う~ん、今節は個人指導の機会が2度しかない。休日も3日だけだ。
今節は「舞踏会」なる行事があるらしいからその影響だろうか。もしかしたら冬休み的な何かで修道院から生徒がいなくなるのかもしれない。
一方でやらなきゃならない外伝はさらに増えちゃってるし、どうにかそっちで育成を進めるしかないか…う〜ん、戦闘以外の部分も難しくなってきたぞ。
その前に今節の課題の確認を。
修道院ではまたしても外部の侵入を許したらしく、今度は礼拝堂に忍び込まれたらしい。まったくもう…。でもその建物は全く使われていないばかりか貴重なものなど何も無く、その目的は不明なのだそう。
特に気を遣う問題でも無さそうに見えるが、昨今の不穏な情勢もあって些細な異常も見逃すわけにはいかない。ということで今回の課題は礼拝堂の警備および侵入者の調査となった。
ただ、先日のように予測不能な脅威がないとも限らないので、万一の場合にも生徒の安全を確保できるように騎士団の実力者を支援につけてくれるそうだ。
その実力者というのが…。
ゲエッ!友軍確定!ジェラルトと戦えるのは嬉しいけど胃もたれしてきた。
たまには親子でゆっくりと語らう時間があってもいいでしょうというレア様のはからいがあっての人選だったようだが、彼はベレトたちの支援ばかりをしているワケにはいかないらしい。別の任務で修道院を離れ、それが終わってからだそうだ。
「帰ってきたらお前の仕事ぶり、じっくり見せてもらうからな。」
そう言ってジェラルトは任務に出た。なんだろう、胸騒ぎがする。話の流れが妙じゃないか?
1限目 戦闘「剣であり盾たる騎士団」
12月7日。今節は外伝こなしからスタートです。リーガン家の領都デアドラの港で海賊被害が発生!
東方教会経由で取締りの要請を受けるが、騎士団は多忙で割ける人員がいない。まぁ最近いろいろあるもんね。
そこでこの場で白羽の矢が立てられたのがベレト率いるヒルシュクラッセ、盗賊退治の実績も十分ということで鍛錬がてら付き合ってくれとのこと。う〜ん、また賊退治か。騎士団の尻拭いみたいなことで生徒を危険に晒せというのか。
ちなみに依頼してきたのは港の商人ということで謝礼もヒルシュクラッセ発進!
ブリーフィング
今回は随分と風変わりなマップだ。船の上にいる海賊を相手にするということで海がとても多く、一方でそこへ乗り込むための渡り板はとても狭い。敵戦力の集中や人員不足を避けるため、今回もペガサスが大活躍することでしょう。
でも出撃枠の2つをシャミアとアロイスで埋められているので全員は出せない。ということでヒルダはレベルも技能も十分に育っているので、出番を譲ることにしてレオニーの副官に。逆にフェルディナントは技能レベルが足りなすぎるので、上級試験が迫る人に稼ぐ機会を譲るためにお休み。そしてレベルが低めでちょっと育てにくいドロテアがベレトの副官についた。
そして今回は部隊が大きく分断されている状態からのスタート。
マップ上方、港のような場所から攻めるのはベレト隊【ベレト(盗賊)、ローレンツ(闇魔)、リシテア(司祭)、レオニー(天馬)、一応シャミア、おまけのアロイス】。
こちらはすぐに渡り板や橋を交えた戦いになることが予想されるので、強力な2距離ユニットとペガサスを配置。剣殺しレオニー無双の予感。
マップ下方、街の裏口から攻めるのがクロード隊【クロード(君主)、ラファエル(鎧)、イグナーツ(山賊)、マリアンヌ(司祭)】だ。
こちらは目の前の敵との正面衝突は避けられず、さらにドラゴンナイトにも近い位置にいるので頑丈なラファエルを中心に回避に優れて弓も得意なクロード、同じく弓が得意でダメージの大きいイグナーツを配置。ドラゴンナイトは2人ひと組になっているのでそれに対応できる人員も2人いたほうがいいという考えだ。
シャミアとアロイスはなるべく戦わせたくないので、両部隊とも実質的に4人だけ。もちろんこんな配置になっている以上は合流させてはくれないでしょう。推奨レベルはたったの13だけど、なかなか燃えるマップだね!
