キラキラポォーーン!
戦闘開始時にセーニャに炸裂ゥーッ!超!ファンタスティック!
準備完了!
そんな具合で新しくゲットした武具をうちなおしたり、新しい武具を作ったり、その素材をかき集めたりして3時間ほど過ぎた。えらい疲れた…。でもこれで準備はバッチリカンペキ!その自慢の最終装備を邪神討伐前に書き残しておこう。
まずは我らが勇者ロフィ!
「勇者のつるぎ・改」が手に入らなかったのは残念だけど、今回は賢者の杖やイーリスの杖、そしてベホマズンでのサポートが中心になる予定だからまぁいいだろう。
そして彼にはもっと特別な役割がある。それは勇者のつるぎを「使う」ことだ。
試練の里のモブがサラッと言っていたんだけど、邪神のまとっている「闇のころも」を剥がすためにはそうする必要があるらしい。というか武器の説明がそうなってるね。最初からだっけ?
自分の作戦では今回のキーマンとなる予定のカミュ。
その作戦とは、戦闘開始早々にビーストモードを発動して能力をアップ。1ターンで分身→心眼一閃のコンボを数回繰り返して体力を大きく削り、そのまま押し切るというものだ。これは作戦と言えるのだろうか。
となれば彼がとどこおりなく動くことが大切になる。盗賊王以外に海賊王の装備やメタルベストなんかもあるんだけど、彼の安全性を考えると回避率の上がるこの装備がいいんじゃないかと。見た目もいいし。
一応状態異常対策の「スーパーリング」と、可能な限り手番が早く回ってくるように「ほしふるうでわ」を装備。過剰とも言えるすばやさ636を手に入れた。相手を飛ばして行動することだってあるんじゃないかな。
ちなみにここで「ダークスター」を装備しているのはあわよくばバイキルトを狙うため。だけどどちらにせよ1ターン目にビーストモードを使う予定だから装備する必要は無かった。ははは。
ベロニカは呪文を封じられないことを第一とした装備。
あの巨体だと物理攻撃に強いということも十分考えられる。もしかしたら絶対的に物理に強い形態になることもあるかもしれない。そんなときに彼女の呪文が封じられたら本当に目も当てられないからね!
どうでもいいけど、かわいいギャル装備とイカツイ「とこしえの杖」のギャップが効いてて特にお気に入りのコーディネートだ。
セーニャの二刀流って何に使うの?と思っていたけどこういうコトか!
1ターン目に効果を発動する杖を二本持ってダブルでオイシイ。特に「ファンタスティック」は能力的にはソコソコだけど、自動セルフキラポンという強力極まる効果を持っているのでただ持てるだけでありがたい。戦闘がはじまったらすぐに「メタルキングの盾」に持ち替えるつもり。
全体としては様々な状態異常に対応しつつ呪文を封じられない装備にしたけど、よく考えたら1ターン目に自動でキラポンがかかるのだから、アクセサリーは状態異常を防ぐよりもほしふるうでわにして素早くキラポンを回せるようにするというのもアリだったかもな。
シルビアの大きな役割はレディファースト!オマケでハッスルダンスとバイキルトだ。
特にレディファーストでセーニャにキラポンを使ってもらうのは大きな役割なので状態異常対策はもちろん汎用品では最高級の「ウロボロスの盾」も装備。かばうを使うことになってもちょっと安心だ。
しかしレディファーストが役割なら「カリスマスカーフ」は「ほしふるうでわ」にした方がいいのでは?いやいや、カリスマ装備の方が格段にカッコいいじゃん!みりょくが高まるからハッスルダンスが強くなるし!
