ファイアーエムブレム 風花雪月/攻略日記22「愛と炎の籠城」

エライコッチャ。月初めの楽しみだった例の詩の朗読が無くなってしまった。

今はポエムなんか楽しんでる場合じゃ無いだろと、お前はもっと兵を鍛え上げろと、そういうことか。戦争はよくない。


ガルグ=マクの様子

まずはいつも通り散策から。すると以前とは変わってしまったのだということをまざまざと見せつけられました。

なかでも大聖堂の痛々しさが印象的。天井は抜け落ちて壁はヒビだらけ、うず高く積まれたガレキの山ばかりが目に入り、かつての荘厳さはすっかり風化してしまったように感じる。なぜかステンドグラスは無事だったけど。強化ステンドグラスだ。
そして当然だけどココには同盟の兵士とセイロス騎士団しかいない。ちびっこっもめちゃくちゃ少なくなった。犬と猫はしぶとく暮らしている。

黒鷲と青獅子の生徒たちは今どうしてるんだろうな…青獅子はともかく黒鷲の子たちとはいつの間にやら敵対関係になってしまっていたんだよね。もっと頑張ってみんなスカウトしとけばよかった。先生は寂しいよ。

それはそうと5年前は写真の場所に子供達が立たされていたのだけれど、もしかして彼らが成長した姿だったりして?立派になって…いまだに立たされてるのが微笑ましいね。
寂しさの中にかすかな暖かさを感じつつ探索を続けると衝撃的なシーンに遭遇。

いつの間にやらカフェスペースが半裸の男どもによって占拠されていた。戦争のせいでロクに着る服すら無いのか?

それには同情するにしてもだね、折角パーフェクトティータイムを出したとしても周りがこんな様子だと思ったらお茶会に集中できないでしょってハナシですわ。

コレを解決するにも結局は戦争の終結が必要なんだよな〜。あ〜あ、ホント戦争はダメだ。みんなも偉くなっても戦争だけはやっちゃダメだよ。


支援会話ピックアップ

5年の歳月を経て集まった金鹿の面々は新しい支援がたくさん解放されていました。その中でも特にめぼしいものをピックアップ。

疑念の果てに

まずは何をおいてもこれ、レスター諸国同盟の未来を背負って立つ二人のA支援!

Aとは言ってもね、最初はなんでも無いことにローレンツがつっかかってそれをクロードがいなすといういつもの展開。

それが一変したのはクロードの爆弾発言からだ。彼は突然盟主の地位を譲ってやってもいいと言い出したのだ!

これには常々盟主の座を狙っていたローレンツも流石にひるんだ。彼をおちょくるための言動なのかとも思ったがどうやらそうではないらしい。ここまでの日々を通して、彼は決して軽薄な厄介者ではなく、混乱する同盟の将来を本気でどうにかしようとしている人間だと確信してのことだった。
ローレンツにはその自負はあった。彼は人一倍同盟の将来について頭を悩ませているからね。

ただ彼は、盟主となるには志だけでなく器が必要だと考える。これには父親の意向もあったようで、それゆえに常にクロードを怪しみ、一見して貴族らしからぬ彼の立ち振る舞いを看過できなかったんだろうね。

しかしこちらも共に過ごした日々が氷解させた。クロードの監視をすればするほど、彼が盟主の器を備えていることに気づいていったのだった。
この二人の間にはもうわだかまりは無く、いつの間にか強い絆で結ばれていた。

クロードはもしもの時にはローレンツに任せられると言う程に信頼し、ローレンツは引き続き厳しい目を向けながらもレスターを、そしてフォドラをより良いものにするためにクロードを支えていくだろう。

