というワケでもなく、ちょっと見覚えがあるのが逆に不気味だ。お目当ての人は見つかるんだろうかと歩を進めてみると、どうみてもお目当てじゃない人が行く手に現れた。
冥府
おやおやまた来た、こんな若いのに哀れだねぇ、そんな調子でこちらの事情なぞ我関せずでマウントを取ってくる。ロウの心当たりだけ聞いて立ち去りたい。
かつてはここに送られた魂は命の大樹へと向かって行ったが、それが無くなった今となっては魂も行き場を失い、完全な「無」となってしまった。
なるほど、命の大樹の葉が枯れたら人が死ぬってワケじゃなくて、輪廻が絶たれて生命が生まれなくなるってコトだったのかな。ちょっと納得、聞いてよかった。
そしてそれはロフィの魂も例外ではなく、間も無くこの虚無の中に消え去ってしまうのだそうだ。聞かなきゃよかった…。
そんな相手にかなうワケないよね？でもそんな相手に逆らおうとしてるヤツらがいるらしいよ？どいつもこいつも往生際が悪いったらないよね？
と、煽るだけ煽るとピカッと光って姿を消した。なんだよモロに敵じゃん…そりゃ冥府に住んでるくらいだしな…。
でも書かれてることが変わってるんだよね。こういう詩みたいなのって1ミリも覚えられないんだよな〜。
だからプレイしてる時は全く気がつかなかったんだけど、実はめちゃくちゃアツかったんですよこの詩！いや〜日記つけといてよかった！
そのアツかったシーンはのちのち出てくるとして、とりあえずは大修練場へと足を踏み入れてみると…。
ミイラ化していたあの姿はなんだったのか、健康的なメタボ体型が復活している！それどころか全身から蒸気のようなオーラを迸らせながら演武する様は普段以上にキレッキレだ！
なんでもロウは魔王をブチのめす奥義を会得するために自ら冥府を訪れ、死んだ師の元を訪れたのだそうだ。
魔力をまといながら舞い踊ることによって地面の魔法陣に大樹の紋様を描く修行。彼は年老いた体にムチを打ち、ここに来てからひたすら踊り続けているのだ。
じつは彼女がドゥルダ郷を守って亡くなった「ニマ大師」であらせられました。てっきり男だとばかり…。
彼女はロウがヘタるたびに尻叩き棒を振りかざして喝を入れる。それによって奮起したロウはついにやりとげた！
腰の付近で向かい合わせた両の手の間にエネルギーを集めて…ってまどろっこしいわ！かめはめ波だコレ！奥義かめはめ波じゃん！山火事でも消すのか！
そう、この技こそドゥルダの奥義「グランドクロス」！今回の設定ではウラノスが編み出した技ってコトになってるみたいだぞ。魔法使いなのにスゴいな。
今までだと「祈りを込めて十字を切った！」みたいな風に描写されてたけど今回はかめはめ波だったあたりに魔法使い特有の信仰心の薄さを感じるね。
この時の浮かれようときたらまるで子供のようだった。隣に孫がいることにも気づかないくらい大ハシャギ。かつてのユグノア王とは思えないよな〜。
おお、王様っぽいセリフ！やっぱりかつてのユグノア王だわね〜。
とりあえずロフィが生きていることもわかったし、ロウは奥義を会得したし、もうすぐ魂が消えちゃうみたいだし、そろそろおいとましましょうか。どうもお世話になりました。
それはグランドクロスにも引けを取らない大技「覇王斬」！勇者ローシュが初代大師テンジンとの修行で編み出した空前絶後の秘奥義だそうだ。そりゃスゴい！
そういやこの人に師事するのはユグノア王家のしきたりだったな。だからまぁ仕方ないのかもしれないけどさぁ〜、なんかローシュ以外は誰も使えなかった技らしいし、それゆえに修行はとんでもなく厳しくなるとか言ってるし、自分には奥義ギガスラッシュがあるし、
奥義修得
まずは魔力を刃の形にする修行。
剣をイメージして魔力を集中すると、アッという間に魔力の剣を具現化した！おいおいロフィってばスゴいじゃん！才能の固まりか！
そう思ったんだけどニマ的には「最初はそんなもんだろう」ってカンジの出来栄えらしい。辛口…。
でもとりあえずはオッケーってコトで修行は次の段階へ。
孫に向かってドゥルダの奥義を放てと言っちゃう大師も大師だけど、ウキウキでそれに乗っちゃうロウもロウ。
ロフィはこれを凌ぎながら先ほど具現化した覇王斬のタネを飛ばし続けることで成長させ、ついには完成させるという修行だ。クレイジーだぜ。
グランドクロスのダメージはベホイムでほぼ取り戻せるのだけれど、分身であるロウの影たちが厄介。ロフィの呪文や氷の杖ではギリギリ倒せたり倒せなかったりする絶妙な耐久性がいやらしい。
