オトギ島だより11号「ザンザンドンのドンガラリン」

みなさ〜ん!引きこもってますか〜!

自分もこのたびステイホームすることになったモンだからもう森が捗っちゃって捗っちゃって。コレで世のため人のためになってるっていうんだから気分がいいよね。

ということで今回は一気に進んだ土木作業の模様をお送りしま〜す。

三つの工事

まずは前回も載せた画像を使って今回の作業を説明するね。

前回までで北の海岸へ続く道はひとまず完成、今回は画像中央左の「広大な花壇」、左上の「釣り堀」、中央右の「果樹園?」に手をつけました。

それではさっそく花壇から書いていきます。

広大な花壇

 これが作業前の状態です。

ここから池を埋め立てて花壇にしようという魂胆だったのですが、いざ手をつけようとすると二の足を踏んでしまいました。

理由は大きくふたつ。

まず面積がイマイチ。これだけ広くても植えられる花の数は今までと大差無いのです。しかもこの周辺一帯を花壇にしてしまったら通りにくくなってしまいそう。

あとは単純に景観として面白くない。べべべ〜っと花を並べるだけで本当にいいのか?それだけで住民が満足する?島の評価上がる?そんな安直な花壇のある島でこれから暮らしていくのか?

そんなワケで何かちょっとした工夫をしつつ面積を広げる方法を模索した結果…。
土を盛り始めました。

ただひたすらに土を盛り続けました。時に気になる部分を削り、そしてまた土を盛り、土を盛ります。

移動して、Aボタン。移動して、Aボタン。聞こえてくるのは崖工事の音だけ。そして移動して、Aボタン。そんな環境の中で自分でも何をやっているのか分からなくなるほどの時間が過ぎていきました。

ザンザンドン、ザンザンドン、ここらに崖をつくりましょう。
ドンガラリン、ドンガラリン、やっぱりここはやめましょう。

もうろうとする意識とは裏腹にどんどん出来上がっていく崖。それは既存の北の崖と一体化し、ただひたすらに広大な土地が姿を現した!
そうなると今度は崖の上での作業です。

時刻は当たり前のようにテッペンを回っています。引きこもってなきゃ不可能なオーバーワークです。

とんでもない面積を測量し、花壇となる柵を立て、木を抜き、岩を砕きました。この作業もかなり地味で地道なものでしたが、崖を作る作業に比べたらずいぶんとエキサイティングなものでした。

こうして柵を立て終わり、古い花壇から花を移し、さらにはフンパツして坂まで作って出来上がったのが…。
ひろ〜い!

7×3マスの花壇が8つ!これを「広大な花壇」と呼ばずに何と呼ぶ!まだ道路を敷いていないけれどとりあえず完成〜!

しかしこれでもまだ不安はあります。現在島にある花は7種類。最低でもバラがどこかで手に入るとして、それ以上となるとまたスペースが足りなくなってしまうが、若干の余剰スペースは残してあるから何とかなると思う。

で、ココだけ見るとただ単にべべべ〜っと花が並んでいるだけに見えるけれど…。
崖の上に作ったおかげで花壇の手前が自然と道になって、通行を妨げないのがいいんですよ〜。

さらに街路樹を植えても花がよく見えるのがいいカンジ!島を立体的に使えたことでまた一歩先に進めた感もあって気分がいい!
あとあと、せっかく坂を作ったので花壇の奥に崖の上の魚を狙うための川も設置しました。このへんが余剰スペースです。

せせらぎが気持ちいい上に激レアなゴールデントラウトを釣るチャンスも増えて一石二鳥!かな〜り地道な作業に見合う程度には悪くない仕上がりになったんじゃないかな。

釣り堀?

お次は釣り堀です。

島から池がなくなってしまったのでこの施設の建築はなかなかの急務、しかしプランは全く無い状態でのスタートだ。

とりあえず古い花壇を解体していきます。今見るとせっまいせっまい!こんな花壇でよく満足してたな!いや満足はしてなかったわ。狭いし。
あらかた片付けて更地になったところで早速池を掘っていきました。

とりあえず広めに掘って、見栄えのために浮島なんか作っちゃったりしてみたんだけどなんか違う…っていうか全然違うんだよなぁ。

研究の結果4×3マスあれば池として成り立ってサカナがやってくる事が分かっていたのでソレを並べるだけでも機能的には問題ないんだけれど、なんだか味気ないじゃない?

せっかく新しく作るんだからもうちょっとばかし映えるカンジにしたい、センスがイマイチな奴ほどそうやってドツボにハマるワケですよ。上の池なんかその良い例っすよ。

でもね!ステイホーマーの有り余る時間を使えば案外どうにかなるんです!ご飯食べながらテレビ見ながらゴロゴロしながら考え続けたところ、ひとつのアイデアが降りてきた!ピコーン!
 花壇の奥に作った川を利用して小さな滝を作り、その滝壺を池とする

小さな滝と池があるのならば奥ゆかしく和風なテイストも入れて、島のどこかに作りたかったアジアンゾーンも兼ねてしまえ!

