ドラゴンクエストXI/攻略日記41 「黄金の贖罪」の書

隠れ家を出ると目指す黄金城はすぐそこに。

しっかし全部キンピカってやっぱ趣味悪いな。威圧感みたいなものはあるけど。いえ鹿苑寺をディスっているワケでは決して…。

黄金城

キンピカなのは外装だけにとどまらず内装も、果てはモンスターまで全部キンピカだった。キラゴルドお前マジ…ハピ森貸すからやれ。

その魔物たちの強さは案外バカにできたものじゃなくって、守備力が高い魔物が多いせいで物理攻撃主体の今のパーティとは相性が悪かった。特にタフなゴールドマンは強敵。最もモロいけど痛恨を出しまくるゴールデンパペットも素早く処理しないと危険でついつい特技や呪文を多用してしまう。

呪文の中では全体的にドルマとデインが効きやすかった印象。デインなんかベギラゴンよりもダメージ出てたからね、やっぱ勇者の呪文ってすごいんだな。
黄金一色でコーディネートされた城の中で唯一別の色をしていたのがこの「スロットマジーン」だ。クールな名前!

守備力と体力が高くて攻撃力も高いシンプルな強敵、さらに「おカネのにおい」でカミュが魅了されやすかった。ここの攻略に一番向いてないのカミュだな…。

普通にうろついてるヤツとスロットマシンに化けているヤツがいたんだけど、化けているヤツは倒してもコインを落とさなかったのでインパスで避けちゃうのが無難だった。カミュが役に立った!
先へ進むにつれて見覚えのある人たちの像が飾られるようになっていた。一番いい感じに飾られてたのは例のバカップルだ、彼らとしてはこれでも幸せなのかもしれない。

だけど肝心のマヤの像が見当たらない。やっぱりボス部屋だよな~、自分がキラゴルドだったとしても部屋に飾るのはこんなバカップルとかお婆さんじゃなくてマヤだろうし。
ということでついに玉座へ到着!

今回も部屋の前にけんじゃのせいすいが置かれているパターンだったけど一旦回復に戻ったから元気いっぱい!お!あそこにあるのはマヤの…

キラゴルド

像…あれ?生身のマヤじゃん?金じゃないじゃん?

まぁよくわからんが無事なら良かった!…と思えるような甘さはココまでの旅で失った。認めたくないコトだが、キラゴルドの正体はマヤだったのだ!
黄金病を撒き散らしたのも、宝を奪わせていたのも全てマヤの仕業。カミュを黄金像にせずに捕まえたのは「ペットにして死ぬほどかわいがるため」だそうだ。

どういうワケかいつの間にやらドえらい恨みを買っていたカミュ。やはりあのとき手を引っ込めて助けられなかったことが尾を引いているのかも。そのことはカミュも自覚していたみたいだし。

しかしどうしてこんな事態になっているのかと問いかけると、マヤは苛立ちながらこれまでのあらましを語り始めた。
それは命の大樹が落ちたあの日のこと。まだ黄金像だったマヤの元にウルノーガの魂のような影が現れてた。

貧しさに苦しみ、愚かな人間にしいたげられ、兄にも見捨てられた彼女の中にある欲望と絶望と孤独こそ闇が支配する世界にふさわしい、そう声を掛けるとマヤに「戯れのチカラ」を授けた。
それこそが黄金化のチカラ。

ペンダントからはあの時のように呪いの光が溢れ出しているが今のマヤは黄金と化すことはない。それどころか自在に操ることで近くにいた馬や犬を手を触れることもなく一瞬で黄金に変えてしまった。前に生き物を変えたときカミュに怒られたのに…。
以前とは比較にならないほど強力なチカラを手に入れたマヤの欲望も以前とは比較にならないほど過激なものになっていた。

大金持ちになるだけではなく、世界中の人間を黄金兵に変えてコキ使ってやると言ってこの悪い笑顔。まぁある意味ではイタズラっぽい性格が変わらずにいてくれてると言えなくもないんだけど、明らかに行き過ぎちゃってるんだよな。

そんなマヤをたしなめずにはいられないカミュ。魔王の配下になってこんな事をして、それがお前の望みなのかと訴えかけるが…。
マヤはいまさら説教するのかとブチギレ!ペンダントのチカラを解放させると巨大な獣へと姿を変え、口の悪さもピークに達した!

