ベレトはいまだにレオニー以外とのお茶会を成功できずにいた。不意に訪れる沈黙。足早に席を立つ生徒たち。上がらない魅力。
園庭に冷たい空気が下ってゆく。
1限目 ホームルーム「捜索令状」
9月6日。フレンが姿を消してからもう一週間ほどが経過しているハズだけど、セイロス騎士団による捜索もむなしく彼女はまだ見つかっていないようだ。ただの迷子でしょってタカをくくってたけど意外と深刻?
こうなってくると眉唾モノのウワサでも気になるようで、「死神騎士が命を刈り取りに来る」と生徒のうちで騒がれていることにも気を揉んでいるみたい。特にセテスがね、彼の落ち着きのなさと口数の多さといったらない。
もちろんレア様も気にかけているんだけど…この場面、妹という言葉が出るのに少し間があったのがとても気になった。
もしかして本当は妹ではない?思い起こしてみればセテスは大司教のことをレアと呼び捨てたりするし、この3人にはどうも別の顔がありそうだ。みんな髪が緑だし。それはいいか。
そんなこんなで今月の課題はフレン捜索への協力ということになりました。騎士団が街を担当、ヒルシュクラッセは大修道院の中を担当することに。
でもそんなに探す場所ってあるのかな?また霊廟?
学級に戻って課題を伝えるとここでもフレンの話題でもちきりに。
そこで引っかかったのがリシテアの古風な雰囲気の子という発言。セテスの妹ということがなんだか怪しくなってきてるし、そもそも彼らの正体も不穏だしで…もしかしてフレンもただ古風というだけじゃなくて本当に古い人間なんじゃないか。
まさかマムクート?いや~ありえない話じゃないぞこれは、竜は大抵が幼い子供のような見た目をしてるからな!もしそうだとしたら是非とも戦力として欲しいな〜、セテスがうるさそうだけど。
まぁ彼らの正体がなんであれ、あれだけ心配してる姿を見たらどうにかしたくなっちゃうよな。単純だよね。早いところ見つけてやるとしますか。
2限目 散策 「疑惑の学園」
愛する妹が失踪、依頼人の心労は察するに余り有る。こんなセテス初めて見た。ここは数々の推理ゲームを大団円へ導いてきたこのベレトが見事解決して見せましょう!炎の紋章にかけて!
いちど霊廟で刃を交えた死神騎士。
彼の存在はもはや単なるウワサではなく、生徒からの目撃談も出てきていた。ただ彼の目的はいまだ不明。人をさらうというウワサもあったから、やはりフレンはヤツに誘拐されたんだろうか。
証言:死神騎士のしわざ?
不審人物の情報なら門番に聞くのがイチバン。
しかし彼は特にそれらしき人物を見てはいないらしい。まぁ聖廟に忍び込む賊を見逃すような門番だからな…。
しかし少し気になる情報も。士官学校の誰かが毎晩のように街へ繰り出しては朝帰りしているそうなのだ!それは誰だよ!ハッキリ言わんか!
あ、でもそれを言っちゃって犯人じゃなかったらね、ただのフライデー的な話になっちゃうからね。ちょっと言いにくいよね。
証言:頻繁に修道院を出る者がいる。
生徒達の間ではフレンは「さらわれた」という意見が大勢を占めていて、情報を集めているとあの先生がこの先生がと一通りの教師が疑われていた。大丈夫なのか士官学校。
そうして容疑のかかった人物からは一通り話を聞いて回ったんだけど、その中でトマシュからは特に興味深い証言を聞くことができた。
なんでも彼はこの修道院に勤めて40年。途中数年ほど離れていたこともあるが、セテスに妹がいるなどという話は聞いたことが無かったのだという。
これはつまり…?やはりフレンは彼の妹ではないと考えた方が妥当か。何らかの事情で妹という体で修道院に匿われているのか。そしてその事情を好く思わない、もしくは利用価値を見出した何者かが彼女を誘拐または始末した?