全体的にゴージャスにまとまってて、かつスタイリッシュ。こちらもかなりお気に入りのコーディネート。
ロウは専用装備に強い状態異常耐性があるものが多く、パーティ内でも随一の安定感を持った。
それと同時に状態異常を解除する呪文もたくさん使えるので、状態異常が辛くてなおかつキラポンを回しきれなくなった時はロウの出番となるだろう。
状態異常耐性を高めようとするあまり、セット装備を組み込めなかったのがちょっと心残り。
マルティナがやることはいつもと変わらない。ただひたすら攻め続けることが役割だ。
今回はビーストモードまでお膳立てしたカミュの分身殺法を軸に考えているけど、いてつくはどうや思わぬ状態異常で不発に終わる可能性は十分にある。
そんな時はマルティナの方が火力を出せるだろう。HP吸収機能のある「聖竜のえんげつとう」もあって彼よりも格段に打たれ強いし。
さすがにダブルリボンほどのMP回復は必要無いだろうということで彼女にも「スーパーリング」を装備したが…本当に必要無いんだろうか。
グレイグは結局、英雄王には申し訳ないがジェネラルな見た目に。休み耐性は90%になるしいいんじゃないかな…。
相手の出方はわからないけど、補助呪文だけではカミュを守りきれないようなら彼の出番だ。勇者の盾から勇者とその相棒の盾にランクアップだな。
いつ交代してもとりあえず攻撃を引きつけてもらえるように「英雄王の剣」を装備しているけど、攻める時は会心率の上がる「カイロスアックス」で天下無双を使うと思う。
こんなところか!さぁ〜いよいよ本番だ。
各自「超ばんのうぐすり」を3つずつ、その他の状態異常回復系アイテムを適当に持たせた。ゾーン突入作業中にメタルを殴ってさらにレベルが上がったし、作戦の方もいきなりいてつくはどうを使ってこなければそれなりに機能するハズ。勝てるハズ!
こういう時っていくら指差し確認してもなかなか安心できないよね。相手の素性が全くわからないから当然なんだけど。ということで思い切りが全てだ!行っちまえ!
黒い太陽の向こう側へ
来ちまった!どうやら黒い太陽の中にはダンジョンらしきものは無く、いきなり邪神とご対面できるらしい。計画通り。
決意を固めるとさっそくケトスが結界を破りにかかる。
その自慢のツノで黒い太陽をギャリギャリと攻め立てると、光と闇の衝撃波が発生。背中に乗っている勇者たちはそれに耐えるのも大変そうだね。覚醒する時にもうちょっとこう、搭乗者にとって快適になる装備も追加されればよかったね。
光と闇のせめぎ合いはしばらく続いたが、やがてケトスの光が太陽の闇を打ち破った!
…ええ…?なんか宇宙に出たんですケド…。
黒い太陽がパッカリ割れて中から邪神が出てくるみたいなカンジだと思ってたのに、逆にこちらから太陽の中に入っていくケトス。
しばしの静寂のなかをゆったりと泳いでいたが、大波は突然やってきた!
空間を突き破り、邪神ニズゼルファのお出ましだ!
初めてハッキリと見えたその顔はどこかあの黒いフクロウを思わせる。無機物とも有機物ともつかない装甲はどんな攻撃も跳ね除けそうだし、ほとばしる闇のオーラの禍々しさったらない。口数はウルノーガよりもずっと少なくて、全てを闇に染めることが喜びだということくらいしか言ってなかったな。それもまた不気味だ。
この姿を見たセーニャがその邪気に圧倒されたり、マルティナが本当に勝てるのかと少し尻込みするのもうなずける。
しかしそれでも勝たなくてはならない!
率先してチームを鼓舞するのはシルビア。かつてない男らしさで檄を飛ばせば、相棒のカミュが戦闘開始の音頭を取る。みんな物言わぬ勇者にかわって盛り上げてくれてありがとう。
思えばロフィが一番活躍したボス戦って数えるほどしか無かったかも。いつも仲間の誰かが勇者を支えてくれていたよな。
そしてそれは今回も同じだ。勇者としての真の使命を果たすため、みんなのチカラを貸してくれ!
VS. 邪神ニズゼルファ
改めて対峙すると、なんて巨体だ。ロフィたちなんかノートに乗ったケシカスのように軽く払われてしまいそうだ。闇のオーラはさっきよりもさらに勢いを増している。
本当に勝てるのだろうかという懸念が実感として湧いてくるが、しかしこちらには必勝の作戦がある!
…が、早くも想定外の展開が待っていた!