それで今回のボス…なんだけど…。
コイツはパルミラという国の水軍を騙って民をビビらせるしか能がないハッタリ野郎だ。そのステータスもあきれるほど低い。コスタスだってもっと強く育ったことだろう。
その辺にいる雑魚と変わらない攻撃力はラファエルがNO DAMAGEできてしまう程度で、そのくせ攻速も低ければ命中も悪い。こんな奴がショートアクスを持ってるなんて勿体無すぎるぜ。
でも配下のドラゴンナイトは結構怖いぞ!
無理して重い武器を使わずに攻速14となかなかの数字を確保、その割には攻撃34と高めで、あのラファエルでも一度に16のダメージを受けてしまうから2人同時に襲われたらギリッギリ。賊といえば増援なのでダメージ源が増える可能性は大いにある。守備も体力も十分なので、マトモに殴り合ったら余計な被害が増えてしまう。弓や魔法は必須だ。
本当にレベル14?なんであんなボスの下で戦ってるの?
船着き場にツキは無し
戦闘が始まると同時に商人が声をあげた。チイッ!そういうことか!このマップでは敵が街に侵入した状態で合計5ターン経過すると敗北!これは多分「街に敵を5ターン放置したら」という意味ではなく、「5回侵入されたら」くらいの意味だろう。
そうなると問題なのはやはりドラゴンナイト!当然街への侵入を狙ってくるハズ!
アーチャーで街の中から迎撃しようにも、移動力の関係で街に入ってから撃ち落とすことになってしまう。そうならないためにはやはり弓を持ったペガサスで海上で撃ち落とすのが最良!やっぱりペガサスは二人とも使うべきだったかも…。
あとさ、この敗北条件って1度も侵入されなかったら報酬が良くなるヤツっぽいよね?期待してるぞ商人!
街の入り口付近の敵はサクッと処理。
ただやはり戦力、特に前衛の少なさはいなめず、後衛を守るために敵が計略を持っていても積極的に受けにいく必要があった。
しまいには命中30%の計略を2度も受けてしまうツキの無さを発揮してしまい、船に乗り込む前からピンチを迎えてしまう。地力の差があるからどうにかなったんだけど、あらためて計略の怖さを思い知ったよ。
それにしたってコチラの戦力が少なすぎる。敵はこちらのルートにのみ攻めて来るので20対4みたいな状況に。
ただそのぶん敵が密集しがちだったので、こちらも計略を使用することで効率よく数を減らすことができた。特に共鳴魔法は一気に4人も巻き込んじゃって、これで形成が逆転した感があったな。
急襲ドラゴンナイト
一方のマップ下ルート。懸念されていたドラゴンナイトは意外にも街よりも生徒達を狙ってくれて、速攻で侵入されるというコトはなかった。再移動で弓の射程外に逃げられないようにすれば大丈夫。
ただこちらの部隊はね、必要ではあるもののあまり機能しているとは言えなかった。上記のように敵はマップ上に向かって進軍するからこっちの4人はあんまり戦闘に絡めなかったんだよね~。特にラファエルのように足の遅いユニットはこちらに使わないのがベターだったと思う。
それでも神速の備えで飛び込むことで一番下の船の敵は相手にできたし、中央の船の敵も少しだけ引き付けてベレト隊の負担を減らすことはできた。ついでにボスが上へ向かうのも阻止できたぞ。
船からは思った通りそれなりに増援が出てきて、後半は街狙いのドラゴンナイトも出現した。
地上からでは最低でも一番上の船にまで進軍していないと撃ち落せないところだったけど、ペガサスがいれば話は別!弓で倒しつつ再移動でアーチャーの射程から逃れる軽業でこの場面を攻略!イカス!やっぱり飛行ユニットは最高だぜ!
一人頭の戦闘回数が多かったせいか、今回は技能レベルがよく育ちました。
その中でも目覚しい伸びを見せたのはやはりリシテア。プリーストのマスターや指揮技能の向上もしたけど、特に嬉しかったのは信仰技能がBになって「ワープ」を習得したこと!