ちなみにジェラルトも20年ぶりの再会にも関わらず昔とほとんど変わらない容貌をしているのだそう。ちょっと気になる話だけど今は関係ないか。
証言:セテスに妹はいないハズ。
他に怪しい人物といえばイエリッツァ。いつも戦うことしか考えてなくて大抵は訓練場に篭っている先生だ。
そういやここ最近見かけていないな。というか最後に見たのはいつだったか、思えば講習を受けたこともない。あんな仮面つけてて目立つ割には存在感がない人だな。
フェリクス曰く、最近の彼の太刀筋にはいつもと違う衝動的なものを感じたのだという。剣は口ほどにモノを言うとかなんとか聞いたことあるし、これは話を聞いた方がよさそうだ。でも修道院のどこにも居ないんだよね…怪しい。
証言:イエリッツァは心を乱している。
見かけないといえば、今節はマヌエラ先生の姿もない。
しかしドロテアが彼女を目撃していて、大急ぎでどこかへ走っていったのだという。あからさまな怪しさ。それに校内を走り回るなんて教師の風上にも置けないな。
でもなぁ〜、まだ短い付き合いだけど彼女は本当に生徒たちを大事に思っている様子が節々に見られたんだよね、あんな見た目してるけど。だから少なくともイエリッツァよりは怪しくないように思える…でも怪しくないからこそってこともあるからねぇ。実のない話をしてしまった。
証言:マヌエラはとても急いでいる様子だった。
いよいよワケがわからなくなってきたベレトの元に特ダネが飛び込んできた!
それはマヌエラの行方をジェラルトに訪ねたときのこと。なんと彼女はイエリッツァのものらしき仮面を持っていたと言うではないか!
ドロテアの証言と合わせると彼女はイエリッツァの仮面を持って大急ぎでどこかへ向かい、そしてそのまま姿を消したというワケだ。臭う…臭うぞイエリッツァ。
証言:マヌエラはイエリッツァの仮面を手にしていた。
いい感じに証言が集まった。話を進める前に自分なりの結論を出してみよう。
死神騎士のウワサ…いつの間にかセテスの妹になっていたフレン…心を乱したイエリッツァと彼の仮面を持ったマヌエラは姿を消した…毎日朝帰りする人物…。
これらの情報を統合したいけど、なかなか全ては繋がらないな。
・フレンのなんらかの秘密(実はマムクートだった!とか)を知ったイエリッツァとマヌエラが共謀して彼女を隠した?(教会への反抗?)
・つねづね街へ出たいと言っていたフレンをイエリッツァかマヌエラが連れ出し、そこを死神騎士に狙われた?(イエリッツァいいヤツ説)
・実はフレンが死神騎士で、毎日朝帰りをしていたイエリッツァとマヌエラが襲われた?(フライデー)
う〜ん、どれもしっくりこない。ゴールドフィッシュが1匹釣れた。
自分なりの結論は出なかったのでクロードに報告して話を進める。
すると、やっぱりイエ&マヌの行動が不審すぎる、直接話を聞こうよ、というコトになってまずイエリッツァの自室を訪ねることに。なんだ、彼は失踪してなかったのか。というかこんだけ怪しいのに直接聞こうだなんて、若い子はアグレシッブだな。
それで宿舎の前に来たんだけど…今節を終了!?ダメに決まってんだろ!
すまないがフレン、今月いっぱいどうにか自力で生き延びてくれ。4週目には進めるから。くれぐれもセテスにはバレないようにしなきゃな。
3限目 戦闘「実技指導」
コナン塔の戦いを経た生徒達は様々なスキルを身につけた。ちょっと意外だったのは初級クラスマスターで引き寄せを覚えたこと。味方を移動させられるってのは最高に便利!全員欲しい!…とも思ったんだけど、これを使うには戦技のスロットをひとつ使っちゃうんだよね。
だから武器を使って戦う兵種だとちょっと使いにくいんだけど、魔法主体のリシテアとマリアンヌ、あとローレンツくらいなら戦技スロットに余裕があるから取得する価値はとても大きい。ということで魔法使い組はフリー出撃にてこれを習得。
他には指揮技能で覚えるスキルもだいぶ違うことが判明。特にイグナーツとラファエルが覚えた応援系スキルはシンプルで使いやすそう。
とはいえ速さを上げても攻速がどれくらい上がるのかがよくわからないから計算しにくいんだよな。その点で力の応援はとっても計算しやすい!やっぱすげえぜラファエル!