いや〜いいね…性格もまるで違う水と油みたいな二人がついに混じりあったアツい展開だ。クリア後に彼らが世を治めていく様を見てみたいな。

色男ローレンツ

そんな二人のうちローレンツのお話。

リシテアの寿命が短いと聞いて以来、ローレンツは常に彼女のことを気にかけているようだった。

今日も強い日差しは避けろ、冷たい風が吹くかもしれないから外では上着を着用しろと体を気遣い、普段のお茶会の際にも薬草入りのお茶請けを出すなどしてとにかく彼女を健康に保とうと万策を講じていた。ってか今でもお茶会が続いていたのね。いいわね。

しかしリシテアは不満タラタラ。自分のことは自分で管理するというスタンスは相変わらずで、大の甘いもの好きも相変わらず。子供のように世話を焼かれることも気に食わなければ甘い焼き菓子に薬草が入っていることもガマンならないようだ。子供か!

ただココはローレンツが強く出る。そもそも彼はリシテアが短命だという診断を信じておらず、多少他の人より体が弱かろうが健康にさえ気をつければ人並みに生きられると主張。だから生き急いで無理をする必要は無いのだとたしなめる。

こんなこと言ったら彼女が反発を強めるのは火を見るよりも明らかだが…。
…おや!?リシテアの様子が…!

外出を控えてお菓子ばかり食べて太ってしまっては逆に不健康でしょとわずかな反発は見せたものの、ローレンツとのお茶会のためにも長く生きたいとの気持ちを吐露。さらにお菓子一つにまでこだわって自信を気遣ってくれることに感謝を表した。彼の熱意はしっかりと彼女に届いていたのだ。
そういったおよそリシテアからは出るべくも無い言葉を受けてしまったローレンツは感情が爆発!

そう思ってくれるのか!理想の未来は君抜きでは成立しない!君と歩む未来こそが目指すべき未来だ!人通りの多い教室前の中庭で高らかに愛を叫ぶ!

それを聞いたリシテアは真っ赤になって落ち着くように促すが…。
叫ぶことは無いにしても彼と同じ気持ちだった。

成すべきことのためだけでなく、彼の熱意に応えるためにも、自身の望みのためにも、自分自身を諦めないと約束。金鹿の旗のもとに出会った情熱の赤薔薇と儚げな白百合はいつまでも隣り合って咲き続ける…ハァ、いいものを見た。


で!終わればよかったんだけど!
マリアンヌA支援!

ヒルダA支援!

ドロテアA支援!

んま!大丈夫かローレンツ!ほどほどにしろよローレンツ!ダークスパイクが刺さっても知らないぞ!

彼に限らず全体的に支援Aでいい雰囲気になり過ぎてクラスの雰囲気が爛れてきたぞ。まぁみんな大人だし見て見ぬ振りしますかね。

甘い骨つき肉のような

ギリギリの人間関係を見てハラハラしたところで優しい気持ちになれるものもひとつ。

アーチャーとして使おうか使うまいか悩んでいたベルナデッタ。実はラファエルの副官としてコッソリと戦場に出続け、ついに支援がAまで来ました。

ここまでの支援の流れをまとめると、ラファエルはベルナデッタの演奏が大好きで、それを聞かせてくれるように何度かお願いしていました。

しかしその度にどうしても体の大きなラファエルを怖がってしまうベルナデッタ。彼が仲良くしようと近づくほどに強烈に拒絶してしまいます。それは人付き合いの不得手と被害妄想からくるものだと彼女自身もわかってはいたのだけれど、どうしても乗り越えられずにいました。

そんなこともあって、一時はベルナデッタを怖がらせないためにラファエルの方からも距離を置いていたのだけれど、ふと顔を合わせた時に彼女の悩みに気づいた彼の老婆心に火がついた!人と話す練習をして苦手意識を無くせば被害妄想も弱まるハズ、その練習に自分が付き合うと提案。

かくして練習を積んだ彼女は冒頭の写真のように、最も恐れていたラファエルとでも話が出来るようになってきたのでした。まだ堅苦しいけど。
それでこの日は屋外での練習らしい。室内じゃないだけでも彼女にとっては大きな進歩だよね。

