亡くなってしまったこととか、そんなマルティナを気遣ったエレノアは彼女を娘のように扱ってくれていたようだった。
まだ例の件を把握していない自分は平民の子にそこまでするなんて、エレノアはフトコロが深いなぁ〜と思っていた。せめてロウに姫って呼ばれていることで察しろよ。
そうしているうちに雨が降り出す。
エレノアと最後にあった時もこんな雨だった…これでも察しないとか救いようがないな!
しかしドラクエの手厚いサポートはまだまだ続く。
16年前の魔物のごとく、今日という日はグレイグ率いるデルカダールの兵士たちが追ってきたぞ!もうあのシーンの再現でしかないだろいい加減にしてくれ!
ロフィたちは仲間と合流しようとするがその前に見つかってしまい、あろうことかグレイグにまで追いつかれてしまった。
マルティナが雑魚どもを相手にしているうちにロフィはグレイグと一騎打ち。しかし力の差が出てしまったか、崖っぷちに追いやられて地面に倒され、次の一振りでゲームオーバーだ。
その時、グレイグの背後から声がかかる。
「やめなさいグレイグ!」
注意を引いたポイントはまさかの命令口調かはたまた呼び捨てか、とにかくグレイグは振り返ってマルティナをしっかりと見据える。
すると彼の脳裏にあるイメージが浮かんだ。
それは幼少期のマルティナ。デルカダールの騎士であるグレイグは当然幼いマルティナを知っている。
そしてデルカダール王によって死んだと聞かされていた彼女が目の前で元気に自分の兵士をなぎ倒している現実に驚きを隠せない!
一方でまだマルティナの正体に気づいていない自分はどうしてグレイグがマルティナだとわかったのかがわからなかった!台無し!
マルティナが注意を引いた、それまではよかった。
しかし勇者が倒れていた崖っぷちは激しい戦闘のためかはたまた雨のせいなのかあえなく決壊!ロフィは谷底へと真っ逆さまだ!また落ちた!
そんな勇者を救うべく、最強女武闘家は兵士やグレイグの横をすり抜け迷う事なくダイブ!崖を蹴ってさらに加速してロフィをキャッチした!なんたる超人的身体能力!ワザマエ!
そこで今度はマルティナの脳裏にイメージが浮かぶ。あ!このシーンはッ!
察しの悪い自分でもここで気がつきました!あのときエレノアと逃げていた謎の女の子、それがマルティナ、グレイグの知り合い、デルカダール、姫!
そう、彼女こそが亡くなったと思われていたデルカダール王女!マルティナ姫だったのだ!
ってもうみんな知ってるよ!堀井雄二もすぎやまこういちも鳥山明もガッカリだよ!
しかし彼女が川に落ちていたとは知らなかった。どうやらそのあとにロフィを離してしまって、のちにイシの村で拾われることになったんだな。
今度は離さないと意思を固めてロフィの頭部を守ると、再び川へと落ちていった。しっかしよく落ちるなこの勇者。
そして下流の山小屋で目覚めた勇者はマルティナの介抱を受ける。彼女は雨の中薪を拾ってきて暖をとってくれた。
体が乾くまでの間に彼女の過去の話を聞く。あのときロフィから手を離してしまったことをひどく後悔していた。それは自らが犠牲となって二人を逃がしてくれたエレノア様の期待に背くことでもあったと感じていたらしい。
その後、故郷デルカダールを訪れてからはロウの話したとおり。かくしてマルティナの旅が始まり、奇跡的にロフィと出会い、今度こそ助けるという決意でこんなムチャクチャな行動をとってくれたワケだ。ありがとうマルティナ、エレノアのカタキは必ず討つぞ。
そんな話をしているうちに夜が明けた。とりあえず今はユグノア城に戻ろう。
山小屋を出ると再びグレイグ推参!部下も伴わずに夜通し探してたみたいだ。ヘビみたいな性格してるな。
ロフィには相変わらず高圧的だったけどマルティナにはこんなカンジ。とはいえマルティナの説得には聞く耳持たず、逃がす気などさらさら無く、王の命令の邪魔をするなら斬らざるをえないと忠犬ぶりをみせつけた。姫にそこまでする?
でもマルティナもマルティナでおてんば姫っぷりをいかんなく発揮。馬上のグレイグを蹴り倒さんと立ち向かう!