でもこの口ぶり…「助けてもらえなかった」というのが怒りの源泉みたいだ。見た目はイカつくなっても中身は幼い少女そのものってワケ。

彼女がどう思おうと救ってやりたいところだが…カミュは左手を見つめて思いを巡らせる。この5年間考えていた、自分が生き残ってしまった意味に。そしてこの瞬間にたどり着いた答えは、妹がこうなってしまった原因が自分にあるのなら彼女を倒すことが自分の贖罪だというものだった。

本当にそれしか道は無いのかな…。

VS.鉄鬼軍王キラゴルド

見た感じ物理攻撃タイプっぽいけどブレスを使ってもおかしくないな〜ってコトでグレイグをロウに変えてスタート。

グレイグがいないとちょっと不安だけど、先頭の二人はソードガードを使えるので守りの面ではそう悪くは無いカンジ。

そしてロウも悪く無い選択で、ヘナトスがよく効いたおかげで序盤からHPに余裕を持つことができた。しかもキラゴルドは自身にバイキルトをかけてくるのでそれに対処するためにもヘナトスが使えるのは大きかったな。

ちなみにカミュのソードブレイカー二刀流では一度も攻撃力を下げられなかった。相手が相手だからか剣がにぶってやがる。
キラゴルドの主力攻撃はランダムに4回切りつける「くるい裂き」というオシャレな名前の技。マヤが考えたのかな。

まぁソレはヘナトスとソードガードのおかげもあって大した問題じゃ無いんだけど、大問題なのがイエローオーブの力を使って放つ「ゴールドアストロン」だ。2名をアストロン状態にされてしまう技なんだけど、彼らはダメージも受けなくなるので一見してそれほど問題はないように見える。

が!キラゴルドはかなり素早いせいかあっという間にヘナトスが解けてしまい、その時にロウが動けないと「くるい裂き」がえらいことになってしまう。さらにこちらのピオリムやバイキルト、ソードガードの掛け直しもできないのも厄介だ。もちろん回復も効かないから全体回復にかなりの無駄が出てしまう。
それに輪をかけて厄介なのがこの「ゴールドフィンガー」だった。

この技の効果はこちらに有利な効果を全て剥がすというもの。さらにリズムが乱されて戦いにくいことこの上ない。

さらに威力が尋常ではなく、バイキルトがかかっていない状態でもロウは200を超えるダメージを受けてしまった。1段階でも上がっていたらシルビアやカミュでも危ないし、最大威力ならロフィもただじゃ済まないな…。
ということで思い切ってロウをグレイグにチェンジ!

ベホマラーを使えなくなるのは怖かったけど、ヘナトスが無くてもスクルトがある、ゴールドフィンガーを受けてもスカラで一気に2段階アップできる、盾ガード率が上がるスキルを持っているから素の状態でも物理攻撃に強いという点で変えてみたがこちらも悪くはなかった。

変えてみてからわかったことだけど、キラゴルドが呼び出した黄金兵を瞬殺できる点でもありがたかったな。
1番の山場はグレイグがスクルトをかけ切る前にやってきた。キラゴルドのゾーン状態だ!

ヤツはなんと「ゾーン必中」で自発的にゾーン入り。いろいろと器用なヤツだな〜、世界を股にかける盗賊カミュの妹なだけあるって事かね。

普段以上にちからが上がった状態の攻撃は驚異的な威力で、ロフィも回復にまわりつつなんとかしのぐ。この状態で呼び出した黄金兵長は連携の恐れがあるのでこちらもメラハリケーンを使うようなシーンもあった。シメにはギガバースト使いたかったんだけどなぁ〜。
そのかわりに使ったのがカミュとの連携「はやぶさのまい」だ!

ダメージは二人がはやぶさ斬りを使ったくらいなんだけど…まぁカッコよかったし、カミュとその相棒でキメられたっていうのは良かったんじゃないかな。
そしてキラゴルドは「大海賊のぼうし」をドロップ。

これはなんとカミュの専用装備。あらあらマヤちゃんってば、この帽子はどうしちゃったのかしら、うふふ。モンスターズ買うわね。

黄金の贖罪

六軍王の中ではかなり強かったキラゴルドだったがどうにか勝利。

苦しみだしたヤツは強い光を発すると、次に姿が見えた時には胸から上が吹き飛び、その中からマヤが出てきた!マヤが変身したワケじゃなくて巨大な獣型の外骨格を作って動かしてたんだな。

しかし出てきたのはマヤだけでは無く、あらゆる場所から黄金の触手が飛び出して節操無く暴れだした!ロウいわくコレはチカラが暴走している状態で、このままでは黄金病が際限なく広がってしまいかねないとのこと。
それを聞いたカミュはとんでもない考えに至ってしまった。マヤにトドメを刺すことで黄金病を食い止めようというのだ。

ダメダメダメ!絶対ダメ!勇者さん許さないよ!

自分のせいで狂った妹の命をとって、それで贖罪のつもりかバカ兄貴!さっきまでとは状況が違う、アレを見てみろ!
キラゴルドはもう倒した!

