大きな会戦を制したということもあって形成はこちらに傾くかと思われたが、実際は火種が火種を産んで戦乱の炎は一向に収まる気配はなく、さらに行く手には“不落要塞”メリセウスが立ちはだかっていた。
お、今回はちょっとあらすじっぽいな。
血の実験
グロンダーズの会戦を終えたヒルシュクラッセは一旦ミルディン大橋まで後退。その夜、ベレトとクロードの元へリシテアが訪ねてきました。彼女は会戦のさなかで見かけた帝国の中にいた様子のおかしい魔道士が気になるのだという。え〜、なんか怪しいヤツいたっけ?全然気がつかなかった。だけど「あの黒装束のやつね」と知ったかぶって話を続けさせた。
リシテア曰く、13年前、その頃コーデリア家は帝国の介入を受けていたのはもう幾度となく聞いた話だが、その時に帝国から派遣されてきた者の中に戦場で見たものと同じ装束の魔道士が居たとのこと。
同じ装束とは言うけどねぇ、帝国の魔道士ならそりゃあお揃いの衣装なんじゃないのか?これに関してはクロードも同じ意見だったようでそう問いかけると、リシテアの考えではその魔道士たちは帝国はおろかフォドラとは全く違う出身の者に見えたとのこと。
フォドラ内部でも出身地によってだいぶ特徴があると思うけど、それを超えて全く違う出身だと思えるほどの人物。なおかつ帝国に関係している。
これって今はだいぶ影が薄くなってる「闇にうごめく者」の事じゃないの?もう残っているのはリーダー格っぽいタレスだけのハズだが…この期に及んで何をする気なんだ。というか先の会戦で戦場にいたのならどうして手を出してこなかった。ここに来て新しい謎が生まれてしまった。
で、そのタレスらしき魔道士はコーデリア家で何をしていたのか。
それは恐るべき血の実験であった。それはことごとく「失敗」し、家中の若者は軒並み死亡。その中で唯一「成功」して生き延びたのがリシテアだったのだ。
この話は彼女との支援会話へ続く。
奴らがしていた実験、それは複数の紋章を宿らせることを目的としたものだった。二つの紋章を持っているのは彼女の才能だと思っていたけどそうじゃなかったんだな。それどころかこんな酷い実験の成果だったなんて。
だが悲劇はそれだけではなかった。実験が「成功」したとは言ったけれど、それによって彼女の髪は真っ白になり、さらに寿命も失ってしまったのだ。
もう言葉が出ない。彼女は普段はおくびにも出さないが、帝国へ対する憎しみはいかほどのものだろう。そしてこんな理不尽を押し付けられてなお両親の穏やかな余生のために一刻も早く一人前になろうとガムシャラに努力している。なんて救いのない話なんだよ。
ただ、彼女の寿命に関しては元に戻す可能性がある方法がひとつだけあるそうだ。それは紋章を二つとも消してしまうこと。だがそんな方法が本当にあるのかもわからないし、もしもそうしてしまったらもう誰の役にも立てなくなることを恐れていた。
そんな事はいいじゃないか。とにかく方法を探そう。そう言うと彼女は少しだけ重荷がおりたような表情に戻り、生きることを諦めないと決意を新たにしていた。
どうしよう、ハンネマンに打ち明けたらどうにかしてくれないかな。いや〜でもアイツはアイツで実験とか好きそうで大事な生徒を預けるにはイマイチ信用ならん。こりゃもう支援Sにしてベレトがどうにかするしかないのか。いやそこはローレンツがいるから…うぅん…。
あれ、ちょっと待てよ。
話が逸れるけど、リシテアで実験をしていたのは紋章を増やす技術。その後遺症で髪が真っ白になった。そんな人がもう1人いるじゃあないか。
そうだよ、エーデルガルト!彼女も白い髪で紋章が二つ!
しかもリシテアに実験をしたのは帝国の手の者とくりゃあもう彼女も実験済みと見て間違いないでしょ!
うわ〜なんてこった、いつからだ?5年前にはもう白髪だったし、実験されてから入学したのか?それは自ら望んで?学生時代は炎の紋章を隠していたのか?それでやっぱり、寿命は短いのか?