敵は「1体」ではなかった!クラーゴンと同じように、「本体」に加えて「みぎうで」と「ひだりうで」に分かれていたのだ!なんかこの手の感じ、イヤなタイプのボツボツ具合だな…。
ここはどうするべきだろう。予定通りビースト分身一閃で本体を叩くべきか、どちらかの腕を狙うべきか。
それとも両腕に対処するためにまずはマルティナで戦い、本体だけになったところでカミュを出してビーストモードか。全体攻撃をするならベロニカを出してイオグランデやメドローアを使うのがいいのか。
しかし後者の選択肢だと、すでに「たたかう」を選んでしまっているために後手後手になりかねないので予定通りカミュをビーストモードに。ただし武器はブーメラン、デュアルブレイカーで両腕もろとも削ることにしました。
その後セーニャとシルビアが邪神に先制してカミュとロフィにキラポンをかけることに成功。想定外はあったけどここまでは悪くない展開だ。
ここからが邪神のターン。
手始めに巨大な腕でなぎ払う攻撃で全体に200近い大ダメージを受けると、今度は魔力を天に放って黒いフクロウこと「邪神の子」を4体も召喚した!お前そんな怖い名前だったのかよ!
しかしこれはそう悪い展開ではないかもしれない。邪神の子がどんな役割を持っているのかは知らないが、これからやろうとしているビースト分身ブレイカーに巻き込んで倒せれば実質的に無駄行動だ。
そう思うと早く攻撃したくなってウズウズしてたんだけど…。
ハァ~やっぱり三回行動だよ。
三回行動イコール強敵。強敵イコール三回行動。ネドラと同じように全体攻撃ばっかりだし、イヤな思い出が蘇るよ。やっぱり状態異常もガンガン使ってくるんだろうな、キラポンがあってよかったよ。
ここから邪神の子が何かするのではないかと頭をよぎったけどさすがにそれはなかった。セーフセーフ。なんとかみんな生き残ったな。
現状一刻も早く回復したいところだが、ここは早めに勇者の役割を果たしておこう。モブの言っていた通りに勇者のつるぎを高く掲げると、まばゆい光が暗闇を引き裂いた!
このポーズはローシュを描いた壁画にもあったね、勇者かガンダムにしか許されないやつだ。
すると邪神が放っていた闇のオーラが消え去り、体が緑色に変化。鳥山明先生の強い敵キャラといえば!みたいな雰囲気が出てきた。
よく見るとマスクの奥に素顔が見えるな。不気味さもあるんだけど、初めてタモリさんのサングラス越しに素の目を見てしまったときの気まずさみたいなものも感じる。
それはともかくこれでまた一歩攻略に近づいた。とは言うものの、そもそも闇のころもってどんな効果だったんだろう…意外なところで謎が残ってしまった。
少し気になるところだが先へ進もう。闇のころもを剥がすとなぜかまたすぐにロフィのターンだったのでとりあえずベホマズンでダメージを一気に帳消し。ズルいなこの呪文。
そして待望のカミュの番!
予定とは少し違うが、分身からのデュアルブレイカーで全体攻撃!画面全体にわたるヒットマークが痛快!
これによって邪神の子は一気に消滅。彼らが何をする予定だったのかちょっと気になる…この短時間で二つ目の謎が…。
さらに悪い効果にかかりやすくなり、その上マスクが壊れて素顔の一部が露出した。邪神らしい性格悪そうな目をしてやがる。
長年大事に使ってきたマスクを壊されてトサカにきた邪神はついに状態異常技「けがれたきり」を使ってきた。
が!ここでキラキラポーンがその存在感をいかんなく見せつける!どんな状態異常にかけるつもりだったのかは知らないが、邪神渾身の搦め手は全く効果を成さなかった!ちなみにシルビアは自力で避けた。えらい。
ただその後のバギクロスはセーニャのそれとは比較にならない威力でやっぱり気が抜けない戦いは続く。
ダメージが大きく、キラポンだって長くは続かない。となればやはり短期決戦を狙い、ダメージを取れる時に取っておこうとなった。
ということでシルビアがセーニャにピオラをかけたところでメンバーチェンジ。相手に悪い効果がかかりやすいうちにルカニを使えるベロニカをリリーフ。彼女はバイキルトも使えるし、さらにイオグランデによる全体攻撃もある。かなり攻撃寄りの継投だ。
その後、2度目のビースト分身ブレイカーとロフィのギガブレイクが決まったところで邪神のマスクは完全に崩壊し、その素顔が白日のもとに!