じゃあアレは誰だ!誰に助けを求めてる!お前はどうしたいんだよカミュ!
ちゃんと言えたじゃねぇか。

そんな泣きそうな顔しちゃって、なんでも自分で背負い込もうとするんじゃないよ。相棒だろうが。

しかしこれで二人の覚悟は決まった。黄金病は食い止める、妹も救う、贖罪も済ませる、マヤを見習って欲張りに行こうじゃないか!
荒れ狂う黄金の触手が二人を襲う。

それをロフィが勇者の紋章の光で一瞬ひるませるとカミュが駆け出す。

迫り来る触手を短剣でいなしながら進むが、それはすぐに弾き飛ばされた。それでもなんとか身をかわしながらマヤの元へと一直線、触手を足がかりにして彼女の手を取るべく飛び上がった!
が!マヤの周りは黄金のバリアで囲まれていて近づくことができない!

そのバリアに触れたカミュはみるみるうちに黄金と化していく。それは助けを求めたマヤの方が手を引いてしまうほどの悲痛な光景だ。しかしカミュの覚悟はこんなもので折られるほどヤワなものではない!
左手を無理矢理にバリアの中へとねじ込んだ!

触れているだけでも黄金化が進むくらいだ、中へ入ってしまった部分は一瞬で黄金と化す。それでも一瞬たりともその手を引くことはなかった。あのとき差し出せなかった左手はしっかりとマヤの手首を掴む!
そのまま力強くマヤを抱き寄せ、獣のヨロイから引っ張り出す!やったなカミュ、今度は助けたな!

しかしカミュの黄金化は止まらない。彼は完全に黄金像となる前にマヤを放すと、ただ一言「ごめんな マヤ…」とだけ言い残した。そういやまだちゃんと謝ってなかったんだっけ。こんなに追い詰められなきゃ言えないなんて、盗賊らしからぬ不器用な男だよ。


以前とは逆に黄金像となった兄を見ることになったマヤ。動かなくなったカミュを見て頭に浮かんだのは、貧しくてひもじくて辛かったあの日々のことだった。

なぜそんな日々を乗り越えることができたのか。それはバイキングを恨む心でも、ましてや黄金があったからでもない。ひとえにカミュがいたからだ。彼女はようやくそれを思い出した。本当に欲しかったものを思い出した!

「黄金なんて!もういらない!」
そう叫んだマヤの頬に涙がひとすじ。激レアですよこんな素直なマヤ!

その涙はやがてアゴからこぼれて呪いのペンダントに当たって弾けた。するとどうだろう!
っか〜いいっすね!乙女の涙が呪いを解く!べらぼうに王道っすよ!

黄金化のチカラの源であるペンダントが砕け散ると獣のヨロイも金の触手も幻のように消え去った。結局のところマヤ自身が黄金化を使えるようになったんじゃなくてこのペンダントをうまく使えるようになってたってコトなんだな、これでもう永遠に黄金病は流行らないだろう。

そして玉座を満たしていた黄金の輝きが落ち着くと、今度は天井のステンドグラス越しにまばゆい光が刺した。
そんな光に照らされながらカミュの腕の中でガクッといっちゃうモンだからてっきり死んじゃったかと思ったぞ!人知を超えた力を使い続けた反動が来ているだけで命は助かったらしい。よかったよかった。

ふと思ったんだけどこの二人、ずっと助け合い続けてたんだよな。

マヤは「誰も助けてくれなかった」と思い込んだことでキラゴルドになってしまったんだけど、その実ずっとカミュに助けられていたんだよね。一方でカミュにとっての支えもマヤだったワケだし、ただでさえ強力だった二人の絆は今回のことでより一層強くなっただろう。

まったく相棒勇者が形無しだがしょうがない、マヤが目を覚ますまでは彼女の代わりでも務めてやりますか。
そんなカンジで黄金病は解決!

どこからか転がってきたイエローオーブもしっかり回収して、マヤも安全で暖かい場所に預けることができて、カミュは贖罪をバッチリ果たして、気持ちのいいグッドエンドだな!

ただ、あの、神父さん、その、疑ったりしてすいませんでした…。贖罪はしないけど懺悔くらいはするんで、これからもマヤの看病と、あとセーブとかお願いします…。
そんなところでキリがいいからここまで。今回のタイトルはエッケハルトさんからもらいました。どうせこの本は出版されなそうだし。

それでは次回、おそらく聖地ラムダへ!


前回 攻略日記40 「金がしんねん」の書

次回 攻略日記42 「風の裁き」の書

0 件のコメント :

コメントを投稿