でも味方の壁になる役割のラファエルが応援を使うヒマはあるのかなという疑問は残るけど、応援を使うだけでも支援値を上げられるのでスキルスロットに余裕があれば入れておいて損なしだ。
才能開花も順調に進行中。
こちらのスキルもなかなかに面白いもので、ヒルダは速さ封じ、イグナーツは力封じを習得。どちらもダメージを与えた敵の対象ステータスを6も下げちまう便利なスキルだ!
とにかくダメージを与えれば効果を発揮するってトコがいいよね、弓を使えば多くの敵を接敵前に弱体化することができる。ヒルダは早急に近距離反撃を覚えるように。ショートボウを買え?うぅん…。
生徒たちがものすごく成長してるけど先生だって負けてないぞ!
5〜6回の研修を経て信仰の才能が開花した!信仰ってセイロス教の信仰心を試されてるみたいでちょっとイヤだったけど頑張ってきてよかった!
そして習得したスキルは「白魔法回避+20」!その効果は白魔法を装備しているときに回避が20上がるというモノ!うひょー!いらねー!滅びろセイロス教!
クラスチェンジ
中級パスがショップで再販されていたので心置きなくクラスチェンジできました。まずはリシテア。実際のところファイアーが使えるようになっても特に嬉しくないし、プリーストにして兵種スキルの魔法回復+5を使えるようにした方が便利なんだろうけど…メイジは兵種マスターでなにか攻撃的なスキルが手に入るんじゃないか?特別な魔法とか。そうじゃないとメイジの良さがイマイチ見えてこない。信じるぞメイジ。
他にも兵種スキルが何もない傭兵・アーマーナイト・ブリガントあたりはきっと兵種マスターでいいカンジのスキルがもらえるハズ。信じるぞ。
そんなアーマーナイトになったのはラファエル!
土壇場にきてブリガントもイカしてるなって思ったけどやっぱコレよ!強い!硬い!最高!他に言うコト無い!
イグナーツは…やっぱり斧を!斧を振ってくれ!
教育方針がブレブレですまん!剣なんてベレトでも当てられる!君は才能を生かして斧を剣のように振って欲しい!命中が30も下がる「無我夢中」を平然と当てるようなウォーリアーになってほしい!弓も使えちゃうウォーリアーを完成系として目指したい!たのむ!いいですよ。やったー!
ということでブリガントです。強そう。戦士を兵種マスターしたことで力+2も手に入り、こう見えて学級の中でもなかなかの力持ちに。ウォーリアーになればイマイチ伸びない守備も上がるからラファエルと共に前線を支えてくれるでしょう。楽しみ~!
最上級クラスにするとしたらドラゴンマスターだけど、苦手な飛行がA必要だからさすがに厳しそうかな。もう迷わない…彼に必要なのは斧と弓。オマケで指揮でもあれば十分だ。
ローレンツはちょっと悩んだけど、せっかくだから俺はこの闇魔法試験パスを使うぜ!
まぁまぁの技と命中率がイマイチな闇魔法に「隣接する敵は戦闘中、回避-20」という効果の兵種スキル「呪縛」がスーッと効くハズ。
それにこの効果、「自分との戦闘中」では無いんだよね!攻撃を当てたい敵にローレンツが隣接してしまえば他のみんなの攻撃も当たりやすくなるってコト!便利!
