HorizonZeroDawn/規格外のグラフィックが生み出す究極の狩猟体験

気になってはいたんだけど巡り会わせが悪くてプレイせずにいたこの作品。

でも最近twitterでHorizonフォトコンテストなるものがあって、ステキなスクリーンショットに釣られてホイホイ購入しちゃったらさぁ大変!こいつぁとんでもない傑作だぞ!

どう凄かったのか書いておくから、PS4があるのならゼヒ手に取っていただきたい。もうすぐDLCも来るよ!

引き込まれる世界

まずはコレ。

最初にグイグイ来るのはプレイヤーの目を釘付けにするどえりゃあとんでもねぇグラフィック!絵作りの良さって様々あるけど、写実的な良さでこのゲームに並ぶものが他にあるだろうか!

キャラクター、特にメカの描写はもちろん、岩肌の質感、生き生きした木々、抜けるような空、破壊された岩の破片まで…いや~ぶったまげた。

ここまでしっかり描き込んであるのにスルスル動いちゃうんだからとても現代の技術とは思えないよ、滅びた高度文明のテクノロジーを掘り起こしてきたのかってカンジ。初めてPS4プロが欲しくなりました。
あと世界観ね。

高度に発展した文明が滅びた後の原始的な世界、いわゆるロストアプカリプスな舞台もこのグラフィックで描かれると説得力がダンチ。

宗教や掟が支配する世界とシステマチックな文明とその名残である廃墟、それらのミスマッチにワクワクさせられます。

ともすればどこへ行っても似通ってしまいがちな自然豊かな世界が、過去の遺物によってガラリと表情を変える。飽きの来ない世界になっているんですよね~。
素晴らしいグラフィックに目が行きがちだけど、自分はアーロイの生き様、ストーリーも強く推したい

異端児として生まれ、部族の掟によってヒドい扱いを受けながらも狩りを学んで強く成長したアーロイ。

反骨心だけで生きていたような彼女はやがて大きな流れに巻き込まれ、人との繋がりを知り、世界の真実を知る。そして最後に世界を救うのは…みたいな!詳しくは書けないけど思ったよりもドッシリしたストーリーでした。

主人公アーロイの細やかな描写によって感情移入しやすいし、物語の盛り上げかたもウマいね!特に中盤からは先が知りたくて知りたくて。ハリウッド映画なカンジだけど開発のゲリラゲームズはオランダみたいだよ。


それと人がいいカンジに愚かだ。

個人の趣味かもしれないけど、SF、特にアポカリプスものとかサイバーパンクなんかは人が愚かじゃないとね。

いかに技術が進歩しても、また原始の生活をすることになっても抗争は絶えないし、信条は変えがたい。そういう設定が物語をエキサイティングにするんだよね、はぁ~好き。


こんな風にしっかりした土台に加えて魅力的なキャラクター、豊富な探索・収集要素、戦闘の流れを止めないUI、ゲームにのめりこむ要素はあっても邪魔をする要素が無くてやめどきを失う。


あ〜もう既に褒めて褒めて褒め倒してるけどね、まだまだこんなモンじゃないのよ。このゲームのキモはそこじゃない。

「狩」

Horizon Zero Dawnがプレイヤーにやらせたいことはただ一つ、あえて言おうただ一つ、それが「狩り」だ!オトコの狩猟本能に火をつける最高の狩猟体験がここにある!

いや、ジャンルはオープンワールド・アクションRPGであって狩りなんて書いてない。確かにRPG要素も強くて素晴らしいオープンワールドだ。

しかしこれは紛れもなくハンティングゲーム!TPSでもオープンワールドアクションでも、ましてやハンティングアクションではない、ハンティングなんだよ

圧倒的なグラフィックも魅力的な舞台設定も、全てはスリリングかつ爽快な狩りのために存在している副次的要素に過ぎない!
最高のビジュアルがもたらすのは「破壊」の快感!

美しささえ感じる強力な機械獣を知識と策略、時に力押しでブチ壊す興奮ったらもう!

強力な敵を破壊し尽くしてボロボロになった残骸を眺める時のえも言えぬ優越感、圧倒的な勝利の実感。オレが生きて、お前が死んだ!