しかしさすがに相手が悪いか、はたまたロフィをかばいながらの戦いかたでは無理があったか。善戦するものの結局は地面に倒され、そこへグレイグの凶刃がせまる。
マルティナはただグレイグの名をつぶやくことしかできない…!
だがそれが効いたか、彼にはまたも幼いマルティナのイメージが浮かぶ。それが邪魔をしてマルティナに剣を振るうことができない。
そしてマルティナはまるでそうなることが分かっていたかのように顔を上げると、馬の鼻先を蹴り上げてグレイグを馬上から振り降ろす!
そしてなんとそのまま馬を奪って逃走した!
なんたるオテンバぶりか!格闘技を習った姫はみんなこうなるのか!クールな見た目でめちゃくちゃアツいぜマルティナ姫!
ロフィたちがユグノア城へ逃走を果たすとグレイグだけが残された。
その背中を見送りながら彼は何を思うのか。忠誠を誓う王から死んだと聞かされたマルティナ姫は健在。王が「悪魔の子」と呼んで忌避している勇者と行動を共にしているどころかそれを守ろうとしている。
さぁいい加減に目を覚ませグレイグ、お前の相方もだいぶ怪しいぞ。お前の身の回りは怪しいやつばっかりだぞ。
真の敵と6つのオーブ
ユグノア城では仲間達が待っていてくれた。彼らはうまいこと追っ手の兵士達から身を隠せたらしい。グレイグの一件をロウに報告すると追っ手がグレイグの手先であることは察しがついていたようだ。同時にデルカダールに魔物がはびこっていることを確信すると、はるか昔に魔物が化けた奸臣(カンシン:悪い家来)によって滅ぼされた国の話をはじめる。その魔物というのが…
お、なんか魔王っぽい名前でた!
長い旅の末にたどり着いたのがそのウルノーガ、はるか昔から暗躍し続ける邪悪の化身らしい。邪神のいない世界に勇者が現れたのもヤツを倒すためなのではというのがロウの見解だ。
そいつがデルカダールの誰かに化けて国を裏から操ってるってコトか。まぁ十中八九ホメロスだろうなぁ。なんか魔物と通じてるみたいだったし、なによりあのいけ好かないカンジと強さは人間じゃねぇぜ。
そしてウルノーガの持つ強大な闇の力を祓う何かが命の大樹にあるってコトで、そこまでの行き方をしるためにようやく虹色の枝を返してくれた!長かった〜!
勇者の力をもってすれば何かが見えるかもということでさっそく挑戦。まぁ根っこですら過去が見えちゃう勇者ですから、枝があればもう色々とまる見えっすよ!任して!
ズコー。
とまぁ一度は肩透かしをくらいましたが、ユグノア城を出たあたりで枝が勝手に光りだしてようやく何かを見せてくれました。というか勇者の力で見なくても全員が見えたようです。勇者の威厳が…。
それで何が見えたかというと、天空の祭壇に6つのオーブをお供えする光景。これこそが命の大樹への行き方みたいだ。しかしこうなるとカミュからオーブを没収してあの祭壇に置いてこなくちゃいけなくなるんだけど…アニキはレッドオーブを何かに使う予定だったみたいだし…うーん…
器がデカい!これがアニキがアニキたるゆえんだよな!
でもカミュが何に使いたかったのかも気になるよね…これ以外に使い道があるとしたら売るくらいだと思うんだけど、だとしたらもう売っててもおかしくないよなぁ。後々わかるのかしら。
そして本当に売ろうとしていたロウからもイエローオーブを受け取って残りのオーブは4つだ、案外はやく集まりそうじゃないか。
他のオーブのアテとしては海底に沈んでいるなんていう話も挙がりましたがほとんど情報が無い状態。というワケで世界中をくまなく回って情報を集めるしかないという結論に達してしまいました。えらいしんどい…。
ってことでまずは外海へ出るためにソルティコの街へ逆戻りだ!
その話が出たあたりでいつも明るすぎるシルビアの顔が曇る。この理由、セーニャはわかってなさそうだけど、自分はちょっとピンときたかも!察しがいい方だからな!
その辺のコトは次回わかるかもしれないし、わからないかもしれない!
前回 攻略日記15 「チャンピオン」の書
次回 攻略日記17 「白の入り江」の書
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