なんだかMOTHERのポーキーをさらにこじらせたような顔してる。黒いフクロウのままなら可愛かったのに。
そこからは「けがれたきり」と「あやしく光るひとみ」による怒涛の状態異常攻撃を仕掛けてくるが、やはりキラポンがこれをシャットアウト!ベロニカは自力で避けた。えらい。
「魔連弾」なる攻撃も使ってきたが、それは直前にかけていたスクルトで軽減に成功。素早くなったセーニャがベホマズンを使ってふたたびダメージを無かったことに。邪神が泣くぞ。補助呪文に手数を使っていたのでココで攻撃技を連発されていたら危なかったかもな。
ここで畳み掛けるべくビースト分身ブレイカーを放とうとするが、分身したところでカミュのキラポンとビーストモードが解けてしまった。
それでも幸いルカニがかかったままなのでそのまま押すと左腕を撃破!さらにロフィのギガブレイクで右腕も撃破!
いよいよ終わりが見えてきた!トドメを刺すべくカミュの装備を天命のつるぎに変更して分身、次のカミュの手番がお前の運の尽きだ!
しかしここで邪神が最後の抵抗をみせる!
ひとみがあやしく光ると、ピンポイントでカミュを眠らせた!ザメハを使えるのはカミュ以外にシルビアがいるが、ここでメンバーチェンジをしても先に手番が回ってくるのは恐ろしく速いカミュ。そうすればぶんしんは消えてしまう。
どうするか。このまま寝かせておくワケにもいかないし、かといって攻撃の手を緩めるワケにもいかない。回復するラスボスは今までにもいたし、こちらは補助呪文が解けつつあるからだ。さて、どうするか。
と、今までだったら悩んでいただろう!
でも今回はちゃんと回復アイテムを持っている!
ずいぶん長いことドラクエをやって、最後の最後でようやく覚えた「事前の対策」がここで活きたな。
「超万能ぐすり」も持っていたけど、適当に割り振った「めざめの花」も持っていたのでそっちを使ったぞ。そういうところが本当に自分らしいと思う。
さぁ、コレが最後だ。お前の罪を数えろ。
巨大な邪神に真っ向から対峙し、今にもその剣に手をかけようとしているアニキ。カッコいいね。勇者みたいだね。
そしてカミュが懐に飛び込み、目にもとまらぬ六連斬が鋭く走る!
邪神、墜つ!
想像していたよりもずっとスピード決着だったな。事前に準備をしていたビーストモードが効いたね、これが無かったら単純に二倍はターンがかかっていたんだから。
やっぱり準備はとても大事だ。これは教訓だね。
過ぎ去りし時を求めて
咆哮をあげて崩れ落ちる邪神。二度も勇者に敗れたことはかなりこたえたらしい。しかし、「光が闇を凌駕することはない」と不敵な笑みを浮かべると、長嶋茂雄の引退スピーチみたいなことを言い残してその体が崩壊を始めた。
これはまたあの黒いフクロウ形態になってどこかで生き延びるということだろうか。死の間際まで余裕かましやがって…。
だがどうやらヤツの思う通りにはならなかったようだ。
崩壊していく彼の中からまばゆい光が溢れ出す。闇から生まれ、闇を求めて悪逆非道の限りを尽くしてきた邪神の体を目も眩むような光が蝕むと…。
大爆発を起こした!このクライマックス感!
これはいったい何が起きたんだろう。なんで体の中から光が?もしかして闇のころもを剥がしたせいなのかな?
よくわからないが何かにしがみついてるベロニカはかわいい。
爆発から逃げ切って謎の空間の外へ出ると太陽も爆発!