その中でのどかな風景を見たラファエルは故郷を思い出し、もしかしたらしばらく会っていない妹が自分のことがわからなくなっているのではないかとナイーブになってしまっていた。

そんな彼を見たベルナデッタはきっと大丈夫、私が保証しますと特に根拠もなく励まします。励まし方がヘタクソか。

でも考えてみればね、これは支えられる側だったハズの彼女が初めて他人を支えた瞬間だったんだよ。しかも人と話すのが苦手でそれをトコトン避けてきた彼女がね、それも特別恐れていたラファエルのためにね、自分で言葉を選んで精一杯に彼を救おうとしたワケ。

練習の成果が出てるねぇ〜、ラファエルもお節介が実を結んでよかったな!
それだけじゃ終わらない。ベルナデッタはラファエルのために昼食まで作って持ってきていた。

なんだ〜、恐怖心はもうすっかり無くなってるんじゃないか。それとも自分を変えようと頑張って作ってきたのかな。

しかしその食事は少し奇妙だった。まず作ってきたのは骨つき肉。このシーンで骨つき肉…まぁラファエルの好みをリサーチした結果だからいいとしよう。

かなり気合いを入れて作ったらしいその肉は口に入れた瞬間にほぐれるほど柔らかく、果実のような濃厚な甘さが口中に広がるものだった。

まさかの味付けに困惑するラファエルだったがベルナデッタは手応えを感じている様子。彼としては肉が甘いということに折り合いはついていないようだったが、味自体は美味しいらしくバクバクと食べ進めていった。
ここではたと思い返してみれば、彼らの関係だってなかなかに奇妙なもの。

生まれも違えば趣味趣向もまるで異なり、本来は学級まで別で出会うことさえ無かったかもしれない二人。不思議な縁で出会ってはみたものの、ベルナデッタはラファエルのような人が大嫌い。それでも仲良くしようとするも効果は得られず逆に疎遠に。それなのに今は二人で苦手克服のために頑張っている。

「こういう料理を腹いっぱい食って暮らしてぇな。」「あたしで良ければいつだって作ってあげますよ。」

かつては破綻寸前だった二人の関係は、いつしか丁寧に調理された肉のようにほぐれていた。

「ちゃっちゃと戦争を終わらせて、また作ってもらわねぇとな。」「そういうのも良いかも…。」

まだほんの少し遠い二人の距離。しかしそこには間違いなく、不思議な味付けをされた肉のような奇妙な甘さが醸し出されていたのだった。


クロードの野望

レア様がいなくなったことで解放された大広間3階「星のテラス」。悩み多き盟主クロードは星空を眺めて頭を冷やしていた。

そこへベレトが現れると、頭を整理するためだろうか、彼に色々と話してくれた。

自分がフォドラの外の生まれであること。そこではフォドラの民が“臆病者”と蔑まれていて、母からフォドラの血を引く彼はそれによって「異物」扱いされていたこと。

それに反発したクロードは馬鹿にしてきた人間をねじ伏せてきたが、すぐに自分一人が認められても意味がないことに気がついた。そして偏見はフォドラの外から内に対してだけでなく、内から外に対しても存在することも知る。
そうして思い至った。フォドラに蔓延する偏見、そこから生まれる摩擦。果ては当たり前のように受け入れられている貴族制度まで。

そういったものを全部ひっくり返し、同盟をまとめてフォドラを統一し、新たな価値観を描き出す。さらにはそれをもってフォドラの外の世界との壁を壊し、なだれ込んで、そこもひっくり返す!