相手がデカければデカいほど快感が大きくなるからビビりながらもついつい喧嘩売っちゃったりね、この快感はかなり危険。中毒になりますよ。

っていうか「ボロボロになりながら戦い続けるロボ」って、どう?鉄板でイカしてるでしょ。
そして機械獣を引き立てるのに一役かうのが風景描写の美しさ。

どこまでも広がる平原、乾燥した赤土の渓谷に白銀の山、荒廃しきった建造物、それらを照らす太陽と月の光。

それを突如遮るストームバード!平地の果てからサンダージョー!もうたまんねぇ…鼻血出るかと思った…。

作り込まれたシチュエーションが機械獣の恐ろしさや美しさをワンランクアップさせてるんだよ!この恐ろしさと共にやってくる高揚感もひとつの楽しさだね!
敵が「機械獣」というのも実に良い、というか上手い!

生物だとどうしても出てしまうリアリティの壁、それを超高度な文明の生み出した機械という設定があれば楽勝で飛び越えられるからもうなんでもアリ!

バリア張ったり、光学迷彩で消えたり、謎の液体が入ったタンクが剥き出し、背中にランチャー積んでる、アイテムボックス積んでる、そういうのって変かな?いいえ、そういうロボですから


それにCGだとやっぱ機械を描画する方が生物より得意だもんね、舐め回すように眺めても細かいとこまでよく作ってあるよ〜。上の写真のロボ、ソウトゥースっていうんだけど、彼のしなやかなで力強い脚の作りを見てよ、はぁ〜芸術的。


上にも書いたけど、機械だから当然爆発もするし、部品がバンバン飛ぶし、攻撃に対する反応が派手なのもいいよね。あと眼が光るのが超グッド!カッコいい!


いや〜ほんとにクリエイターがロボ好き過ぎるんだよね、ボロボロになりながら戦うのカッコよくない?巨大なロボが翼を動力に空を飛ぶのカッコよくない?飛び道具じゃなくて自分の体を当てる戦い方カッコよくない?自立できそうに無いけど縦にめちゃくちゃ長い上に頭でっかちの偵察ロボカッコよくない?

カッコいいよ!最高だよ!変体どもが!

敵をハッキングして仲間にできる「オーバーライド」なんて絶対に「ロボとロボがぶつかり合う様ってカッコよくない?」って思って入れてるよ!うん、カッコいい!
グラフィックを抜きにしても「何でもアリ」な戦闘がサイコー!

でも、「ヤリ、モッテル。ナグル。」みたいな戦い方じゃ狩りの楽しさを半分も味わえないよ!一流のハンターたるものアタマを使ってナンボってモンさぁ。

息を潜めて弱点と足跡をチェック、動きを観察。それをもとに舌なめずりしながらワナを仕掛け、狙いすました先制攻撃で武装解除し、燃やし、凍らせ、束縛し、何もさせないままハメて狩る!

一例だけどこんな流れが決まると最高にスガスガしい気分になるんだよね!気分は歴戦のベテランハンター!この緩急の効いた展開がクセになる!

しかし敵もさるもの。強力無比な怒涛の攻撃で押し込まれたり、仲間を呼んだり、近くの敵が乱入してくることも。(本当の一流なら乱入くらい想定しておくんだろうけど)

そんなときのアドリブ勝負もまた楽しい!

ここは引き時か、今こそ攻めるか、とりあえず目当てのアンチクショウを拘束してザコどもを相手にするか、いや小物を穢れ(混乱)させて狩猟対象に集中か、はたまた一旦隠れてワナを張るか、しかしさっき切り落としたヘビーウェポンさえ拾えばあるいは、いやいやそんなことより回復だ!

このスリル、パニック、サスペンス!あぁ、クセになる。

狩りを重ねるごとにだんだん上手く狩れるようになっていくし、状態異常や武器強化の効果もだんだんわかってきて、姿を見るまでもなく足音や鳴き声で何が近くにいるのかがわかってきたり、トリップマインを見つけた時に「む…ストーカーか…」なんて言っちゃうようになるのも最高!完全に没入しちゃってたよ!成長を実感できるゲームって楽しいよね!

長期戦を狙ってもいいんだけど、基本的には短時間で決着がつくのもゲームの回転が早くてついついのめり込んじゃう要因になってると思うんだよね。そして次の快感を求めてアーロイは今日も行く。
戦闘といえば多彩な武器をとっかえひっかえ使っても流れを止めずにプレイできるシステムも秀逸!