闇に包まれていたロトゼタシアは光を取り戻した。なかなかお目にかかれない空の色に太陽の名残の光が散ってとても幻想的。
平和が戻ったんだな。長い旅と、もっと長い邪神との因縁の戦いは終わりを告げた。そのことに仲間たちも感慨に浸るばかりだ。
その中でロフィは気にかかっていることがあるようだった。
懸念していた紋章見えない問題が発生しているが、じっと左の手の甲を見つめる彼の気持ちをベロニカが聞き出すと、みんなもロフィの想いを汲んでくれた。
そう、ロフィは「彼女」を助けてあげたかったのだ。
それは賢者セニカだ。
時を超えた勇者たちの戦いは終わったが、彼女だけは記憶もないまま時の流れに飲み込まれたままだ。
そんな彼女を救うためにロフィはその左手を差し出すと紋章が輝き、それに呼応するように番人の体が虹色の泡に包まれて…。
セニカは元の姿を取り戻した!あっけない!ケトス覚醒の時はこの方法を思いつかなかったのか!
突然のことに同様しているセニカにロフィは勇者のつるぎを差し出す。まさか!今この段階で再び時のオーブを壊そうってのか!最高の結末を迎えた今の世界も放り出すのか!
セニカが勇者の紋章に触れると、それはセニカの右手に移動する。つるぎを扱うための勇者のチカラを分け与えたってコトだよね。この世界にはもう勇者は必要ない、そう考えるととてもいいシーンだな。でも自分はこの世界がどうなっちゃうのか心配で仕方なかったよ!
そんな自分をよそにセニカは時のオーブへつるぎを振り下ろす。オーブが砕けて光があふれ、時を渡るその直前に微笑んでみせると…。
彼女は消えてしまっていた。もちろんオーブはバラバラだ。ただ今回は剣は壊れなかったみたい。
剣が地面に落ち、どこからかセニカの感謝の声が聞こえて…それで終わりだ。この世界に変化はなく、しかしセニカは時を遡った。
なんだか最後に難しいイベントが起きたな。
結論を言うと、エンドロールで彼女がローシュに再会できたことが明らかになった。
この世界の時間は壊れていないようだし、単純にセニカだけが元いた時代に戻ったんだろうか。
だとすれば、ロフィが時を戻る前のカミュたちは今もウルノーガを倒した時間に生きているのかな。その時間を壊して、つまりは無かったことにして、もう一度ここまでやり直してきたのかと思ってたんだけど。
もう一つ疑問がある。セニカの戻った時間と今の時間は連動しているのかな?
きっとセニカはウラノスを裏切らないようにするだろう。でもそうしたら邪神はあの時に滅ぼされていたハズで、ロフィたちの出会いも旅も無くなってしまうハズ。
それとも歴史を変えないために同じ結末を甘んじて受け入れたんだろうか。それはとてもいたたまれない事だけれど、ローシュとの再会を果たせたから悔いはないと割り切ってくれたのかな。
まぁ考えても結論は出なそうだけど、なんであれ、過ぎ去りし時を求めて最高の結末を得たロフィたちのように、同じ事をしたセニカも幸せな最後を迎えてほしいものだね。
ドラゴンクエスト
平和が戻り、それぞれの故郷で平穏な日々を過ごすことになった勇者一行。そんな、いつもと変わらないとある日のこと。ロフィは可憐な妻と過ごす遅めの朝を迎えていた。
その妻が村のみんなにあいさつをしてきたら?と、よくわからない提案をしてきたのだが、特にやることもなかったので言われた通りにすることにした。多分、あんまり反発しないのが家庭円満の秘訣な気がするし。
あの日からまだ数日か長くて数週間といったところなのだろうか。
村の人たちはまだ平和を当たり前のものだとは思っておらず、そのありがたみを噛み締めるようにして暮らしていた。あとロフィのことめちゃ褒めてくれてる。フフフ。
それと仲間たちの話も少しだけ聞くことができた。カミュはデクに書いた手紙の中にロフィのことを盛り込んでいてくれたぞ。たしかマヤと旅をしてるんだよな。時をさかのぼってモンスターを仲間にしたり合成したりしてなきゃいいんだが。