彼の夢とはそういうもの。「荒唐無稽な夢物語」と自虐してしまうほどの壮大な野望だった。まさしく革命家ってカンジだな。

でもそれはフォドラの人間の思考の根底にあるセイロス教を否定するエーデルガルトと似たような考えのようにも感じる。まぁ彼女と同じような手法をとらないのであれば応援していこうかな。きょうだいだしな。

育成状況

リシテアが合格率100でグレモリィにチェンジしたのを皮切りに、レオニーとイングリットがファルコンナイト、ヒルダとフェルディナントがドラゴンマスター、マリアンヌがホーリーナイト、そしてローレンツがダークナイトと多くの最上級クラスが誕生しました。

最上級試験パスは限定5個かつ配布されるのが1つだけとかなりの貴重品だったけど、以前留学生から3つほど買っておいたのでこれだけチェンジしてもイグナーツとラファエルの分もギリギリ残っている。他の子には諦めてもらうしかないかな。

とはいえ上級だからといって特別弱いってワケじゃないし、みんなにも十分活躍の機会はあるでしょう。特にドロテアの場合は理学Aでメティオまで覚えたのでウォーロックの黒魔法×2は地味に大きいんだよね。他にも射程3のトロンも使えるし、白魔法ではリブローも使えちゃう。そりゃ活躍しないワケがないわな。
これだけ戦力が揃ってくると難易度がかなり下がってきました。

降魔の日なりクエストなりで出撃したけどどれも楽勝だったな〜。だいぶ余力があったのでベルナデッタやドロテア、イングリットなんかのレベル上げが主な目的になってました。

あとは最上級クラスの鑑賞とかね。特にこのレオニーなんか最高じゃない?ファルコンナイトは騎乗しての戦闘シーンも神々しくていいんだけど、降りても精悍かつ可憐でもう非の打ちようが無い!ここを目指して育ててきて本当によかった…より一層あからさまにレオニーを贔屓していこう。


ガルグ=マク籠城戦

1月30日。この日は新しい軍旗のお披露目!

帝国と対決するにしても同盟の旗を掲げていると変な摩擦が起こっちゃって都合が悪い、かつ単なる同盟の反抗ではなくセイロス騎士団も交えた新しい勢力ということでベレトの炎の紋章をあしらったものにしたそうだ。イカす!

その後はクロードとサシで上記の野望の件みたいな話をしていたんだけど…。
そこへレオニーから報告あり!

近郊に駐屯していた帝国軍の尖兵がこちらの動きを察知し、小規模ではあるもののガルグ=マク目指して進軍中とこのと。

できれば初戦くらいはだまし討ちのような形で戦いたかっただろうに、帝国は目ざといな。まぁこうなってしまった以上は仕方がない、いつまでも帝国の天下じゃないってコトを思い知らせてやろう。炎の紋章のもとに集った新生ヒルシュクラッセでな!

ブリーフィング

1月31日、ついに帝国の尖兵がガルグ=マクに到達。

ねぇレオニー、敵は小規模って言ってなかった?すっごい大軍なんですけど〜!天下を統べんとする帝国にとっちゃこれでも小規模ってか〜!


敵は既に目前まで迫り、マップ上部へ到達されるとアウト。かといって攻め入ろうとしても茂みや馬防柵が多くてユニットの移動が大きく妨げられてしまう。

が!ウチの主力は飛行ユニット!イングリットも採用して実に5人ものペガサスやドラゴンが地形を無視して襲いかかるぞ!いや〜自分の教育方針は正しかったな!
とはいえ2基の投石器が押さえられていて微妙に動きにくいし、要所に弓兵もいるので油断は禁物。さらに貴重な「勇者の槍」「魔法の弓」無傷で取り上げたいということもあってユニットの待機位置には特に気を遣う必要がありそう。

それと飛行が5人居るとはいえ、逆に言えばそれ以外は移動しにくいユニットだ。彼らをどう動かすかで戦況は大きく変わるはず。

まぁ特殊なスキルや武器をもっている敵が多いワケじゃないし、レベルも同等以上だからどうにかなるっしょ!
それでは今回のボスを…おや、これはこれは。ガルグ=マクの戦いにも参加していたイイ男「ランドルフ」じゃないですか!