隣接する味方を魔力/4の距離まで移動させられるチートじみた魔法だが、使用回数はたったの1。使いどころを見極めてズバッと決まったら気持ちいいだろうな!しっかし意地でも回復魔法覚えないんだな君は。
最後は渡り板にボスを追い込む。クロードのお小言もいただきました。
パルミラってのはよく知らないけど、たしかツィリルがパルミラ人だったハズ。なんか苦労人っぽいし、その原因がこういうヤツらのせいだとしたら許されんな。観念してチクチクされるがいい。
最後は調合薬もしっかりいただいてフィニッシュ。商人からの報酬は「大きな金塊」と「天使の衣」!おい商人!いつでも助けるからな!
あと今回はベレトが初めてMVPを獲得しました!おめでとう!
するとなんとクラス全員のやる気が上昇。みんなやる気マックスだったから上昇量はわからなかったけど、多分50?
一日に2回戦闘できるからどちらもベレトがMVPなら散策をしなくてもやる気を高く保てそう。うわ~もっと早く気づきたかったな~。
2限目 戦闘「不穏な死の連鎖」
同日。よく考えたら同日ってすごいなコイツらのバイタル。戦術の授業を受けてメモリが限界のラファエルのもとへイグナーツが飛び込んできた。兄から手紙があり、商人が魔物に襲われる事件が多発していることを知ったそうだ。
それも妙なことに、グロスタール領からリーガン領へ向かう商人ばかりが襲われ、逆にリーガン領からグロスタール領へ向かう商人はあまり被害が出ていないらしい。
思えばラファエルの両親も魔物に襲われたことで亡くなっていて、グロスタールとリーガンはそれぞれローレンツとクロードの家だ。
ここまで関係が深ければ無関心ではいられないな。ヒルシュクラッセ出動!
ブリーフィング
うがー!今回も部隊が分断されている!マップ左のイグナーツ隊と右のラファエル隊による挟撃だ!人数少ないのになぜこんな形に…。今回のマップはローレンツの外伝と同じもの、中央を流れる川と跳ね橋が特徴的だが、今回は上の跳ね橋はすでに起動している。
魔物と人間の敵が混在しているが、それらは同じ勢力。どうやらコイツらが魔物をけしかけて商人を襲っているらしい。そんなことが出来るなら自軍にも1匹くらい欲しい…じゃなくて、そんな卑劣な方法で無辜の民を襲うなんて許せないぞ!
気になるのは友軍の商人と跳ね橋の位置関係。
この商人たちは武器や騎士団を持ってはいるものの、それでも戦力としては考えられない弱さだ。跳ね橋が降りてしまえばほんの数ターンで全員倒されてしまうだろう。
ということでイグナーツ隊の第一目標は跳ね橋周辺の確保。それも大急ぎでね、商人の保護が最優先だ。友軍を殺したくないということもあるけど、商人+保護=報酬というのは分かりやすすぎる計算。指一本たりとも触れさせん。
それにあのへんを確保してしまえば魔獣を相手にしないまま敵の数を減らすことも出来そう、とても有利な地形だ。敵を散らした後に跳ね橋を起動し、商人がこちら側に移動してくれればなお良し。
一方のラファエル隊。
写ってるのは最終的なメンバーじゃないな、ローレンツ、ヒルダ、リシテア、ドロテア、フェルディナントがこちらに入った。
魔獣の射程外から攻撃できるローレンツとドロテア、特攻魔法で大ダメージを狙えるリシテア、回避を期待できる釣り出し役のフェルディナントがいるので可能であればこちらが魔獣の相手をしたい。
敵に関しては取り立てて何かいうコトも無い。巨獣もなぜか槍が有効という以外はいつものアレってカンジだ。
だがボスはというとスキル満載の不正受験パラディン。相変わらず遅いがなかなか硬くて力も強いな。でも移動しないのに遠距離非対応という痛恨のミスを犯しています。チクチクしたい…試験が目前に迫ってるし…。
タイムリミット3
戦闘開始!それと同時に2匹目の魔獣が出現!戦闘が始まってすぐに状況が変わるパターン多いな…。出現位置からして3ターン目には商人が攻撃される計算だ。
どうやって助けりゃいいんだと頭を抱えたんだけど、上がっている跳ね橋を超えてすぐのところにある青く光るマスまで退避させればオッケー、跳ね橋を狙う初期配置にしといて大正解!
