なんて事はないシルビアのセリフ。実際に像を見ても当然そんなことは無かったし、感受性豊かな彼が被害を受けたラムダを見てそう感じたというだけのこと。
そう思っていました。
静寂の森で
セーニャの双子センサーは里の北側にある「静寂の森」に反応。ここは子供だった姉妹の遊び場になっていたのだそう。森とは言っても鬱蒼とした雰囲気は無く、命の大樹が落ちる前は日光が差し込む暖かくて小さな森だった。
そんな森のひときわ大きな木の陰にベロニカを発見。どうやら眠ってしまっているようだ、いつからここにいたんだろう。すぐそこに実家があるんだからそこで眠ればいいのに。
そういや初めてセーニャと出会った時は彼女の方が寝てたんだよな。なんとも似た者同士な姉妹だ。
そう思ってたんだよ。
しかしあの時のセーニャと違ってベロニカはなかなか目を覚まさない。
よほど疲れているのか、それとも…。そんな自分の邪推をかき消すかのようにロフィの紋章が輝き出した。そしてそれに呼応してベロニカの隣に突き立てられていた杖も光りだす。まるでロフィがここに来ることを待っていたかのようだ。
そして大樹の根と同じように杖へと手をかざすと、これまた同じように過去の映像が見えた!なんでベロニカの杖にこんな力が…それはわからないままだったけど、とにかく今はビジョンを確認しよう!
ベロニカは世界を救うことにした
今回見えてきたのは大樹が落ちたあの時のもの。魔王ウルノーガが大樹の魂を破壊した直後の光景だ。このあとすぐにウルノーガが放った衝撃波で大樹が落とされ、ロフィたちは散り散りになってしまったのだった。少なくともロフィの記憶ではそうなっていた。
しかし、大樹が落ちるまでのわずかな時間に誰も知らない真実があったのだ。
次にビジョンが映し出したのは、ベロニカの杖を中心に浮かぶロフィたち!
どの段階で気を失ってしまったのだろうか?さすがにこの状態で大樹が落ちてしまったら勇者の強運でもどうにもならなそうだが…。
そうはさせまいとしていたのが誰であろうベロニカだった!
彼女も満身創痍だが、この場を切り抜けようと力を振り絞っている。そしてどうにか両手を差し出し、バシルーラのような呪文でロフィたちをどこかへ瞬間移動させて避難に成功!
そう、みんなが助かったのは偶然でもなんでもなく、ベロニカが大樹から逃がしてくれたおかげにほかならなかったのだ!
だがしかしこれで力尽きたのか、彼女自身を助ける事はできないようだ。自分はどうなってもいい、みんなを生かすことで世界を救う。
それが彼女の選択だった。
崩壊が目前に迫る大樹に残されたベロニカ。
誰もいなくなった中空へ向けて放ったのは、文字通りずっと一緒に過ごしてきた双葉へ向けての言葉だった。
芽吹く時も散る時も同じだったはずの姉妹がこんな形で…やりきれねぇ…。
ガックリと膝をつくベロニカ。
上空で渦巻く壊れた大樹の魂が光を増し、視界が白に塗りつぶされると、そこでビジョンは途切れた。
ベロニカは最後に小さく口を動かしていたけれど、何をつぶやいたのだろう。それを知る術はもう…。
ビジョンを見たセーニャはゆっくりとベロニカの頬に手を寄せる。
しかしその指か触れるか触れないかというところでベロニカは光の粒となって消えてしまった。
わなわなと震える右手へ目をやりながらへたり込むセーニャ。あの日から重く沈んだままの空からはシトシトと、まるで目の前の現実をゆっくりと刻み込むかのように雨が降り出した。
カミュはやり場のない怒りを木へぶつけ、マルティナは両手で顔を覆い、グレイグは苦々しく拳を握りしめた。年長のロウも、ムードメーカーのシルビアでさえ押し寄せる悲しみに暮れるばかりだった。
しかし、最も辛いはずのセーニャはしっかりしたものだ。
ベロニカがどこにもいない現実を受け止め、彼女の選択を受け止め、この事を両親に伝えるべくスタスタと森を離れていった。そしてその後、ショックで立つことすらできない両親にかわってセーニャがベロニカの葬儀の喪主を務めていた。
葬儀か…。でも正直なところ、この時はベロニカは帰ってくるものだと思っていました。ロウだって冥府から帰ってきたワケだし。
だってそうじゃなきゃ、あまりにもあっけなくて、寂しすぎるだろう。
葬儀
喪主のセーニャ。亡き姉の杖を抱えながら、涙のひとつも流さず立派に務め上げた。ラムダの葬儀では参列者がひとふさの髪の毛を火にくべるという風習があるそうだ。髪には故人との思い出が刻まれていて、それを天に送るという意味らしい。なんかいいなそれ。