帝国は王国方面の攻略に忙しいっぽいのに、どうしてこんな廃墟の近くに駐屯していたんだい?帝国の主要キャラだと思いきや意外と地位が低いのかい?

それはともかくステータスへ目を向けると、やっぱりこのどうかしちゃってる攻撃の数値に目がいくね。ほとんどの物理攻撃をNO DAMAGEするラファエルの防御がMAXで42だとか、リシテアが一撃で吹き飛んでお釣りがくると言えばこの攻撃の異常さをわかってもらえるだろうか。

まぁ力だけならヒルダの方が高いんだけど、彼は命中・必殺・攻速も申し分ないところがスゴい。どうあっても多対一の状況に持ち込まなくては。


ちなみに彼らはこちらの勢力を「セイロス騎士団」と「数合わせのごろつき」だと思っているようだ。まだ同盟軍から反抗勢力が出たとはバレてないみたい。しめしめ。
ということで今回の初期配置はこんなカンジに。

ベレトの配置は右側に固定されていたのでそのまま右の敵を掃討しつつ投石機の奪取を担当。サポートにはレオニーとリシテア、それとちょっと離れたところからローレンツをつけます。ダークナイトの移動力があって助かっちゃったな。

敵の猛攻を受けるであろう左側はラファエルが引き付けた敵を飛行ユニットや遠距離攻撃で対処。足りないようなら右からレオニーを飛ばしてやるが、とにかくじっくり。じっくりだぞ。

迎撃開始

戦闘が始まるやいなやクロードがこんなことを言い出した。

なるほどね、「火計」を使えば燃えやすい茂みや馬房柵なんかをまとめて焼却可能だ。攻め込んでくる敵に炎上ダメージを入れてから迎え撃つことができてなお良いね。

でもそれは出撃準備の時に言ってくれないとな~。火計を使える騎士団を連れてる子は少ないからさ。ここで飛行ユニット多めの弱みが出た気がする。飛行に配属できる騎士団は基本的に計略がショボいのだ。

そんなことを今更言ってもしょうがないよね。ユニット自体は強いんだ、火計がなくてもなんとかするさ。
フェルディナントが命中4%の攻撃を受けてしまうアクシデントはあったものの、概ね予定通りの出足。

ただ奥の方にいる敵は近寄ってきてくれない。特に勇者の槍を持ってるパラディンは向こうから来てくれるほうがラクなんだけど、そんなウマい話は無かった。こっちから叩きに行く事も出来るけど、そうすると近くのダークビショップが邪魔すぎるし…う~ん、コレ本当に無傷で奪えるのかなぁ。
一抹の不安を感じながら終えた最初のターン。敵の行動も終わったところで帝国の増援と、ひとりの友軍が駆けつけた。

クロードが言うに、彼は「策の準備」のためにやってきたのだそう。彼がやられないように投石機のところまでたどり着かせることで策とやらが成るらしいが…もしかしてさっき言ってた火攻めか?よし、せっかく用意した策だし成功させようじゃないか。

ただそれによってどこで何が起こるのかは全くの不明だ。出撃前に言ってくれないとな〜、何をするかわからないんじゃあ折角の策も活かせないじゃん。ホウレンソウだよホウレンソウ。学校で習わなかったのか。誰に教育を受けていたんだよ。しっかりしろ全く。

ともかく策を成功させるためにさっそく動き出す。手っ取り早くワープでレオニーを投石機のもとへ直接送り込むことでこれを奪取。奥のペガサスにも彼女を中心に対応し、友軍の道を塞ぐ不届き者はベレト・リシテア・ローレンツが排除。

あとは友軍が一生懸命走って策の準備を整えるのを待つだけだ。それと同時に右のルートでやることが無くなっちゃったな。左ルートへちょっかいを出しに行きたいけど茂みが多くてなかなか戻れない。茂みをかきわけ急げベレト!
一方その左ルートはなかなか前に進めずにいた。