彼女が異常とも取れる行動をしていたのはリシテアと同じように長くは生きられないことを知っている焦りからだとしたら…。もう、どんどん事態がこんがらがってくるじゃないか。物語はまだ中盤か?
そり立つ壁
ひらめき担当
月は変わって5月2日。この日は帝国の首都アンヴァルへの最後の難関「メリセウス要塞」の攻略に向けて作戦会議が開かれていた。なんか知らんが林の中で。
メリセウス要塞は“不落要塞メリセウス”だの“頑固な老将軍”だのの異名がつくほど古くからあり、なおかつ一度たりとも攻め落とされたことがないほどの堅城。普段ならばココを突破しようなどと考えるのは無謀でしかない。
しかし先の会戦で打撃を受けた帝国軍はアンヴァルまで後退したため、メリセウスを守る兵はそう多くないのだという。千載一遇の勝機ってワケ!
だが肝心なものが足りない。それは兵力だ。
クロードが言うに、正攻法で要塞を落とすには敵の三倍の兵力が必要なのだそう。いっつも敵の1/4くらいの戦力で戦ってるからイケるんじゃない?とも思ったけどとりあえず聞いておいた。
そのために同盟から援軍を出してもらう必要があったのだけれど、ミルディン大橋の奇襲、グロンダーズの会戦と立て続けに出しているために今回は流石に無理だった模様。同盟領に残った者は彼らの手で領地を守らなくちゃいけないワケだしね。
クロードの交渉の結果、追加の援軍は来節となったそうなのだが、それではメリセウスが守りを固めてしまう。
となれば現在の少ない人数でどうにか攻略する必要があるのだけれど、卓上の鬼神クロードをもってしてもコレといった策が思い浮かばずにいた。とにかく中に入れさえすればどうにかなるようなのだが…。
あんまり無理そうなもんだからヒルダの思考回路はショート。ずん飯尾のような現実逃避をはじめてしまった。
だがこのハートから脳みそを経由せずに口を飛び出したような戯言がクロードのシナプスを直撃!帝国兵になりすまして潜入し、中から門を開けて味方を呼びこむ作戦を閃いた!
…いや〜、本当にそれでいけるのかな?それ以外に“もう一工夫”すれば門は開くと言うのだけれど、その工夫とやらは秘密だそうだ。
作戦の共有を諦めてまで秘密にする理由、それは戦争で滅入った心を癒すための遊び心だと言うが、クロードに限って言葉通りのハズがない。この場で言ったら反発必至の際どい作戦を考えているんだ。
エーデルガルトの豪胆ぶりやディミトリの狂気に隠れがちだが、このクロードも違う方向性の油断ならない人物だということを忘れてはならない。彼の理想は支持するけれど、手綱は強く握らなければ。たのむぞベレト。
ちなみに遊び心といえばラファエルが軍議中に肉を食べていた。そこから何か作戦を思いついたり、物語が生まれたりするわけでもなく、ただ肉を食べていた。
これこそ遊び心だ。擦れた心が満たされる。ラファエルみたいになりてぇ。
ファーガスの想い
今月の散策は足が重い。元青獅子学級、ファーガス神聖王国出身の生徒たちはみな一様にディミトリに想いを馳せていた。
全ての死者に永久の安息を、そして彼の魂に静穏な眠りを。そうメルセデスが祈っていたのと同じように彼もよく祈りを捧げていたそうだ。
フェリクスはというと、親友だったハズの自分自身を責めていた。気がつけばいつも隣にいるような存在だったのに、ディミトリの憎悪も苦悩も理解できていなかったと。自分なら彼を止められたのではないかと。
イングリットは彼の願いを私たちが受け継ぐのだと決意を新たにしていた。と言うのも、先の会戦でディミトリに仕えていた捕虜の話では「ダスカーの悲劇」に帝国が関わっていたとのこと。そして彼女もまたその事件によって誰よりも大切な人を失っていたのだそうだ。
そうなんだよな、ダスカーの悲劇で大切な人を失ったのはディミトリに限らない。きっと彼があそこまで狂乱していたのはこの事件が発端で、それに帝国が関わっていたことを知ってのことだったんだろうけど、彼だけじゃなかったんだよな。