さらに逃がした商人の数に応じて報酬がもらえるらしい。うへへ…貰ったな…。
ということで跳ね橋周辺のお掃除開始。
見て見てこの武器!死神騎士のオトモから獲得した三日月の鎌!雑草刈りだ!エフェクトがちょいワルなカンジでカッコイイよな〜。耐久力もたっぷりでどんどん使っていけるし、いいもん貰ったよこれは。
この戦闘で跳ね橋前の敵を排除。脱出ポイントに鎮座する敵をクロードが倒し、その隣のアーマーナイトを鬼神イグナーツが兜割りでメシャリ。頼りになる男だぜ。
それからベレトがさらに1人を倒し、跳ね橋周辺の敵も残り1人。それも敵ターンで倒し、みごと1ターンでお掃除完了!
一方でラファエル隊は地獄の様相!戦闘開始直後から完全に包囲されている紛れもないピンチ、こちらも初手が肝心だ。
突破口を開くのはやはりローレンツ。危険な計略持ちメイジを遠距離から削り、そこへフェルディナントが飛び込み第一関門を突破、そのままアーチャーの攻撃を避けにかかります。
もうひとつの問題であるソシアルナイトはヒルダで釣ってなるべく自陣深くへ呼び込み、次のターンでの撃破を狙う。ブリガントはもちろんラファエルの担当だ。
3人も魔法使いがいると正面からの当たり合いは弱いが、一度射程に捉えたときの対応力はバツグン、柔軟に隊形を変えながらこの局面を突破!
これでこちらの問題はあらかた片付いたと言っていいね、あとは壁の裏でコソコソしてる魔法使いどもをシバくだけ!
一方でイグナーツ隊は山場を迎えていた。同3ターン目、魔獣が商人の鼻先まで迫る!
2ターン目には跳ね橋を下ろして商人たちを逃し始めたんだけど、このままではどうしても1人だけ逃げられない。
この段階で橋よりこちら側にもう1人味方がいれば道をふさぐ形でも止められたし、計略の命中率を上げることも出来たでしょう。ちょっと進軍をミスっちゃった、逃げる商人たちで橋が埋まることを考えてなかったんだよね。
ということで今回の場合はレオニーが体を張って命中が少し不安な計略で注意をそらしました。こんな事ばっかりしてるな、いたるところに生傷ありそう。
その後はクロードとイグナーツが合流して無事討伐、商人もみんな逃げ切ってこちらの問題も解決!さぁ、ジリジリと詰めていこう!
ボーナスタイム
後半は序盤の忙しさがウソのように淡々と進み、あっという間に残るはボスのみに。ヤツはここまで来ても回復床の上を動かない。こんなボスは久しぶりだな、存分にチクチクさせてもらうとしようじゃないの!
殴って癒して癒して殴る。鉄壁の備えで殴って癒す。騎士団が弱ってきたら弓に持ち替えて殴って癒す。騎士団が壊滅しないようにだけ気をつけて延々と27ターン目まで殴って癒しました。いや~タップリ稼げたな!
ちなみにこういう時に「壊れた武器」や「錆びた武器」を使ってもちゃんと経験値が入ることを発見。武器の磨耗を気にせず、なおかつボスにあまりダメージを与えずに繰り返し殴ることができました。たすかる~。
弓ならいくらでも続けられそうだったけど、さすがに退屈になってきたのでヒルダの指揮がCになったところでフィニッシュ。どうやら命までは取らなかったらしい。リンチされましたとでも報告するんだな。
しかしコイツらの雇い主は伯爵、つまりローレンツの父親か…こりゃあかなり気まずい。さらにまずいことに、戦闘後に商人の話を聞いたところによると、グロスタール伯爵は対抗しているリーガン家に商人が金を落とすのを好く思っていないからこんな事をしているのだろうということ。
まずいことはまだある。ウワサだけど、なんでも先代リーガン公の死にグロスタール伯が関わっているのだとか。美術品の取引を持ちかけて屋敷に招待して…。
まずいことが止まらない。その時にリーガン公は目利きのできる商人を連れていて、その人もいっしょに亡くなったのだそうだ。それってラファエルの両親のことでは?彼に確認してみると、それは間違いないという。
うっ…かける言葉が無い…。ラファエルもさぞショックを受けていることだろう、両親の死にここまで学級の家が関わっていたのだから…。
それでも彼は動じない!