投石機に陣取る弓兵とその後ろのパラディン・ダークビショップの位置関係が絶妙に飛行ユニットの前進を阻み、その隙に増援のファルコンナイトが続々と現れてはあっという間に前線へ合流してくる。

この増援がなかなか厄介でね、弓で特攻が入るものの回避が高く、しかも攻速が24もあるので追撃を出せずに手数を食わされがちな難敵だ。

沢山の敵を倒せるのはありがたいと言えばありがたいのだけれど、これではいつまで経っても前へ進めない。もはや勇者の槍と魔法の弓は中古で奪うしかないのか。

そんな事も考え始めた5ターン目の事だった。

極大計略

友軍が所定のポイントに到達!クロード渾身の火攻めの準備が整った!

あとは敵を引きつければいいというコトで始めたのが挑発だ。こんな手に乗るものか、第一セイロス騎士団の中にいきなりレスター諸国同盟の盟主が現れたとなっては逆に警戒するに決まっている。

そんな懸念もあったが敵将ランドルフは驚くべき単細胞だったようでメントスを入れたコーラのように激昂。奴らを黙らせろと手近のフォートレスたちをこちらへ向けて突撃させてきた。こりゃあ地位が低いっていう予想もあながち外れてなさそうだな。

そしてその迂闊な進軍をキッカケにクロードの策が炸裂した!
燃え上がる大地!悲鳴を上げる帝国軍!そして同盟軍…ってゥオオオイ!味方巻き込まれてるゥ〜!無慈悲すぎるぞクロード!

でもまぁベレトとマリアンヌはクラススキルで地形効果を受けず、もちろん飛行ユニットもそう。つまり半数のユニットは影響がないワケだから一応味方への配慮もあったってコトなのかな?

それにコレを受けた敵は計略を受けた時と同じように「動揺」のステータス異常を付与されているので移動不能!これほど広範囲の数の敵が一気に動揺することなんてそうそう無いぞ、好きな敵から自由にシバき放題だ!

あれ、これメチャクチャ有利になったな。文句言ってごめんねクロード。いきなり火の海になったから自分も動揺しちゃった。
この様子を見たランドルフは一転して撤退モード。

自分たちがしんがりとなってコチラを押さえている間に全軍を撤退させるという男気を見せたが、クロードは反撃の芽を摘むためにも一人として逃すなと号令を出した。

キッチリしてんな〜。もう策から指揮からクロードに任せてもいいんじゃないか?5年の間に盟主にもなって多くの戦いをこなしてきたんだろうな。そんなことをうっすらと感じたね。
それじゃあ戦闘を再開しよう。

火の手の上がる市街地での戦闘は、こう言っちゃアレだけどすごく絵になるな!だもんでスクショを撮りまくったワケだが静止画だと案外良さが出てないみたい。なんだこの姿勢。

敵の数はこの時点でも依然として倍近くいたんだけど、全員が動かないというのは想像以上にイージー。こちらも多少は動きにくかったけど、それを差し引いても楽勝だ。一気に数を減らし、あっという間にランドルフとそのお付きの兵士以外を全員逃さず倒しきることができました。序盤に停滞していたのがウソみたいだ。


自分の率いていた兵を全滅させてしまったランドルフ。せめて自分だけでも生き延びるというのが将としての務めだと思うんだけど、彼はそうはしなかった。このままおめおめと逃げ帰るワケにはいかん、そう言うとヤケクソでベレトの首を取りに突進を始めた!

部下も逃がせず、自分も逃げずでどうやってガルグ=マクで起きたことをエーデルガルトに伝えるつもりなんだろうか。やっぱり彼は結構な下っ端なのかもしれないな。
そんな下っ端の凶刃はもちろんベレトまで届くことはない!