それでもみんなはディミトリのことをここまで想ってくれているのに、ちゃんと話せばみんなが支えてくれただろうに、あのイノシシ王子…バカだよお前は…。
スーパースター
次回は帝国攻略の山場ということもあり、何か情報はないかといつにも増して修道院を駆け巡るベレト。しかし出てくる情報といえば「本気で攻める気なのか」「あそこはヤバい」「俺なら無能な将は置かない」みたいな話ばかり。門番に至ってはやめろとさえ言う。やめたらどうなるか少し考えてから発言したまえよ。
そんな中で手に入った唯一の情報、それは懐かしの死神騎士についてのものだった。
奴はここ5年の間にも各地で武勲を上げ続けていたらしく、かつては都市伝説程度の存在だったのが今ではジュディットの耳に入るほど有名人になっていた。ずっと寝てたベレトとはえらい違いだ。
で、彼女が言うに、奴とは近いうちに戦うことになりそうだとのこと。こりゃもうゲーム的に考えたら次のボスは死神騎士ってコトでしょ!それもメリセウス要塞の防衛につくとなれば今回は逃げるワケにはいかないだろう、いよいよ決着をつける時が来たんだな。
今となっては奴に対抗できる手段は少なくない。特にラファエルが槍術を鍛えて「葬騎の一撃」を使えるのが大きい。グレートナイトなら槍の威力も上がるし、機動力もあるからカチ合わせやすい上に、フェルディナントの外伝で入手した「オハンの盾」によって必殺も受けない。もちろん斧を装備すれば「槍殺し」も使える。十分に死神騎士と渡り合えるユニットに成長しているのだ。
ただ相手がエーデルガルトやディミトリと同じくらい成長してしまっていたらどうしようもないかもだけど…まぁそんなことは会ってみないとわからないよな。心配しすぎはよくない。イザとなったらリシテアがなんとかしてくれるさ。
伸び悩み
ってなカンジで成長を続ける子も居るには居るんだけど、全体的な成長は頭打ちになっています。兵種のマスタースキルを覚えることはあるものの、最上級クラスで覚えるのは「◯◯の覚醒」ばかり。イマイチ使い勝手が良くありません。
一方で技能レベルを伸ばしたところで何も習得しないことが多く、ローレンツの信仰Aでもイグナーツの斧術Aでも収穫はありませんでした。手をかけて伸ばしてきたのにこれは痛い…もっとずっと早い段階で他の技能を伸ばすべきだったか。
ということでここからは中級や上級クラスのマスタースキルを取りに行ったり、今まであまり伸ばしていなかった技能のスキルを狙う方がいいのかも。フリー出撃の戦闘ならそんなに苦労しないしね。
具体的にはそうだな…ヒルダに鬼神の一撃とか、クロードに鬼神の一撃とか、あとはラファエルに鬼神の一撃とかがいいかもね。
メリセウス攻防戦
アポ電詐欺作戦
5月30日。いよいよ侵入作戦が動き出す。月の頭に“来節まで待ってたら敵も守りを固めちまう”と言っていたがもう月末だ。確かに月は跨いじゃいないが大丈夫だろうか。
ともあれ作戦は始まった。まずは増援の到着を知らせる偽の書簡を届ける。これはアッサリと成功、“イグナーツの誠実そうな顔ならカンタンに人を騙せる”と盟主も大絶賛だ。強く生きろイグナーツ。
ここからはその増援に変装し、さらに敵襲を受けているように見せかける一手間をかけることで門を開けさせて侵入するというワケ。いまだに要塞内に人員が少ないのであれば増援を失うことは絶対に避けたいだろうし、これはいい手かもな。
作戦を伝達したところで準備のために解散。ただクロードはベレトにだけは伝えておきたい秘策があった。
それは最後の切り札だったそうだが、前回の会戦を鑑みて常に全力を出さなければ勝てないと判断。ここで切ることにしたらしい。
そうだな、もう出し惜しみは無しでいこう。ラストエリクサーも使っていこう。とにかく勝つしかないんだ。自分もこれからは貴重な武器をどんどん使わせていくからな!
そして結局秘策の内容は教えてもらえなかった。なんなのよ!イケズ!
一方その頃メリセウス要塞。さぁ出たぞ!死合いの気配を察知した死神騎士が!