それはただのウワサだ、万が一真実だったとしてもそれは親のことで自分達の付き合いには関係ないと一喝!
その後は優しくたしなめる。「イグナーツもローレンツもこの件に関しては何も知らないのだろう」と。これは自分達の付き合いに関係ないことの根拠だ。
そして「両親を殺したのは魔物で、それは事故だ」と念を押す。そう、少なくとも今の時点で判明している「事実」としてはこういうことなんだよな。
とはいえ、その事実以外の何かを感じていることは間違い無いでしょう。
それでもラファエルは事実以外を排除して物事を見ている。自分の両親の死の真相に関わりそうなことであってもだ。この場で最も冷静なのは彼だった。
本当に器の大きな男だよ。そして現実がしっかり見えている。座学や用兵の授業は苦手だと言うが、彼ほど軍師に向いている資質を持った人は他に居ないように思えるな。ラファエルみたいな人間になりてぇ…。
といったところで今回の外伝も終了。クリア報酬は「レスター傭兵団」に「ヴィクター私兵団」、商人からのお礼として「巨大な金塊」「ショートアクス」「ショートスピア」「キラーボウ」をゲット!
最高だ!商人が困ってたら修道院を通さずに直接ヒルシュクラッセに言ってくれよな!
3限目 試験「上級ヒルシュクラッセ」
支援会話ピックアップ ローレンツ&リシテアB
本筋に戻る前に、この支援会話は書き残しておく必要がありそうだ。この日ローレンツは花を摘んでいた。いや文字通りの意味で。
命を摘み取ることに抵抗を覚えるリシテアだったが、ローレンツはそんな彼女を見て慈愛がある当主であれば民も安らぐだろうし、周辺諸侯の信頼もすぐに得られるだろうと未来を語る。
リシテアはそんな政治の話が嫌いだった。コーデリア家も父の代で終わるのだと言って彼を突き放す。
貴族として芯の通ったローレンツはこれを聞き流すことはできなかった。貴族の家が滅べば民はどうなる。混乱し、路頭に迷うものも出るだろうし、何より諸侯間での勢力の均衡も崩れるのだと力説。
だが、そんな彼をも口を噤んでしまう理由が彼女にはあった。
あぁ、やっぱり…。
さらに彼女だけではなく、両親も貴族として生まれたがために苦しめられてきたのだそうだ。帝国の内乱に巻き込まれ、責任を負わされ、口では言えないような酷い仕打ちを受けてきた。
そんな彼女の目標は、両親に穏やかな余生を送ってもらうこと。もちろん領民が困らないために、生きているうちに打てるだけの手は打つつもりだとも言っていた。
そうか、そのために早く一人前になりたくて、その様子が生き急いでいるように見えていたんだな。政治のように未来を作るための話を避けたがっていたのは自分にそれが無いからだったんだ。
それでも彼女はペシミストではない。自分が居なくなったあとの世界がどうなるのか心配してたけれど、ローレンツのように真剣に未来を考えている人がいるなら大丈夫でしょう?そう彼に言葉をかけた。彼女は不幸を嘆くことなく、自分のたどりつけない世界の未来をも案じることができる人だった。
そのことを理解したローレンツはこれまでの非礼を深く詫びる。
リシテアはお茶とお菓子でいいよと軽口を叩きますが、その次の言葉はとても重かった。「未来を語るのは、隣を共に歩ける人にしてあげてくださいね」と。
彼はその言葉を黙って受け取り、またお茶を楽しもうと約束をしてシーンは幕を降ろす。
この2人には
貴族という立場に辟易し、命が限られたリシテア。家に尽くせる女性を選ぶ責任があるローレンツ。実利を考えればこの2人にとって最良の選択ではないのかもしれない。
それでも彼らは共に歩んで、最後のその時までお茶とお菓子を共にしてほしい。
でもリシテアの理想の旦那さんはレオニーだそうです。これ支援A無いのはもはやバグだろ。修正しろインテリジェントシステム。
上級ヒルシュクラッセ
ついにやってきたよ!上級資格試験の時間が!修道院は上級試験パスを1個だけしか配給してくれなかったが、それを見越してちゃんと買ってあるよ!