ランドルフに追随する3人の兵士はあっという間に飲み込まれる。本人も計略や弓なんかでジワジワと痛めつけて経験値を搾り取り、最後は使う必要のないトライアングルアタックで悠々とキメる余裕をも見せつけた!レオニー美人だわ〜ほんっと良成長。

こうして今回もスカッと勝利を収めたヒルシュクラッセ!だが…。
敵将のランドルフはこれで息絶えてしまったようだ。この時ね、なんかちょっとだけショックだったんだよね。

今回のボスだから殺して当然なんだけど、なんかこう、一応5年前を知ってる人だし、コイツに何かされたワケじゃないし、何より死神騎士みたいに逃げ帰るんじゃないかって思ってたんだよ。ゲーム的な考えだね。

それがこんな所で死んじゃって…顔と名前のあるキャラでも普通に死ぬようなとこまで来ちゃったんだな。戦争だもんな。

彼は言っていた。大義のため、家族のため、俺は決して負けられない!って。経験値稼ぎで痛めつけたのはなんか申し訳なかったかも。ものすごいワルモノ感だ。これから戦うボスたちはなるべくスパッと送ってやるか。

とりあえずアレを言っとこう。ランドルフの魂がつつがなく主の御許へ還らんことを。

戦力増強案

ひとまず敵の襲撃を退けて一安心の新生ヒルシュクラッセ一同。

しかしコチラの動きは敵に知られたとはアロイスの談。一人残らず倒したのにな。まぁガルグ=マクの近くにいたランドルフ隊が丸ごと消えたとなれば早かれ遅かれか。

となれば同盟諸侯から協力を得て兵力を増強しておきたいところなのだけれど、ガルグ=マクから同盟領に入るには必ずグロスタール領(ローレンツの家)を通らなければならない。しかし帝国からの介入を可能な限り阻止したいグロスタール伯は使者すら通過させない徹底ぶりだそうで、兵なんかはとても動かせそうにない。

その時、ベレトに電流走る!同盟がダメなら、王国に援軍を求めたらどうだろう

妙案!ビッグアイデア!王国だってもちろん帝国には反抗したいハズ。さらに今は王都フェルディアまで占拠されているから切実に兵力を増強したいハズだ。

利害が一致!きっと抵抗を続けているフラルダリウス家とゴーティエ家も丸ごと味方についてくれるぞ!ヒルシュルーヴェンクラッセとしてまずは王都を取り戻そう!そして打倒帝国だ!
が、王国の現状は思っていたよりも酷いものだった

政変があってディミトリが追放されたとは聞いていたが、実は王族は丸ごと死んでしまったのだと言うではないか!
あ…あっけなさすぎる…表情が変わらないベレト先生もこの顔だ。

パッケージに描かれている3人のうち一人はこうして共に戦っているが、一人とは敵対し、もう一人は5年後の姿さえ見ることなく死んでしまったってのか?急に容赦が無くなってきたなこのゲーム

とにかくもう王族はおらず、その影響なのか旧王国諸侯の大半はスデに帝国の傘下に入り、あまつさえ王都フェルディアを含むブレーダッド領は「ファーガス公国」と名前を変えてしまったらしい。そんな状況なのでぶっちゃけ王国は盛り返せないでしょうというのがクロードの見立てだ。

もうめちゃくちゃブルーになってきた…どうしてそんな事に…それにもう兵を増強とか無理じゃん…。
しかしその時、ヒルダに電流走る!

クロードの後見人的な立場であるダフネル家当主「ジュディット」であれば力を貸してくれるのではないかというのだ…ってそれ同盟領じゃろがい!同盟からじゃ兵を動かせないから困っとるんじゃ!

って思ったんだけど、みんなはイイねイイねと絶賛していた。あれ、ジュディットさんなら大丈夫なのかしら?領地が近いって言ってたからグロスタール領を通らずに兵を動かせるのかしら?

どうもフォドラの地理にも貴族にも詳しくないからピンと来ない。来ないが、クロードも賛成していたからきっと大丈夫なんだろう。多分。


それじゃあ今回はここまで!

なんだか最後の最後で疎外感を味わったところで、次回は兵力を高めます。



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