その背後にいるのはカスパルとリンハルト、今は死神の下で働いていたのか。ということは彼らも殺さないといけないのかな…あんまり付き合いは無かったけれど、それでも気が乗るハズもない。無用な戦いは極力避けたい。そんな選択肢は無いんだろうけど…ハァ、気が重いな。
ブリーフィング
5月31日。いよいよ作戦実行だ。今回は珍しく11人出撃可能。しかし見よ!マップ右上に孤立するユニットが!それはクロード!いったい何をしているんだ!大丈夫なんだよな!?秘策があるんだよな!?
敵はと言うと最後の砦なだけあって磐石の布陣だ。
四神のように鎮座する魔獣を軸に、開けた場所には騎馬、狭い通路には重装と効果的に配備されている。さらにそれを補助する魔法砲台に弓砲台と設備も充実。
そんな強固な武力の中央にいるのが…。
今回のボス、死神騎士だ。
4人ものアサシンとリブロー持ちのビショップをはべらせているところからも地位の高さが伺える。取り巻きと足並みを揃えられたらまず討ち取れないだろう、アサシンを無力化するところからのスタートだな。
ステータス面でも確かに強い。強いが、思ったほどでも無い。オハンの盾を装備したラファエルは防御49の体力70、十分に殴り合える。ただやっぱり回避が高くて彼が槍を当てられるかはかなり不安だ。他の槍使いにも葬騎の一撃を装備させて複数人で戦うことは避けられないかな。
そして今回も律儀に闇魔法試験パスも持参している。もっといいアイテム持ってきてもいいのよ。
そんな死神騎士のさらに後方に位置するのはリンハルト。賢そう。
どういうワケか攻撃魔法としてエンジェルをチョイスしており、魔獣を擁さないコチラとしては特に脅威ではない。あんまり賢くない。豊富な回復魔法で全体を援護する役割なのだろう。
マップ左の広間に位置するのはカスパルだ。おお〜、こっちは強いぞ!
威力が低い勇者の斧を装備してなお攻撃63!こりゃあロマンがあるな!ただまぁ移動力は5だし、そこへきて耐魔が一桁で回避が14とあっては魔法のいいマトだ。彼に限らず全体的に耐魔が低いユニットが多いから今回もフレンやドロテアを起用しよう。
と、カスパルもリンハルトも倒すのは難しくない。でもなぁ、さっきも言ったけどこれ以上生徒達を殺したくないんだよ。
そんな自分に追い風なのが勝利条件。今回は敵将、つまり死神騎士を討てばクリアだ。それならば彼らと交戦する前に死神を落としてしまえばいいじゃん!
ってことで、今回は速攻を仕掛けます。もうみんなレベル40に達してるし、フリー出撃で一度に3回も戦闘できる。わざわざここで経験値を稼ぐ必要もないだろう。カスパルの持ってる勇者の斧は惜しいけど、彼らが生き延びる方が重要だ。脇目も振らず死神の首を取れ!
切り札
戦闘開始と同時にムービーが入った。兵を引き連れて市街地で何かを待つクロード。そこへやってきたのはリーガン家の家宰ナルデールだった。
しかしどういうワケか、ナルデールはクロードの姿をみるやいなや矢をけしかけた!クロードはそれを矢で撃ち落とす神業を見せると今度は剣を抜き、馬上のナルデールへ斬りかかる!これはいったいどういうことか!
と、戦闘はここまで。互いに剣を下げるとクロードが声を上げる。「たった今、パルミラ勢は我が軍の指揮下に入った!」
そう、クロードの秘策とは同盟と敵対関係にあるパルミアとの共闘だった!
パルミラ人っぽいと思っていたナルデールはやはりパルミラ人、彼はいつの間にやらパルミラと通じていた。フォドラの外から来たクロードらしいやり方だな。
さっきの戦闘はなんだったのとか、そんな大軍が要塞の裏に回れるならみんなでこっそり通過してアンヴァルを目指せなかったのかなとか、そんなことを思わないこともないけれど、とにかくこれで手筈は整った。パルミラと協力して一気に落とすぞ!