さぁ始めよう、まずは合格率70%のイグナーツから。彼の斧術技能を上げるのは大変だからここで合格してほしい!
突破〜ッ!よくやった!
衣装は似合ってないけど守備も魔防も十分にあり、鬼神の一撃による爆発力と観察眼による確実性、さらに高い弓術技能を併せ持ったオールラウンドウォーリアーの誕生だ!衣装は似合ってないけど。
これからは必要以上に斧にこだわる戦い方をする必要もない、持てる全ての力で最前線で暴れてくれ!
じゃあ次はリシテアだ。イグナーツよりも合格率が下がって65%だが…。
合格ゥ〜!これが天才の底力、彼女の辞書に不合格という単語は載っていない〜ッ!
今回は順当に彼女の技能レベルに沿ったウォーロックへのクラスチェンジ。ただ、彼女が使うのは闇魔法であって黒魔法ではないんだよね。
ゆえにウォーロックのクラススキルである「黒魔法の達人」も「黒魔法回数×2」も全く機能しないのだった。ガーンだな。
こんな事なら「白魔法回数×2」と「白魔法回復+10」、おまけに「地形耐性」まで備えるビショップになった方がずっといい。次はそっちをお願いね。リシテアの苦労は絶えない。
さぁどんどん行こう!次はさらに下がって64%のダークビショップに挑むローレンツ!
グワーッ!ナムサン!
さらに76%のパラディンに挑んだレオニーも撃沈!そっちは受かると思ってた!
リセットしてパスを回収することはできたけど、何度やり直しても結果は変わらないみたい。そりゃそうよね。来週に持ち越しだ。
その後は合格確実組がクラスチェンジ。ヒルダがドラゴンナイトに、ラファエルがフォートレスに、マリアンヌがビショップになったぞ!
特にこのフォートレスよ、見てくれよこの守備。最高だろ?ここへさらに兵種補正で守備+10!のちに手に入れた銀の盾を装備してさらに防御+4!ダメ押しの騎士団で防御+3!
しめて防御37!
Foo!先日の死神騎士から追撃を受けても12ダメージに抑えるぞ!たまんねぇな!兵種のマイナス補正で速さが4、移動力も4のままだけど全く気にならんね!倒せるもんなら倒してみろ!ただし魔法はカンベン!
こうして目標の上級クラスになれた生徒が続出する一方、仕方なくクラスチェンジする形になってしまったのはクロードだ。マスターロードに期待したのがミスだったな…。
まぁアサシンは強い兵種だとは思うんだけど、今ねぇ、射程3の弓使いが欲しいんですよ。マスターロードが無い以上、彼にはスナイパーかボウナイトになってもらった方がいいかもな。アサシンなら弓術に技能経験値ボーナスが入るから積極的に弓を使えば意外と早くたどり着けるかも。
ただ、ボウナイトとなると苦手な槍術をCまで、馬術は得意だけどAまで上げなきゃならない。正直しんどい。
ここは最低限スナイパーになれるように弓術集中で自習させ、合格できたところで馬術集中、槍は教師の指導補正でCまで行くってカンジかな?
まぁ、折角だからとりあえずはアサシンのマスタースキルを目指してみよっか。ここからはゆっくりでいいよね。
あとベレトもとりあえずでクラスチェンジ。クロードとのダブルアサシンだ。
でもベレトなんか特に上級じゃなくてアーチャーでいいんじゃない?って思ったんだけど、これから敵も強くなるだろうしってコトで一応上級の資格をゲット。盗賊をマスター済みなので引き続き盗みを働くことができるぞ。速さをキープできるクラスでよかったと思おうかな。
4限目 行事「ガルグ=マク・ダンスフェス」
ムラビトダンス
12月14日。この日は散策していると、レア様から特別なクエストを受けることができた。それは舞踏会に先駆けて行われる学級対抗のダンスバトル「白鷺杯」への参加!これは2週目までに代表を決めなければいけなかったらしい。あっぶね。
そうなると優勝を狙わなきゃなんだけど何を考慮すればいいのかが分からない。クエストの説明文にある「舞踏の技と美しさを競う」という文言から察するに、技と魅力が重視されると判断した。
そうなれば…。
やっぱレオニーっしょ!