大物相手だとどうしてもいろんな武器使うのに、切り替えるたびにポーズかかってたらかったるくてしょうがない。一息つけちゃうのも緊張感が削がれて良くない。

そこであらかじめ4つの武器を登録しておいて、時間をゆっくりにしながらも動きを止めずに切り替えられるというのがこの上なくマッチしてるんですよ!


そして全てのアクションのレスポンスがよく実に軽快、操作もシンプルで動かしやすく、いろんなアクションがあっても迷うことなく動かせます。


敵に発見されているかどうかが一目でわかるっていうのもポイント高いし、こちらがうまく隠れることができているのか否かもよくわかる。

狩りをさせるシステムがよく整ってるんですよ、狩りを邪魔するものは何もなく、ただひたすらに目の前の獲物と対峙することに集中できるんです。


それと、なんとな〜くストーリー追う感じで進んでいってもね、小型の機械獣とか動物なんかの細かい狩りをちょいちょい入れながら、良きところでオオモノがドーン!って出てくるように配置されてるのがまたスゴい!職人技だね、道中までドラマチック!

ドラマチックと言えば音楽もなかなか独特で、ハンティングを盛り上げてくれてましたね。印象に残るのは戦闘中の太鼓をベースとした音楽。なんだか世界観に合ってて好きだったな。

自分はアレだな、音楽のことを書くのが苦手だな。どう書けばいいのかわからない。
あと狩人っぽさね。

足跡追跡や弱点看破、気配察知みたいな超一流の狩人っぽいことはアーロイが耳につけている「フォーカス」という機械がやってくれるから気分はすっかり腕利きハンター!

ある程度の距離までなら壁の向こうの敵の位置、種類、破壊できるパーツなんかもお見通し。一度スキャンすればしばらく弱点が光って見えるからそこを狙ってスマートに矢を放つ。

次第にそう簡単にはいかなくなってくるんだけど、このフォーカスっていうギミックも極上の狩猟体験に一役買ってるんだよね。自分みたいに鈍臭い人間でも鷹のような鋭い洞察力を持ったスゴ腕ハンターにしてくれるの。最高に気分がいいよ!


おっと書き忘れるところだった。

エイム多動性障害を持ってるみんなにも朗報だよ、アーロイは弓を撃つ時にジャンプやスライディングをすると世界がスローモーションになるから射撃がニガテでも大丈夫!さらに「精神統一」のスキルも習得すれば万全!敏腕ハンターにふさわしい弓の名手の誕生だ!拙者の矢は外れぬ!(外れる)

フォトモード

だいぶ書いちゃったけど最後にコレ、外せないよね。

自分がこのゲームに手を出すひとつのキッカケにもなったこのモード、なんと静止した空間をカメラが動き回り、さらには太陽の位置を変えられるわ露出・絞りを使えるわフィルターを使えるわアーロイにポージングさせられるわの至れり尽くせりな撮影ができるって言う反則みたいなシステム。

凝り過ぎててこれまたハマるハマる、プレイ時間の3割は写真撮影に費やされてたね。ちなみにこの記事で使われている画像は全部プレイ中のフォトモード産だよ。

こんな冗談みたいな撮影システムが許されるのも規格外の常時プリレンダリングみたいなグラフィックだからこそでしょう。どこを見られても最高品質だという自信に裏付けされたモードなんですよ。

ということで最初に戻っちゃうんだけど、この圧倒的なグラフィックをぜひ体感してみてね!

おわりに

当たり前だけど不満を出そうと思えば出せる。

サブクエストに似てるのが多いとか、隙あらばグリントホークとか、狩りがしたいのにハッケヨイのこったで始まるイベントが多いとか、いろんな道具を使って狩りたいのに揃うのが遅いとか…。

でもそんなものはこのゲームのパワーの前では些細過ぎる問題!

規格外のグラフィックで描かれた舞台にエキサイティングなストーリー、そして究極の、臆面もなく言うけど究極の狩猟体験。

一番重大な欠点はタイトルに「Hunt」って入ってないところなんじゃないかな!そこが抜群に面白いのにさ!

全体で見ても不足なく整っているどころか全てが高水準の素晴らしいゲームでした。これ抜きで2017年のゲームは語れない、それほどの出来栄えです。


11月にはDLCも配信予定だし、今年のゲーム今年のうちに、ぜひぜひプレイしてみてちょうだい!


こんなトコかな、次は文章量を半分にするように頑張るよ。

それじゃまたDLCが出たら!


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