とは言うものの、残念なことにパルミラ勢は友軍だ。思った通りには動いてくれない。
しかもその戦力は半分がソシアルナイト。いまさらソシアルナイトって…敵兵力と比較してもかなり力不足だ。死ぬだろうな。速攻をする理由が増えた。
ただ彼らを率いるナルデール改めナデルはかなり強い。リンハルトを助けるつもりではいるが、彼にやられてしまう可能性は十二分にあるぞ。こりゃ相当急がないと。
ちなみに今回は4ヶ所から増援が出現するようだ。増援はコチラの嘘だけではなくて他にもいたのか。
しかしそれも速攻の前ではほとんど意味をなさないだろう。せいぜい中央下からの増援に少し触れる程度だろう。
おや、なんだか速攻が大正解な気がしてきたぞ。自信を持って行こう。
ターン1/砲台強襲
どれ、今回はターンごとにネットリと書いていくか。今日もフェルディナントは忙しい。リシテアのワープで弓砲台に送り込まれるとこれを排除、そのまま手近なパラディンを「槍殺し」で受ける。命中20%の計略さえやり過ごせればあとは絶対に命中しない。本当に頼れる男だ。
このあと彼は宝箱を開け、余裕があればソードマスターを「剣殺し」で倒し、さらに死神騎士近くのアサシンやフォートレスに計略を当てる役割もある。
あからさまな過重労働だ。帝国が働き方改革を掲げていたら寝返られていたかもしれない。
背後をフェルディナントに丸投げしているうちに本隊は魔獣を倒す準備に入る。
とは言ってもこのターンはとくにやることが無いので倒せるうちにフォートレスを倒しておくくらいかな。ここに増援が溜まってくると後々面倒だからね。
敵フェイズで道を塞ぐフォートレスを受けて倒し、本隊は順調な出足。
しかし友軍はちょっと持たなそうだ。帝国兵との実力差が大きすぎる。しかも中央へ向かう部隊と下へ向かう部隊に別れてしまったのでクロードだけではカバーしきれない。
彼には宝箱を開ける役割もあるし、友軍は何人か見捨てるしかなさそうだ。せっかくパルミラと仲良くなる機会になりそうだから全員生き残らせたいんだけどな〜。手持ちの調合薬でどうにか粘ってくれ。
ターン2/リンハルト強襲
このターンから魔獣への攻撃を開始。ローレンツの魔法とドロテアのメティオ、ヒルダとレオニーの弓で手を出しにくい左側の障壁をアグレッシブに破壊。これだけ前に出てもラファエルに2距離攻撃武器を持たせないことで彼に引き付けることができるので大丈夫、次のターンで倒しきるぞ。
フェルディナントはここで槍に持ち替え、残ったパラディンを倒しつつソードマスターを待ち受ける体制に。次のターンには宝箱を開けつつ本体への合流を目指す。
その頃クロードは宝箱を開いて「アウロラの盾」をゲット。飛行部隊がまた強くなったな。
しかしそうしているうちに友軍がリンハルトへ到達してしまった。なぜかエンジェルをリブローに持ち替えていた彼は反撃することが出来ず、一方的に大ダメージを受けてしまう。
やめてくれ…そいつだけは見逃してやってくれ…。そんなことは言えるハズもない。助けるためには一刻も早く死神を倒すしかないのだ。
ターン3/フォートレス突破
いよいよ強烈な当たり合いが発生しはじめるぞ。その前にフェルディナントが宝箱から「はやての羽」を回収、ソードマスターを引きつけつつ次のターンで合流だ。思惑通りにアサシンが動いてくれれば計略で一掃できるハズ。
本隊はというと、多く編成した魔法使いを軸に道を塞ぐフォートレス部隊を排除。残るメンバーで魔獣を討伐した。
弓砲台の射程に入りにくいヒルダは下から現れる増援のフォートレスを砦の上で対処。まぁここまでしなくてもフォートレスの足ならこちらの進軍ペースについてこれないだろうけど、ここで一旦足を止める必要があったのだ。
死神騎士はまだ移動力が無いので彼らだけを釣り出して相手できるハズ。しかしラファエル以外にとっては攻撃が痛いし、そもそも攻撃を当てにくいので可能な限り人員を集めて受け切らなくては。
そう思っていたんだけど、ここでツキが向いてきた。
アサシンを2人引きつけたところで残りのアサシンとビショップがリンハルトの加勢へ向かった!これによって死神騎士が一気に丸裸に!チャ~ンス!