耐久力がリシテアやマリアンヌの比じゃない彼なら敵に近づくのも大したリスクじゃない。もう少しだけ早さがあるとなおいいんだけど、彼女たちとは全然違う運用ができそうだ。
それはそうと、彼を魔法使いにしたことでもしかしたらウチのクラスにはソシアルナイトがいなくなるんじゃないかな。前代未聞だ。フェルディナントもなんとなくソシアルって感じじゃない気がしてきたし。てかまだなびかないし。
マリアンヌはプリースト。
コレにしかなれなかったけど、コレになれればいい。最上級クラスのホーリーナイトに必要な槍スキルはすでに持っているし、馬術も得意だから何の問題もなくたどり着けるハズだ。むしろ余裕すぎるから今は理学をもっと頑張らせようか。
最後にベレトは盗賊です。
設定としては傭兵をやってきたんだからその方がいいんだろうけど、「盗む」が無くてめちゃくちゃ後悔!みたいなシーンにブチ当たったら心が保たない。ケチだから。
教師として盗賊だけは避けたいという気持ちは無くもなかったけど、これも生徒のためだ。いいものを盗んでくればきっと喜んでくれる。それにスリの被害者はどうせ口を封じられるんだから前科はつかない。
降魔の日「近郊の掃討戦」
9月14日、降魔の日。この日は魔力が満ちて魔物が活性化することでレアな敵が出現するそうな。釣り堀じゃあ魔力が満ちても何も出なかったけど、ココには確かにソレは居た。
自軍と敵軍の間に鎮座する巨大な第三軍!この大きさのアイコンは!
出た!魔獣!いや、コイツは巨獣だ!野生のオオカミが魔力を取り込んで巨大化したものだそう。
よくよく見てみりゃ魔獣よりずっと弱いし、なにより最初から障壁が壊れかけ。人間の敵と一緒に出てきたからどうすりゃいいんだと思ったけどコレならなんとかなりそうだ。速攻でアーマーブレイクして始末できるでしょう。
ドロップアイテムの錆びた籠手は練成で銀の籠手になるみたいだけど、籠手はラファエルしか使えないって時点でちょっと微妙なんだよね。ベレトも格闘術得意だから伸ばしてみよっか、天帝の拳っつってな!ガッハッハ!
さて、戦闘がはじまるといきなり想定外の事態です。
なんと巨獣がターゲットしているのは敵!敵なのに敵を倒して経験値を奪う敵の中の敵!シレンみたいにレベルアップとかしないよね?
ともかく敵を守らなくてはいけないのでこちらに狙いを逸らしたい。でもラファエルが射程に入っても固すぎるせいか狙ってくれないんだよね。
ということで試しにローレンツを放り込んでみると見事誘導に成功。彼の体力は2しか残らなかったけどいい仕事したな!
ただちょっと悪いことに巨獣は森に入ってしまった。
それでも計略を当てて軽く連携を組むだけで命中率はかなり改善。障壁スキルで2距離離れたリシテアに対する回避が30上がってるハズだけど十分な確率だね。
もしかしたら巨獣とか魔獣には地形効果が反映されないのかな?森にいたところでデカすぎて目立っちゃうもんな。
エンジェルで大きく削った後は障子紙を破くように障壁をバリバリと破壊。ベレトの一斉突撃では一気に二枚抜きしてあっという間にアーマーブレイク状態まで持ってきた!
まだ3人しか動いていないのにこの状態。ローレンツに釣られたのが運の尽きだったな。
潜在スキルの回避の覚醒で面倒なことにならないようにHPが16を下回らないように削り、最後はレオニーの魔物貫きでトドメ。
あっという間だったな〜、まぁコッチは魔獣を倒してるんでね。むしろ魔獣に会う前にコイツで練習しときたかったよ。
残るはいつものモブ敵なんだけど、注目したいのがその大半の攻撃力が16だということ。
一方でラファエルの防御力は騎士団込みで19。つまりダメージ無し、英語で言うとNO DAMAGE!
レベルが16もあってご立派な攻速してる彼らだが、たとえ5万ターンかけたとしてもレベル11のラファエルに勝つことはできないのだ!ちなみにボスの攻撃力は19!NO DAMAGE!
ハッハー!やっぱりアーマーナイトは最高だぜ!
よぉボウヤ、綺麗な棒を持ってるな!サイリウムか!?いいぞ!ぶっ倒れるまでラファエルの前で踊っていきな!