ルパスが再婚する話、喜びの歌を歌うムンババ、そこから見える故郷と命の大樹、平和ボケしたダジャレ。そんなものを味わいながらただひたすらにブラブラし続けるのが楽しかった。
この雰囲気のまま畑でも耕しながら暮らすスローライフゲームでもやりたい気分だったが、どうやらそういうワケにもいかないらしい。村の入り口にちょっとした嵐が到来していた。
スーパー軽い感じで訪ねてきた彼女たちは、生活にハリのないロフィのために軽い冒険をプレゼントしにやってきたのだった。
その目的は、かつてセニカがそうしたように勇者のつるぎを命の大樹に納めに行くというもの。
フルメンバーではないとはいえまた仲間と旅ができるということが嬉しくって二つ返事でオッケーしました。このゲームは本当に仲間の魅力がトコトン強いゲームだったなぁ。
そういえばベロニカってもうその体のまま行くことにしたんだっけ?ウラノスもあのペンダントをくれてやればよかったのに。
ということで出かけることは決定したんだけど、さすがに新婚の女房に報告せずに行くのはマズイかなと思ったので一応報告。
呆れながらも了承してくれるフトコロの深い妻を持ってロフィは幸せ者だな。ただ、できるだけ早く帰ってくるように釘を刺された。その理由は大黒柱だということもあるんだけど…。
ロフィお前いつの間に…!
と思ったら愛犬ルキのことでした。おちゃめワイフめ。
そんなこともありつつ、モンスターの出なくなったロトゼタシアをピクニック感覚で冒険。虹の橋を渡って大樹のふもとまでやってきた。
道中はカットされてたけど、きっと冒険の思い出とか近況について話しながらの和気あいあいとした旅路だったんだろうな。ココで話を聞いたぶんだとセーニャの方がまた冒険したがってるのがなんだか印象的だった。
それとスクショのキミ、結局名前がわからないままだったな。
そして幾度も訪れた神域へ再び足を踏み入れる。
ベロニカがここに来るといろいろ思い出すと言っていたけれど、こっちはもっといろいろ思い出してるよ。
セーニャはというと大樹の魂の光に何か感じるものがあったのか、神話の一節を話し出した。この世界はもともと闇に覆われた死の大地で、そこへ命の大樹の光が降り注いだことで命豊かなロトゼタシアが生まれたというものだ。
それはこの後のエンディングムービーに関連があるんだけど、ここから先は録画禁止区域!
公開して欲しくないってことだろうし、ザックリとだけ書いておきます。
つるぎを納めようとしたその時、あたりが光に包まれて「聖竜」が姿を現しました。
それは「あるもの」の正体で、聖竜と名前がついている武器や連携技はあれど、物語にはほとんど出てこなかったこともあって驚いたな。神の民の壁画でチラッと出てきた程度だったから。
彼は話を続けました。かつて自分に何があったのか、そして何をしたのか。ここがすごく重要なんだけど…。
聖竜はさらに言葉を続けます。ロフィは先代勇者ローシュも成し遂げられなかった偉業を達成し、ロトゼタシアを救いました。
それによってロフィはとある「誰もが知っている伝説の勇者」として語り継がれていくことになったのでした。この旅はその誰もが知っている勇者の冒険譚だったのです。
そして聖竜からとある頼みごと、言い換えれば「クエスト」を受ける形で物語は幕を閉じます。その後に映し出されたのは、初代ドラゴンクエストの主人公らしき人物が勇者のつるぎを手にりゅうおうの城に挑まんとする姿でした。
スタッフロールでは歴代ドラゴンクエストの名場面が映し出され、ローシュとセニカの再会が描かれて…最後にロトゼタシアの伝承が記された本が閉じられます。本を読んでいた主は我が子に声をかけました。
起きなさい、今日はお前が初めてお城に行く日だったでしょう。
「ドラゴンクエスト」
「過ぎ去りし時を求めて」
おしまい。前回 攻略日記57 「最後の試練」の書
初回 攻略日記01 「神の岩にて」の書
0 件のコメント :
コメントを投稿