これも友軍が注意を引きつけてくれたおかげだろう。これですぐにでも死神を叩きに行ける。勝負は決まった!
だがこの段階でいよいよ友軍に死者が出始める。突っ込んでいったドラゴンナイトも持たないだろう。
早く早く、とにかく急がないとナデルまで死んでしまう。
ターン4/死神騎士
いよいよ死神騎士を追い詰めたところでフェルディナントが帰還・即・計略!反撃で倒しきれなかったアサシンを排除した!さらにレオニーで残った弓砲台の砲手を倒し、背後に迫ったパラディンも倒し、あとは死神に飛び込むだけ…なのだけれど、ラファエルだけでは一度の戦闘で倒しきれないようだった。特効武器に有効戦技が加われば余裕だと思っていたけど計算が違ったようだ。
というかその計算が合っていたとしても、そもそも連携が無くては命中率が60%ほどなので全く信頼性がない。
となれば人数を揃えて待ち構えるしか無いだろう。
ラファエルは斧に持ち替え、キッチリと連携を組み、迎撃体制が整った!あとは呼び込んでホースキラーによる葬騎の一撃をブチ込み、必要なら計略を連発し、削りきるのみ!
だがどうだろう、死神からターゲットラインが出ていない。とは言っても奴の攻撃範囲にはラファエルしか居ないワケだし、彼を攻撃するしかないんじゃないか?
そう思っていると…。
まさかの敵前逃亡!
お前!その逃げグセはどうにかならないのか!帝国の最後の砦を捨てても逃げたいのか!騎士というのは名ばかりか!
そんな罵倒もものともせず、奴はパッカラパッカラ、それはもう軽やかにマップ左へ走っていった。うそだろ…。
ターン5/追撃
ヤバいヤバい!速攻を仕掛けていたから奴の逃走ルート上の敵は丸々残ってる!ココで倒さなくっちゃ絶対に追いつけない!
ともあれダメージだ、ラファエルをワープさせ、ローレンツとマリアンヌで連携を構築。これによって…。
見事命中!
いや〜ここぞの場面でよくやってくれた。それにちゃんとした武器は見た目にもめちゃくちゃイカすぜ、訓練用の武器とは段違いだな。
じゃなくって!ダメージが足りない!とはいえ死神は逃走中、もう攻撃が届かない!そりゃ魔法なら届くけどリシテア以外では倒しきれず、応撃によって倒されてしまう!
あぁどなたか、どなたか死神を倒せる方はいらっしゃいませんか!
いるんです!
弓砲台の排除に向かったことでわずかに本隊から離れていたファルコンナイト。死神討伐経験アリ、討伐アシスト経験アリ、得意な獲物は鉄の槍。
東に弓が必要となれば行って矢をけしかけてやり、西に槍が欲しければ行って腕を振るい、南で舞踏会があればイヤイヤながらも参加して優勝を勝ち取り、北に死神騎士があれば行ってトドメを刺す。そんな戦士の名は!
レオニー=ピネッリだ!
霊廟での戦いを彷彿とさせる葬騎の一撃が炸裂!これにて今回も勝負あり、ついに死神騎士を討ち取ったのだ!
う〜ん、結局今回も決着をつけられなかったのはスッキリしないけど…まぁカスパルとリンハルトが生き延びられたからヨシとするか。
光の杭
城壁の上をスタコラ逃げる死神騎士。そこにベレトが追いつくと、なんと馬ごとこの壁を駆け下りて逃げおおせてしまった。戦闘よりも逃げる技術が尋常ではない。その馬もきっと普通の馬じゃないんだろう。
もう追ってくることはない、死神はそう思ったのだろうか。壁の上のベレトたちを見上げると、余裕の表情で空を指差した。いやまぁ表情はわからないけど雰囲気がね。
いったい何が?促されるまま視線を上げると、いつの間にかまっすぐに連なる紫のリングが浮かんでいて、輪の中を杭のようなものが刹那に通り抜けていった。
杭が飛んでいった先にあるのはさっきまで死闘を繰り広げていたメリセウス要塞、攻略されてもなおその存在感は圧倒的だ。何十年何百年とそこにあり続けた堅城からは風格さえ感じる。
だが次の瞬間!