奴らを無視しているとヒャダルコやルカナンからの通常攻撃を繰り出して来て、グランドクロスを受けた後に畳み掛けられると怪しくなってしまう。
だから確実に影を倒すためにギガスラッシュに頼るコトになってしまった。毎ターンのようにベホイムと併用してるとMPが儚く消えてゆく。
まぁ最終的に300くらいのダメージに成長したのはさすが空前絶後の奥義だな。そんな大ダメージを受けるとさすがの強化ロウもダウン、見事に覇王斬をモノにしたのだった！
本番でもこのダメージ出るのかな〜？たのむぜ〜？
これからはロフィの心でこの剣を決して折れない強い剣に育て上げてゆくのだそうな。見た目はともかく設定はカッコいいじゃん！
それじゃあ今度こそ冥府から帰って魔王にグランドクロスと覇王斬をブチ込むべく旅を、とはいかず…。
というかコレがウルノーガなの？鬼みたいなのに変身したのは知ってたけど全体はどんな姿になってるんだろう。この触手がどの部位なのかもわからないよ。それにちょっと巨大すぎるな。
そんでその触手の攻撃は凄まじくって、ニマ大師が守護方陣で守ってくれてはいるものの長くは保たなそうだ。
もはやコレまで、逃げ場も無し。しかしそれでも大師は起死回生の一手を持っていた。ドゥルダに伝わる真の最終奥義をここで完成させるというのだ！
そんな技の修行はしていないが、ここでやらなければ全てが終わり。大師と共に冥府の仲間入りだ。
チャンスは一度限り。命をかけた最終奥義のレッスンが始まった！
そこへロフィの覇王斬を掛け合わせることで奥義は完成する。あれ？意外とカンタンでは？
でもこの規模のグランドクロスにあの程度の剣を放ってもバランスが悪そうではある。さっきよりも強力な覇王斬を出せなければきっと失敗するだろう。
しかしやるしかないぞロフィ！グランドクロスに覇王斬を！いいですとも！
絶体絶命のピンチにあっても折れない心で放ったそれは、まさしく「不屈の刃」覇王斬！ここから音楽が変わってとんでもなくアツいシーンだったよ！
そしてココで思い出して欲しい。入り口にあった小難しい詩を。
聖なる波動と 不屈の刃が 交差するとき
まばゆき 光の星雲が生まれ
闇に閉ざされた世界を 希望の光で満たさん
グランドクロスに突き刺さった覇王斬は高速で回転して一体化、迫り来るウルノーガの触手を切り裂きながら飛んで行くと本体に突き刺さって大爆発を起こした！
もう守護方陣は解けているようだ。グランドネビュラが引き起こした爆風の中でロフィはニマ大師の様子を伺う。
完成したグランドネビュラは冥土の土産になっただろうか。この微笑みを最後にロフィの意識は遠のき、冥府をあとにする。
その後ロフィは夢を見た。大師が最後の力を振り絞って魔王の目をくらませていた。彼女の魂は冥府に消えてしまったのかもしれない。
ありがとうニマ大師。遺してくれたグランドネビュラはきっと魔王に打ち込んでみせるよ。
ロウ再加入
外へ出るとすっかり見慣れた姿のロウと再会することができた。あれくらいならメシを食べればすぐ元に戻るらしいよ。加減して食べればよかったのに。
ロウは仲間になったグレイグのことを寛容に許すと、次なる冒険の目標を提示してくれた。
かつての勇者たちは「神の乗り物」で空を飛んで魔王と戦ったのだそうな。それを手に入れることが出来れば天空魔城に住まう魔王に対抗する方法も見つかるかもしれないとのこと。
そういやウルノーガって今は空にいるんだよね、忘れがちだけど。普通の方法じゃ行けないからたどり着く手段は絶対に必要だ。
そして勇者伝説に関連する情報といえばやはり聖地ラムダ。まずは仲間を探しつつソコを目指すコトになった。
ゆっくりしているヒマはない。一刻も早くウルノーガの野望を砕かねば。
ロウの言葉に力強くうなずくとドゥルダ郷を後にした。
ここに残してきた世助けパレードはすっかり受け入れられたようで、夜のソルティコは以前の賑やかさを取り戻したように感じる。
そうか、夜のソルティコか。
…いやいや！ゆっくりしているヒマはないって言ったばっかりだから！一刻も早く！ウルノーガの野望を！
前回 攻略日記29 「ドゥルダ郷」の書
次回 攻略日記31 「勇者の休日」の書
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