これはうらしま史上稀に見るビッグアイデア、どうにか生き延びている脳細胞の残党が総力を結集してこの局面を打開した!


…かに思えたが、川から続く池は「川」として扱われる模様。どれだけ池っぽくてもココは川なのだ。コイやザリガニは釣れないのだ。

そもそもの目的として「池」で釣れるサカナを釣るために釣り堀を作ろうとしているのにコレではダメだ。しかしアジアンな雰囲気にするというのは採用したい。それとやっぱり滝は残したい。


さあ脳細胞よ、これが最後の戦いだ。滝を残したうえで池として、アジアンな雰囲気を高め、さらに釣り堀として機能するアイデアを生み出すのだ!
残念ながら脳細胞は全滅していました。

普通にもう一個池を掘って、それでヨシとしました。ちゃんとザリガニが釣れたので間違いなく池です。

あとは有りったけのアジアン家具を持ち込んで並べて、死の池周辺から抜いておいた竹を植えてアジアンな雰囲気だけは確保。

さっきの滝壺も雰囲気がいいので残しました。近くに普通に川があるので全く必要のない滝壺です。池サカナが釣れるのは仕方なく作ったショボい池一箇所だけです。

でももういいんです、池なんて一箇所あればいいんですよ。0と1じゃあ大違いだって、そう思うだろう?
こうして釣り堀作りはイマイチな結果になってしまいましたが、もうちょっとだけ足掻いてアジアンな雰囲気作りだけは頑張ってみました。

北の海沿いに竹の柵で囲んだ露天風呂を設置。もうちょっと飾りが欲しい感はあるけれど、ロケーション的にはなかなかいいんじゃないでしょうか。この場所に釣り堀を作ろうと思ってよかった。

ちなみにこのひのき風呂はつねきちの船で5000ベルほどボッタくられた高級ひのき風呂です。5000ベル分リッチな入浴体験ができると思います。
あとは釣り堀…釣り堀じゃあないか、アジアンゾーンの外にも竹を並べることで徐々にアジアンな世界に入っていくようなカンジにしてみました。

竹はいいな。並べるだけでなんとなく雰囲気出るもんな。竹を並べまくって4×3の池を掘りまくるだけの方が見栄えがしたかも。

そんなこんなでアジアンゾーン作りは終わりです。とりあえず池を掘れてよかったねと、その程度の成果しか挙げられなかったな。


でも!でもでも!次は結構スゴいぞ!多分スゴいと思う!ちょっとはスゴい!

果樹園→博物館の移設

NO〜〜〜!!

美術品の取り扱い開始に伴って改装した博物館でしたが、その立地はいまだ最悪。相変わらず案内所の陰に隠れてしまっていて、下ろし立ての白亜が淀んでしまっているかのよう。

コレじゃダメだ!このままじゃあいくら島を整えて評価を高めたところで「でも博物館立地が最悪じゃん」の一言で大ダメージを負ってしまう!っていうかフータがずっと思ってそう!思ってるに違いない!
ってコトで移設だ!

区画整理はインフラを整えてからと思っていたけどもう我慢なりません。たぬきちを通じてフータに連絡し、移設の話を持ちかけると快諾してくれました!そりゃそうだ。待ちくたびれてたろうよ。

ここで飛び出したのがハピ森でお馴染み「おまかせください!」のアクション!ハッピーホームデザイナーの魂が燃え上がるぜ!よ〜し、今回のテーマはフータ好みの「ロマンあふれる博物館」だ!

ちなみにだけど、移設の支払いは橋や坂と違って前払いでした。もちろんキャンセルすればお金は返ってくるよ。
ハピデ魂が燃え上がった結果、博物館が高いところに神殿めいた雰囲気でそびえ立っているのをTwitterか何かで見たのを思い出し、ソレをパクろうと決意。果樹園にするつもりだった場所にモリモリと土を盛っていきました。

しかし工事が進めば進むほど手が止まりがちに。

階段のカッコいい設置方法、ただ建てるだけではなく付随する設備や装飾のアイデア、やたらと土地を食うために他の施設を作れなくなってしまうのではないかという懸念、贅沢に階段を使った際の費用の捻出、様々な壁が立ち塞がりました。

本当にこのまま進めていいんだろうか、この先にロマンあふれる博物館は待っているのだろうか、博物館のためだけに広大な土地を使ってフータ以外の島民は幸せになるんだろうか。重苦しい思考の水底へ沈んでゆく…。


——なにうらしま?博物館を高所に建てるアイデアが浮かばない?