無敵のラファエルが先頭で敵を引きつけ、削り、残りのみんなで弱ったものから倒す。アーマーナイトは魔法で瞬殺、魔法使いはマリアンヌのサイレスで行動不能にして後回し。取り巻きが消えたところでペガサスが突っついておしまい。
あぁ〜なんて気持ちがいいんだろう。この圧倒的な安心感、まさしくヒルシュクラッセの大黒柱だ。彼に限らずみんな中級クラスになったことで役割が明確になったのが楽しいね、いよいよファイアーエムブレムらしくなってきたよ。
4限目 戦闘「秘密の地下道の戦い」
9月28日。カレンダー上では30日が課題出撃の日になってたんだけど、さすがに良心が咎めたと言いますか、少しでも早く見つけたいんですよという姿勢を示すためにも話を進めることにしました。ドロテアの誕生日は飛ばされました。スカウトできそうなのにもったいない。
ヒルシュクラッセ全員でイエリッツァの部屋を尋ねると、そこで見たものは…。
マヌエラ先生の遺体!
いや、どうやら気を失っているだけのようだ。そして彼女の指が棚を指し示している!あからさまなダイイングメッセージなのだ!いや気を失っているだけだけど。
棚を調べてみると地下へと続く怪しい階段が現れた。もう絶対ココにフレンいるよね、イエリッツァの容疑が99%固まった。というかこの修道院を作った人は何を考えて宿舎にこんな通路を作ったんだろう。
そこへ駆けつけたハンネマン先生とクロードがマヌエラ先生を医務室へ運んでいるうちに残ったメンバーで地下の様子を見てみることに。
するとビンゴ!失踪中のフレンを発見した!さらに見慣れない赤い髪の女の子も発見、誰かな?去年も誘拐事件があったって聞いたしその被害者か?1年もこんなところに…。
二人の無事を確認したところでイグナーツが意外なものを発見。それは忘れもしない、聖廟で死闘を繰り広げたヤツの姿だった。
ガルグ=マクの夜の街、子供をさらいにやってくる。
黒い鎧に黒い馬、赤い目光らせやってくる。
巨大な鎌をギラつかせ、死神騎士がやってくる!
徒歩で!
なにこの状況。戸惑うわ。どうして徒歩でぶらついてるんだよ。ご近所さんか。馬は?鎌は?うまかまセットで来なきゃ死神騎士じゃないでしょ。死神要素と騎士要素のどっちも薄れてるよ。着替え中の試着室のカーテン開けちゃったような気分だよ。
いやカッコいいセリフ吐いてもダメでしょ。なんで徒歩なのにノリノリなんだよ。パンツ丸出しみたいな状況で何言ってもキマらないって。
要所で出てくる大ボスみたいなキャラかと思ってたけど、さてはお前、ネタキャラだな?
ブリーフィング
さっきまで立ち話をしていた死神騎士は多くの兵士に守られ、地下道の奥深くにある鍵つきの部屋に引きこもっている。これが地獄の舞踏か?そういえばこの地下道はイエリッツァの部屋から通じていたのに彼の姿は見当たらない。彼が死神騎士なのか、それとも彼は留守だったのか。やっぱ前者なのかな〜、どっちも戦闘狂っぽいしな〜。
閑話休題、今回マヌエラ先生を医務室に連れて行っているクロードはまさかの不参加。難易度上がるわ育成が遅れるわで困ったモンだよ。居残り学習してほしい。
それで勝利条件は雑魚の全滅か死神騎士の撃破という珍しいもの。自分は当然死神騎士を狙うけど、今回も25ターンの制限付き。ここの25ターンは霊廟の時とは違って余裕があるとは言い難い。というのもこのマップはかなりトリッキーなのだ。
その中核をなすのが紫のグルグルアイコンの「ワープ床」。どこにワープするか明示されておらず、敵がワープするのかもわからない。そんななかで当然宝箱はふたつとも開けるつもりだし、こりゃあ天刻がかさみそうだ。
さらに「起動していないワープ床」に「制御装置」というギミックもある。
十中八九この装置でワープ床が起動するのだろうけど、そこからのワープ先はどう繋がっていることやら。誰をどのワープ床に立たせればいいのかわかったモンじゃない。
各所が扉で封鎖されているからテンポよく開けていかないと行軍が滞ってしまうんだけど、おびただしい量の回避床や防御床がそれを乱してくる。
そこで一旦マップを出てアッシュに課題協力を仰ぎました。
戦闘はしないので常に扉や宝箱優先でヨシ、最悪の場合宝箱を取りに行きっぱなしでも構わない。オマケにクラスはいま自分の中で話題沸騰中のアーチャー!射程が長くて連携もしやすい、これ以上無い課題協力者だ。はやくスカウトされてね。
とはいえ彼に任せっきりというワケにもいかないだろうから手持ちの鍵もできる限り持たせておきました。これで扉や宝箱対策は十分でしょう。
それでは敵のステータスもチェック。
まずは肝心の死神騎士、霊廟の時よりレベルが上がっているけど武器やスキル構成は一緒。闇魔法試験パスは今回も持ってきている。要るかな?