髪をくべる列はいつまでも途切れず、いかにベロニカが慕われていたのかを思い知らされた。里の人たちから一通り話を聞いてみると彼らの辛さが痛いほど伝わってくる。ベロニカは彼らにとっての希望でもあったんだ。
そのなかで両親は賢者として神託を受けたことを呪い、旅に出した決断を悔やんでいた。彼女を頼り、彼女に守られる立場だった自分にはかける言葉が無かったよ…。
葬儀が終わると長老のファナードから話があるから大聖堂へ来るように言われた。
いつの間にかこんな所にもフクロウの幽霊が…それも2体だ。まるで姉妹のよう。いったい彼らは何なんだろう。ここまで来てもその正体がわからないままだ。
ファナードが切り出したのは探し求めていた「神の乗り物」、その名も「ケトス」のハナシだった。なんでも彼は信託の夢でケトスに乗って「空に浮かぶ島」に降り立つ勇者たちの姿を見ていたそうなのだが、その中にベロニカの姿がなかった事を不安に思っていたらしい。未来がわかるってのもなかなか辛いモンだな。
それでそのケトスに関しては里の総力を挙げて調査中とのことだったので、ひとまず宿に戻って休むことになった。カミュはベロニカのことを思い出してしまうからあまり長居したくないようだったけれど…あれだけ張り合ってた相手だもんな、セーニャ程じゃないにしても喪失感がひどいだろう。でもケトスを手に入れるまではなんとかふんばってくれ。
そしてその夜…。
双葉の姉妹
たてごとの音色で目を覚ましたロフィはその音をたどって外へ出た。この曲は何度も聴いたことがある。優しくてどこか寂しげなメロディー。ベロニカも始祖の森でこの曲を聴きたいとせがんでいたっけな、雨空へ向かって奏でているのはそんな姉への手向けなのかも。
そして今回初めて知ったんだけど、この曲には歌詞があったようだ。
まるでベロニカとセーニャを歌ったかのような歌詞。これは古くからラムダに伝わる悲恋の歌なのだそう。死に別れた恋人を愛おしむ歌。愛する人を失ったセーニャのためのような歌詞だよなやっぱり。
一通り歌い終えた彼女は弦を弾く手を下ろす。そうして静かな雨音だけが響くなか、背後のロフィに向けてなのか、それとも独り言か、どちらともつかない様子でとある「心残り」の告白を始めた。
それは始祖の森の頂上キャンプ、初めて命の大樹へと足を踏み入れたときのこと。
自分の記憶とは衣装がちょっと違うけど…まぁそれは置いておいて、あのシーンには続きがあったようだ。
まるで今回のことを予測していたかのように、セーニャひとりでも生きていけると約束してほしいというベロニカ。さっきはずっと一緒だと言ってくれたのに、直後にこんなことを言われたセーニャはそんな約束なんて出来ないとヘタってしまっていた。
それこそがセーニャの心残り。この時に約束できてさえいれば、少なくとも安心して天に召されたのではないかと。
そんなこと無いと思うんだけどな…。セーニャが賢者の再来として勇者を守る力があると判断したからこそ自分を犠牲にしてまでみんなを助けたんだと思うし。そうじゃなかったら賢いベロニカのことだ、別の手をとっていたと思うよ。
まぁセーニャはベロニカからグズだグズだって言われてたし、認められているとは思えなかったのかもな。
自分でも言葉や呪文の習得から始まって道を歩くことまで何でもベロニカに遅れていたと語っていたからベロニカに言われなくても自信は無かったのかも。というかベロニカを尊敬しきっていることの裏返しで自分をグズだと思ってたのかもしれない。
でもそんな尊敬するベロニカに対してもたったひとつ、言ってやりたいことがあったみたい。
「こんな時にまで先に行かれてしまうなんて」
そうつぶやくと彼女はようやく、ほんの少しだけ、泣いた。
やっぱ吐き出せるモンは吐き出しちゃった方がいいよね、デトックスだよ。それにいくら賢者のアレだからってこんな時にまで涙を押さえつけなくてもねぇ、涙の数だけナントカって言うし、ウチの育ての親なんか自分が村を離れるだけで泣いてましたよハッハッハ。
気持ちを新たにしたセーニャからは、ベロニカが助けてくれた命を精一杯未来へと繋いでみせる、そんな力強い言葉ももらえたぞ。なんとも頼もしいじゃないですか!この旅も多分あと少しだ、もう一息よろしく頼むよ!
そんな事を思っているうちに彼女はロフィへ背を向け、おもむろに短剣を取り出し、その刃を自身のうなじへと突き立てた!