技のレオニーか魅力のヒルダで悩むところだったが、総合値で考えれば彼女が優勢。踊れないから興味もないとかなんとか言って拒絶する姿勢は見せたものの結局やってくれた。
でもやっぱり舞踏会でやるような踊りは平民じゃなくて貴族がやるものなのかな?戦場だけじゃなくてこんなところでも無茶させてしまった。
その後、白鷺杯の情報が得られるということでマヌエラに話を聞くと、必要なステータスは「魅力」だったと判明。一瞬血の気が引いたが、どうやら13もあれば優勝できるらしい。レオニーの魅力は18。ヨユー。
魅力が足りていないキャラへの救済なのか、一度だけダンスレッスンをすることもできた。
あまたのトップアイドルを生み出してきたプロデューサーの腕の見せ所かと思ったけど、踊っているところを眺めているだけでよかった。なんだぁ〜。
これによって魅力が5も上昇!嬉しいんだけど、実用性を考えたらちょっと人選をミスした感が否めない。魅力の低さがネックになっている生徒は他にもいるワケで。
ただ、踊り子姿を一番見たいのはレオニーだからいいのだ。これは趣味と割り切ろう。
輝きの向こう側へ
12月16日!白鷺杯!ステージは修道院の大広間、踊り子の兵種をかけたダンス武闘会の幕が開いた!
気になるレオニーの相手はアドラークラッセ代表ペトラ、ルーヴェンクラッセ代表アッシュ…って、貴族いないじゃん!これはイケるぞレオニー!
競技開始!
楽しい時間はあっという間に終わり、早くも審査の時がやってきた。
ドロテアのイチオシはペトラ、シャミアが評価したのはレオニー!ここへアロイスの評価が加わり…。
勝者はレオニーだ!
踊りなんて興味ないし〜って言ってたのに、勝ったら勝ったで調子に乗るのが可愛いよね。ジェラルトの影を追うのもいいが、これからは舞い姫としての自覚も持って生きてくれよな。
で!これが勝者にだけ与えられた特権、踊り子の姿だ!セクシー!
踊り子だからって戦闘力が落ちるわけではなく、力・技・守備・魅力はペガサスナイトよりも上。さらには移動力も6のままだ。しかも魔法を使うことができる。何の問題もなく戦えるな、このまま使いたくなってきた。
さらに自身の魅力によって威力が増す戦技「剣の舞」と、剣装備時に回避がアップするスキル「剣回避+20」も習得。いや〜、こりゃ本格的に人選ミスだった気がしてきたぞ。でもまぁファルコンナイトになれば剣も使うし、ギリギリセーフって感じかな。踊り子姿を見れたしな。
でも折角だから誰を踊り子に選ぶのがベストだったのかも考えてみよう。
今回のイベントで選んだキャラクターが得たものは「魅力+5」と戦技「剣の舞」、スキル「剣回避+20」。
これらを効果的に活かすとすれば、やはり主に剣を使うキャラを選ぶのが正解でした。というかぶっちゃけソードマスタータイプの子なら間違いないと思う。
個人スキルを考慮するとフェルディナントかな。剣回避+20を装備すれば常時35、回避の指輪も装備すれば45の、そこへ剣スキルによる回避が10以上追加。戦場のファントムと化したでしょう。魅力が上がって計略の回避力が増すのもグッド。
他には、力の基本値が14あって補正も1かかるから魔法使いが踊り子になるのも全然アリ。今のメンバーならリシテア、マリアンヌ、ドロテアの全員が剣得意なので誰がなっても良かった。回復魔法なら武器を持ち替えずに使えるからマリアンヌが特に向いてたのかもな。
と、今回はこのあたりで。
週が変わってローレンツも無事にクラスチェンジ成功。これも活かしつつまだまだ攻略しなきゃいけない外伝がたくさんあるんだ。今節は忙しいな〜。
それじゃあ外伝やってくるね。
前回 攻略日記13「ルミール狂乱戦」
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