ヤツのステータスは上がっているけど実力差としては縮まっている印象。レオニーの攻速なら追撃を受けないし、ラファエルの耐久力なら追撃を受けても生き延びられる。そこへリシテアがルナΛを撃ち込めば終わりという計算だ。乗ってる床も回避床じゃないから必殺を受けない限りは一発で勝てるハズ。フラグではない。
ただそのためにはこのメンツがワープしてどっか行っちゃってないことが絶対条件なのでそこだけは気をつけておきたいね。
他の敵は…特に見るべきところもないな〜。
今回の敵は炎帝軍。水君軍と雷皇軍の出現が楽しみだ。レベルは12でこちらよりも低い、敵の方が弱いのって初めてなんじゃないかな?
騎士団を率いている敵も少なく、いたとしても前方2マスの計略なので複数が巻き込まれることは無さそう。壁越しに3距離攻撃してくるアーチャーがとにかくウザいという以外は、ただ倒すだけなら問題ないハズ。
気になったのは「魔導の杖」なるアイテムを装備している魔法使い。コレは…盗めるのか?装備品であっても武器じゃなければイケるハズ。やっぱり盗賊になっておいて正解だったな、生徒のためにも必ずいただく。
第2の部屋/制御室の罠
弓兵が多くいるだけの第1の部屋を抜けて第2の部屋へ。ここが最初の
回避床が原因なら一旦下がって普通の床まで釣り出せば済む話なんだけど、今回はターン制限ありのマップ。そういう細かいロスを重ねさせて25ターン稼ごうっていう魂胆なんだよな、こっすいマネしてくれるぜ死神騎士。
その手に乗るかとばかりにここは戦技を惜しみなく使い、連携をたっぷり組んで、ローレンツの呪縛も絡めながら足を止めずに通過。ちょっと負担がかかったけどここは負担のかけどころだ。
そしてこの部屋にあるワープ床にはベレト先生自らが突っ込みました。
戦闘力もトップクラスなのでどこにワープしてもとりあえずは耐えられるだろうということと、宝箱に近くだろうから鍵を開けられる彼が適任だという判断ですね。生徒たちの経験値がちょっと減るけど。そうしてたどり着いたのは…。
そしてベレトがワープした瞬間に警備システムが起動、どこからともなくソシアルナイト2体とアーチャーが出現!さらに中央の部屋からもアーチャーが狙っている!ひでぇ罠だ!
しかしこれだけ厳重ということはココのワープ床から宝箱に繋がっているに違いない。盗賊のカンがそう言っている。
幸い移動力が1だけ余っていたので防御床に待機してしばらく耐えながら一人で撃退することに。送り込んだのがベレトで本当に良かった…。
第3の部屋/お宝発見
ベレトを欠いた生徒たちは自分たちだけで第3の部屋の攻略に挑む。アッシュが扉の鍵を開けると同時にヒルダが魔法使いを、ラファエルが正面のアーマーナイトを引きつける。
そして一番厄介なアーチャーは崩れた壁を飛び越えてレオニーが叩く!コイツも回避床に乗っている上にペガサスから降りなきゃいけないので戦闘力が下がるが、中央の通路に好き勝手に撃たせないというだけでも意味がある。
まぁウチのレオニーは優秀なんで60%を二発当てましたけどね。フフッ。
そうこうしているうちに残りの仲間たちで魔法使いの部屋を制圧。そうそう、魔法使いの部屋の扉を開けるとアーチャーの部屋の扉も開くから気をつけてね。
時を同じくして制御室のベレトがソシアルナイトを倒し切ってワープ床を起動!