爆炎と閃光がメリセウスを包む!
さきほどの杭がこれを引き起こしたのか。遠く離れた場所にいるベレトや帝国の兵士たちにも混乱が広がるその最中、さらにもう一本の杭が要塞へ突き刺さった!
ひどい土煙が晴れると、そこには何も無くなっていた。
あれほど巨大だった要塞は二つの穴へと変貌、周辺の街もひどい有様だ。かくして不落要塞メリセウスは唐突にその最期を迎えたのだった。
しかしこれは一体誰が?死神は杭が落ちてくることを知っていたみたいだから帝国がやったんだろうか。いやしかし、いくらなんでも首都を守る最強の砦を帝国自らぶっ壊すだろうか。そもそも帝国の仕業なら各勢力の首都にコレを撃ち込んだりすればいいし、グロンダーズの会戦だってコレ一発で済んだんじゃないのか?
となればまた別の勢力、例えば闇にうごめく者の仕業か。ってことは死神騎士は帝国に潜り込んだ闇にうごめく者のスパイ?
そういえば…「杭」ではないけれど、煉獄の谷アリルは怒った女神が「光の柱」を降らせてあんな場所になったって言ってたよなぁ。女神と同じような力を使える勢力…それこそ女神本人の仕業…いやさすがにそれは無いか。
はぁ、まぁ〜たややこしくなってきたよ。どこまでややこしくなりゃ気が済むんだこの世界。
一方でみんなと合流すると、こちらでもナデルがジュディットをだまくらかしてた事に関して一悶着あった。
まぁコレはいいか、世の中の全てのトラブルがこの程度ならいいのに。
盟主の野望
あんな場所にいてはいつまた杭が降ってくるかわからないってコトで今回もミルディン大橋まで後退。するとクロードは、やはりと言うべきか、仲間たちからナデルをはじめとしたパルミラとの繋がりについて追及を受けていた。
ざっくりまとめるとクロードの言い分はこうだ。
フォドラは、特に同盟はパルミラと敵対してきた歴史はある。しかし今まで敵対していたからと言って将来もそれを続けなければいけない理由は無い。よく知らないものを分かろうともせず、フォドラという狭い土地に篭って外と関わりを持たない方がむしろ不自然なコトだ。というもの。いつか聞かせてくれたことと一緒だな。
彼はこの考えのもと、ナデルをフォドラの首飾りを管轄するヒルダの兄・ホルストに引き合わせることで今回のパルミラの軍勢に同盟領を通過させることに成功した。ナデルとホルストはその出自に関係なく、同じ豪傑としてたいそう仲良くなったそうな。
クロードはこうも言っていた。個々の友情を育むのには生まれも血も関係ない、って。まさしく生まれと血で迫害を受けた彼にとってそんな世の中にすることは理想、いや、彼が言うように野望なのだろう。
同盟とパルミラがどう付き合っていくかはまた別の話になるとは言っていたけど、きっとそこの境界も無くしてしまいたいに違いない。
なんたってこんな事を言っていたからね。
真逆のことを聞いたことある〜!
まぁ自分にはどうしてパルミラと争っていたのかという根本的な理由がわからないからアレだけど、できることならその方がいいだろう。
かつて王国と対立したダスカーの民、かつて帝国に侵攻したブリギットの姫、それに同盟と敵対しているパルミラの民だって、みんな士官学校ではうまくやってきたんだ。そいつらは良くて、他の奴らはダメ、なんていう理屈はおかしい。そんなスピーチにもグッときた。
確かにクロードは油断ならない人物だ。本当は何を考えているのかわかったモンじゃない。ただこの理想を貫くためならそのために力を貸したいって、すんなりとそう思わされちゃうんだよな。さすがカリスマ、自分も見事に攻撃力を3追加されちゃったみたいだ。
さて、次回はアンヴァルへの侵攻。世界はどんどんややこしくなるけど、この理想を道標にまっすぐ進もうじゃないか。
前回 攻略日記25「グロンダーズの会戦」
次回 攻略日記27「鳥と風と大樹の団」
0 件のコメント :
コメントを投稿