と思ったけど早とちりだった。そんなワケないよね〜、髪を切っただけか、よかったよかっ…えぇっ!?切っちゃったの!?
あぁ、そうか。ラムダ式葬儀の風習、故人に髪をひとふさ捧げるというアレだ。あとで分かったことだけど、このときに切り取る量が故人への思いの大きさだったりするらしい。
かなり慕っていた里の人でもせいぜいシラタキ程度だったのに、胸元まである長髪をえり首からバッサリやったセーニャの思いたるや推して知るべし。
その左手にのしかかるベロニカへの思い。それに改めて涙は見せないと宣言するとそれを風に乗せる。命の大樹が落ちて彼女の魂がどこにあるのかはわからないけど、きっと届くだろう。
なんて浸ってたら突然髪の毛が燃え上がった!なにごと!
それと同時にベロニカの杖が輝いて光の玉を生み出すと、それがセーニャの体に吸い込まれていった。
何かの力を感じたセーニャが右手の指を鳴らすと…。
なんてこった!セーニャが使えないはずの火の魔法、それを軽々と指先で操っている。
そう、これはベロニカの得意技。杖を通してベロニカの力がセーニャに継承されたのだ!いにしえの賢者セニカの再来として生まれた双賢の姉妹は今ここに一つとなった!双葉の姉妹はまだここに生きている!
いや〜なんともアツい展開だ。でもさぁ、これでベロニカは本当に死んでしまったんだなという実感も湧いてきたんだよね。
ゲームで主要キャラクターが死んだと言われてもね、どうしても「どこかで帰ってくるだろう」っていうどこか覚めた視点が残るものだし今回もそう思っていたんだけれど…本当にもうベロニカには会えなくなったんだな。そう思うとタイミングがズレてるけど急に悲しくなってきた。少しだけ泣かせてください。
ハァ〜泣けた。
ということでセーニャはベロニカの力を獲得し、精神的にもググッと成長して旅を続けることになりました。自分たちに全てを託したベロニカの期待を裏切らないためにも先へと進まないとな。なんかもうセーニャをパーティから外しにくくてしょうがないよ。
それじゃあ新生セーニャの戦闘力もチェックしておこうかな。
ステータスは以前のものを記録してなかったからよくわからないんだけど、使える呪文がエラいことになっていた!
ありとあらゆる呪文がセーニャの中に宿っている!これぞまさしく賢者!
バイキルトにスクルトにマジックバリア、HPだけでなく状態異常も回復できれば一通りの弱体化もできて、いずれはメラゾーマやイオナズンも操るだろう。
さらに竪琴スキルで属性ごとの対策も可能。惜しいのはラリホー系とブバーハが使えないってことくらいかな?初めて対峙する相手にも柔軟に対応できるだろうね。
そしてこっちがスキルパネル。
っか〜!悩む!めちゃくちゃ広くなってる〜!
ベロニカを宿した以上は両手杖スキルとまどうしょスキルも伸ばしておきたいよなぁ。
ただ状態異常がキツくなってきてるからスティックで「キラキラポーン」は取っておきたいし、竪琴は極めたい。ということで竪琴のひみつパネル「旋律効果アップ」を含めてマスターしました。
そしてどこか切るとしたらヤリかなぁと思っていたんだけど、ひみつパネルに「水流のかまえ」という武器ガード率アップスキルを発見。
自衛能力が上がってくれるとありがたいからなぁ、スティックスキルのひみつパネル「天使の守り」があれば死んでも確実に生き返ることができるらしいけど65ポイントも必要だったから今は取れないし、しばらくは様子を見ながらヤリも使っていこう。
ムチが使えたらグループ攻撃もできるけどグリンガムのムチでも手に入らない限りはヤリよりもダメージが出ないだろうし、手に入ったとしてもシルビアが使うからココはスルーしよう。ひみつパネル「極竜打ち」のバフ消滅効果は便利そうだからこれだけは取ってもいいかも。
朝起きると長老からゼーランダ山頂まで来るように言われたのでセーニャを連れて向かいます。
といったところで今回はこのあたりで。ここんところ物語が激しく動いているモンだから楽しくて仕方ない。早くウルノーガ倒したいわ〜。
こんなところで終わってもいいんだけど最後に写真を一枚だけ。
決意の断髪をこう言うのもアレだけど、短髪セーニャもカワイイよな!どうかカミュとくっつきますように。
思えば今まで短髪の女キャラはいなかったから見た目のバランス的にもバッチリだ。グレイグに続いてサムネイルに使えないキャラが増えちゃったのは困ったものだけど。
と、好きなキャラが髪を切りがちなうらしまがお送りしました。
それではまた次回!
前回 攻略日記42 「風の裁き」の書
次回 攻略日記44 「空の世界」の書
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