魔法使いの部屋にあるパネルからイグナーツを送り込むと制御室で合流できた。少し遅れて第4の部屋のパネルからはレオニーが合流。
制御室にあるワープ床は残り3つ、このままこの3人でお宝を狙うことに。でもレオニーは死神騎士討伐に必須なんだけど…。
ちょうどこの時点でのスクショが残ってた。
残りはこのターンを入れて15ターン、ここから中央の部屋に全員が合流するには5ターン。もしも制御室からのワープ床が宝箱に繋がっていなかったらもっとかかるけど、まぁそれは無いだろうという読み。
そこから死神部屋前の敵とその中の敵を倒すのに余裕を持って5ターンだとしても死神騎士は1ターンで倒せるので間に合う計算だ。
ただ残念ながら右下のアーマーナイトに加えて細い通路のアーチャー2体も食べ残してしまうのはどうしようもなさそう。無念。
その後制御室上部中央からワープしたベレトはマップ右上の部屋に到着。
宝箱から手に入れたのは移動力が1アップする「行軍の指輪」だ!便利すぎ!レオニーは制御室右上からワープして「サンダーソード」をゲット!これはリシテアのとっておきになり得るのかな?
制御室左上からワープしたイグナーツはふたつ目の制御装置にたどり着き、それを起動させると魔法床が解除された。死神騎士は魔防床に乗っていたけど、ヤツに使う魔法は魔防を無視するルナΛだから特に意味はなかった。おつかれイグナーツ。
死神部屋
ベレトたちが宝を漁っているうちに部屋の前の魔法使いは処理済み。あとは部屋に引きこもっている2体の魔法使いとソシアルナイトなんだけど、まず魔導の杖を持っている方にサイレスをかけて行動を封じ、もう一方を部屋の外から釣り出して始末。
次にペガサスナイトのヒルダが扉を開けると同時に再移動で退避し、魔法使いの射程外でラファエルがソシアルナイトをNO DAMAGEした。
頭が良すぎる…!ゼルダとかもそうだけど頭がいい風に思わせてくれるゲームってたまんないよね…!
そしてソシアルナイトにつられて飛び出した魔法使いからお待ちかねの魔導の杖をゲーット!イヤッフー!
使ってみてわかったんだけどね、ベレトって本当に盗賊に向いてるんですよ。何がいいって常に輸送隊を使えるのがいいんだよね、持ち物を輸送隊に預けてから盗めるから持ち物がいっぱいで盗めないということがない。素早さも高めだからこのマップで言えば死神騎士以外の全員を対象にできる。
そういえば誰かが言っていたな、天帝の剣のことを盗賊の剣って。正解ですね。
あとはラファ・レオ・リシを送り込んでおしまいなんだけど、折角なので連携を組みつついろいろ試しながら経験値を稼ぎます。
まずは計略でも力封じが発動するのか試すためにイグナーツを送り込んだんだけど、死神騎士ときたらこの言い草。ひどくない?しかも計略がノーダメージだったから力封じの件も検証できなかったし踏んだり蹴ったりだよイグナーツ。
一方でベレトが計略を使いに行くともうウッキウキです。熱狂的なベレトファンです。
てか「死合う」ってイエリッツァも言ってた気がする。戦闘狂界隈の流行語じゃなければやっぱりイエリッツァなのかも。
このあとはローレンツが引き寄せでベレトをどかしつつ戦死者の魂で経験値を獲得、予定通りに攻撃を当てて勝利しました。完勝だね、地獄の舞踏は一人で踊るんだな。
放課後
倒したのにまだ戦おうとする死神騎士の前に例のおめでた仮面が現れた。狭い部屋がパンパンだよ。彼はこれからも機会はあるからと死神騎士に撤退を促し、「炎帝」と名乗ると自らも撤退した。彼は世界をあるべき姿に還す者だそう。よくわかんないけどセイロス教に反発するんなら協力するのもやぶさかじゃないよ。
フレンたちを連れてイエリッツァの部屋に戻ると夕方になっていた。
そこでようやくクロードとも合流、お前がいなくて大変だったんだぞ。そしてここではベレトが笑っていることに驚かれた。なんでも今までベレトは一度も笑ったことが無かったらしい。そうだったかな?