うらしま、それは無理やり高い場所に建てようとするからだよ。逆に考えるんだ。「低所に建てちゃってもいいさ」と考えるんだ。

そうか!ありがとうイギリスの貴族!

建物を立派に見せるのに建物自体が高い位置にある必要は無いんだ!むしろ低ければ、低いからこそ!
こんなことが出来るじゃあないか!

低いからこそ滝で囲める!崖の上に巨大な化石をはじめ様々なものを飾れる!それによって大きさを演出!

崖と滝と装飾が渾然一体となった、ロマンだけではなく威厳もあふれるバブリー博物館、いっちょあがり!バブリーとはいっても坂を作らなくていい分だけお財布にも優しいぞ!
圧巻の出来栄えをうっとりと眺めています。眺めすぎてチョウチョが飛び始めました。

川を隔てても微かに聞こえる滝の音がまたいいねぇ。遠くから眺めるとちょっと威圧感が強いというか、魔王の城っぽさがあるけどたぶん夜だからだろう。

あとこのへんに橋を架ける予定だから、そこを渡る時に真正面から見えるのもいいね。全体が川に囲まれているのも特別な場所ってカンジがしてそれもまたいい。手前味噌すぎますがいい場所しか目につかないですね。
で、実際に移設するとこんなカンジ!

トリケラトプスがちょっとばかし見えにくいけどまぁヨシとするか、チラ見えする方が怪獣感があるんだよってコトで。もっと見えた方がいいなら高さのある首長竜なんかにしてもいいかもしれない。

手前に置いた小さい化石たちも思ったより悪くない、崖の色とマッチしているからかも。ただウンコはどうやっても映えない気がしてるから撤去したいんだけど、フータはアレでテンション上がる人だから飾っておこう。

あとはTレックスをトリケラトプスと並べて、いくつかの彫刻も崖の上に置いて、絵画なんかも入り口前に飾っちゃったりして、もっともっとワクワク感を出していきたいな。

ここまでやればフータも満足してくれるだろう、今までヘンピな場所で営業させられていた鬱憤も霧散したに違いない。これからはきっとオトギ島のランドマークとして末長く愛されてくれるでしょう。


と、今回の工事はこんなところです。短期間で島クリエイターを使いすぎたので土いじりの音が耳から離れません。ザンザンドン。ドンガラリン。


化かしてみやがれ

最後に博物館に関連したこの話をしよう。

こちらうらしま、つねきちの船に潜入した。出どころ不明の美術品はもちろん危険だが、奥の商品も油断ならないぞ。上にも書いたとおりボッタクリ価格かもしれないから注意されたし。

それじゃあ始めようぜ、これまで散々騙され続けて美術品を見まくった自分を化かせるモンなら化かしてみやがれ!
商品ナンバー1!「すてきなめいが」!

はいニセモノ〜!まず目をつむってるしな。それに肝心の真珠の耳飾りが星だしな。ギャルかよってカンジ。

まぁこのくらいあからさまなら余裕だけれど、しかし詳細に見られるようになっただけあって以前よりも間違いは細かくなっているな。以前はバンダナの色で見極められたんだが。なかなか油断ならないじゃあないか。

さあ次!
商品ナンバー2!「おちついためいが」!

う〜ん、わからん!コレも以前からあった美術品だけど、どこを見れば見極められるんだったかな…なんとなく違和感がある気がするけれど確信は持てない。

真珠の耳飾りの少女と違ってあからさまなニセモノ要素は無いように見えるが…右下にこんなの描かれてたっけ?

保留!次!
商品ナンバー3!「しんぴてきなちょうこく」!

頭の形ヨシ!左目の欠けヨシ!かなり本物くさい!ただ、耳の欠け?こんなにズタボロなの?

1箇所気になると他の部分も気になってくる。唇が赤すぎない?帽子の模様合ってるの?最初はホンモノだと確信していたのにどんどん自信がなくなってくる。

それでも今のところ大本命はコレ。次がわからなかったらコレにしよう。

それじゃあ最後の商品を!
商品ナンバー4!「なぞめいためいが」!

こんな絵あったっけ?全然記憶にないや、新作?さっき作った博物館みたいじゃん。

元ネタを全然思い出せないので完全に判別不能。オモシロ要素は見つけられないので本物感はあるが、それならさっき彫刻を選びますわ。

ということで「しんぴてきなちょうこく」を購入し、ついでに割高なひのき風呂も購入してつねきちの船を後にしました。これで美術品までニセモノだったら目も当てられないが果たして…!
やりました!ホンモノです!

よかった〜改装&移設して早々にニセモノを持ち込むハメにならなくって。

しかし博物館の美術品エリアはかなり広大なので、つねきちとの戦いはまだまだ続きます。個人的には面白いニセモノも集めたいので2日に一回くらいは来て欲しいですね。


それじゃあ今回はこのへんで!


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