その話の中で「人間じゃないのかと疑ったこともあった」と冗談交じりに言われたんだけど…なんだかそういう事もあるかもしれないって思ってるんだよな〜。クロード並みに出自が怪しいんだよなベレトって。
その後はセテスへ報告に。彼にこんなに頭を下げられる日が来るとは…。
一通りの感謝の言葉を受け尽くしたあとになぜフレンが狙われたのかという話になると、彼女の「特別な血」が原因だと思われるとのこと。とても希少で、危険なものらしい。
フレンがどこか古風なのはその血の秘密を知られないために人里離れた場所で暮らしていたためで、トマシュが彼女の存在を知らなかったのはセテスが隠しているからに他ならなかった。マムクート全然関係なかった。
ともあれその血を狙う者が出てきてしまった以上はふたたび身を隠して暮らそうとするのだが…。
そうはフレンが卸さない!
医務室を飛び出してきた彼女がセテスへ直訴。もう寂しい生活はイヤだし、安全面で言ったら先生や騎士団のいる大修道院の方が安全、もっと言えばベレトの学級の生徒になればいつ敵が現れても安心だと主張。
え、それってつまり…?
そう!フレンがまさかの編入!
あれほど自分に厳しかったセテスもすっかり信頼してくれてるし、こりゃあ悪い気はしないね、マムクートじゃなくても喜んで引き受けますとも!
翌朝、フレンと共に見つかった生徒の身元が判明。
彼女はモニカ、去年卒業する予定だったがちょうどその頃に行方をくらましていたために帰省中の失踪だと思われていたそうだ。
それじゃあこのまま卒業するのかと思いきやアドラークラッセに復帰することになったらしい。いいな〜、黒鷲だけ1キャラ増えるんじゃん。お得な学級だな。
それにしてもフレンが狙われた理由が彼女の血だとしたら、モニカもまた特別な血を持っているんだろうか。1年間も生き延びていたのはどのような理由からだろう。うわ、めちゃくちゃ気になるキャラだ。2周目どっちでやるか悩むぞ。
ちなみにマヌエラ先生も順調に回復中みたいなんだけど、今のところどうして彼女が仮面を持ってたのかとかは不明なまま。まぁあんまり詰めるところでもないか。
といったところで本件は無事に終了。
修道院は翌節の大イベント「グロンダーズ鷲獅子戦」にむけて動き出していた。
残念ながらジェラルトは以前の模擬戦の時のように同行してくれるワケではなく、貴族同士のゴタゴタを解決するべくグロンダーズとは逆方向へ出かけてしまうらしい。
さらに少し気になる話。女神再誕の儀以降、ガルグ=マク周辺で怪しい人物が目撃されるようになり、それを調べていた騎士が命を落とすような事態まで起きているのだそう。だからジェラルトは自分の身に何かあったらどうのこうの言ってたけど…いやいや、そんなあからさまなフラグを立てるハズが、いやいや…。
まあ冗談半分だったらしくベレトも笑って聞いていたみたいなんだけど、笑っていたことについてはこんな反応されたよ。親がこう言うなんてよっぽどだぞ、どんだけ笑ってなかったんだよベレト。これからは人付き合いも勉強していこうな。
といったところで今回はここまで!来節は久しぶりに平和そうな鷲獅子戦、みんな楽しんでいこうな!解散!
前回 攻略日記08「コナン塔のケモノ」その2
次回 攻略日記10「金鹿の盤外戦術」
0 件のコメント :
コメントを投稿